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STEM保育(保育アーカイブ)

タンポポの綿毛

2019/04/23

4月23日その2

【たんぽぽ】
先週、歩道橋を渡って柳原通りを散歩していた時、街路樹の根元にタンポポを見つけた話は、先週お伝えしました。その時、Aくんが、しゃがみ込んでにっこり微笑んで、綿毛を見つめていました。私はその食い入るように見ている姿から、それを保育園でもじっくり観察できるようにしてあげたい、そう強く思ったのです。 この私のモチベーションは、目の前の子どもの姿から動き出すものであり、指導案から動き出すものではありません。どの子にも体験させたいカリキュラムが先にあるのではなく、一人ひとりのその子にとって、切実な課題やテーマから動き出すものです。私が考えていることに誘導するのではなく、子どもが見つめているその先に、私の興味も向けるのです。具体的には、たんぽぽの綿毛です。
【選択】
朝早く、近所の公園から、花の状態のものや、これから綿毛になろうとしているものなどを採取してきました。本来なら、散歩先から保育園に持ち帰ってくればいいだけのことですが、それがままならない環境にあるから、ちょっと工夫が必要です。たんぽぽの綿毛をドライフラワーにして、透明な瓶の中に入れれば、いつまでもじっくりと観察できます。今日はそのやり方を見てもらいました。ゾーン遊びの一つとして、私の絵本による説明と綿毛観察を、やってみたい子だけが選択しました。
【綿毛が開いた!そして・・・?】
お昼寝から目覚めた頃、ビンの中で綿毛が大きく開いていました。それを発見したAくんの喜び様といったらありません。絵本と見比べながら、この綿毛がどうやったらまた黄色いタンポポの花になるのか、彼の興味は今日、そこにたどり着きました。綿毛はたんぽぽの種の集まりです。そこからどのように根が出て芽が出るのでしょうか。私もそれを見てみたいと思います。(ひらがなのたんぽぽ、カタカナのタンポポ、どちらも捨てがたいので両方使わせてもらいます)

レモンの木

2019/04/23

【レモン】
まずは昨日、月曜日の話から。土曜日に持ち込んでベランダに置いておいたレモンの木を、園児全員に見せました。幼児もレモンは知っていても、レモンの木は、 誰も見たことないようでした。目を輝かせて、私の話を聞いています。
「レモンって、こんな風に、木になってるんだね。面白いね。今ちょうど食べごろだから、今から切るよ。こうすると、栄養が葉っぱのほうに行くようになって、芽が出て花が咲いてそしてまたレモンの実がなるんだよ。また、レモンがなるように大事に育てようね」と話すと、「うん、やる、やる!」といった意欲満々の表情が返ってきました。
【数を数える】
今度は私はレモンの木には「いくつ実がなっているかなぁ、数えてみようか。いち、にい、さん、し、ご。5だね。5個もレモンがなっているね」と、数に注目して話しました。
わい、らんの子どもたちは難なく5まで数を声に出して「数える」ことができそうです。これをカウンティングといいます。この、私との会話の中で子どもたちは、小学校以降に学ぶ「算数」の数の単元を学んでいることになります。実物のレモンに対して1、2、3と言う数詞が対応することを、順番に声に出して空で言えるようになること。こういうことがとても好きな時期です。今日はそのレモンを輪切りにして、中を見ました。
【季節感】
暖かくなると、ちょうど摘果の時期が来る果実といえば、ミカンなどの柑橘系の果物です。確かにレモンも柑橘系ですが、この時期だったっけ?と、ピンと来ませんでした。そこで調べてみると、レモンは秋から冬を通り越して春まで出回っていて、あまり季節感がない理由ががわかりました。
園庭がなくても、近くに公園がなくても、なんとか季節感あふれる生活にしたい。そう思って、土曜日に用意したものがあります。それは透明なビンとシリカゲルと絵本です。保育は大人が経験させたいと思う方へ子どもを誘導するのではなく、子どもが興味を持ってやりたがっている事を実現させる中に、発達を保障できるように環境を用意することです。(つづく)
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