■就寝は「遅くとも9時までに」と
子どもの心身(心と体)の、健康な発達のためには、適切な睡眠覚醒サイクルが重要ななことがわかっています。よく言われる「早寝早起き」のことです。今日の全園児対象の健康診断を終えて、園医さんからその結果報告を伺いました。その話のなかで「就学まえの幼児は夜8時に、遅くとも9時までには寝かせてほしい」といわれました。うちの園が2時間延長の夜8時30分まで開園していることは、ご存知です。それでも、睡眠と覚醒のリズムが、子供の発達に大きな影響を与える事を考えれば、そうしてほしいとおっしゃるのです。
■日本で初めての小児神経科の園医さん
1973年に日本で初めて小児神経専門のクリニックを開業したのが、瀬川昌也先生。2014年に他界されました。瀬川先生は「小児神経科」が診断を確定できるには「小児神経学」の研究が必要との考えから、臨床研究を世界的に展開し、睡眠サイクルの乱れが、ある病気の要因になっていることを突き止めた(瀬川病)のでした。その医療姿勢を受け継いでいるのが「瀬川クリニック」です。
今日の全園児健診で、身体所見には問題がなくても、神経科医から診察すると、気がかりな面も診えてくるといいます。もし自分の子どものことで気がかりなことがあれば、優先的に診察してもらえます。担任まで、ご相談ください。