MENU CLOSE
TEL

2024年 6月

「しずくレストラン」家族で晩御飯

2024/06/28

今日は「しずくレストラン」でした。今年1月12日に続き2回目です。メニューは前回と同じです。参加された方も前回と同じくらいで約30家庭でした。2回目なので調理サイドの準備も、利用された保護者家族の皆さんも慣れた感じで、うまくいきました。ありがとうございました。

このレストランは、保護者主体でできた家族コミュニティ「しずくの会」とのコラボで成立しているものです。忙しい保護者の皆さんに、家族で夕食でも食べて、懇親を深めてもらい、帰ればお風呂に入って寝るだけ、という過ごし方にちょっとだけでしょうけど「ホッとしてもらい」という趣旨です。本当にささやかな「しずく」の一滴のような時間ですが、楽しんでもらえたら嬉しいです。

また、先生たちにも夕食を食べてもらったので、クラス担任との懇親になったテーブルもありましたね。

理想は毎月1回ぐらいできるといいでしょうけれど、現在の園のポテンシャルではこれが限界です。ここからどうやっていくか、みなさんと知恵を出し合ってきましょう。

東京すくわくプログラムの求めるもの

2024/06/27

東京すくわくプログラムの話の続きです。この図を見てもわかるように、すくすく成長する部分と、わくわく探究する部分の二つのことがあるように感じます。説明会の動画を拝見しても、一人での成長のことと協同性のことがピアジェとヴィゴツキーの名前を出して説明されています。私たち保育関係者にはお馴染みの遠藤利彦先生による解説です。

さて、この二つのすくすくとわくわくですが、実践事例を見ると、この二つのことは一体なものとして捉えることが大事だということがよくわかるのですが、その一方で、実践事例を見る限り、わくわくする探究場面が前面に出ているように見えます。そこで、すくすくの方を前面に出す養護的な実践も提案してみたいものです。子どもの自分自身へのケアリングのような側面、とでも言えばいいでしょうか。

また秋田喜代美先生がわざわざアトリエを例に出して「ただコーナーを用意すればいい」というものではない、ということを強調されているのですが、その話は昔、コーナー保育が流行った時代に、ただ子どもをコーナーで遊ばせておけばいいというものではない、と批判されたことを思い出します。

この話は私の法人の藤森平司理事長が現在の新宿せいが子ども園で、コーナーという呼び方と併せて、子どもが遊び込んでいる姿を、スポーツ選手などが「ゾーンに入っている」と言われることを喩えにあげて、ゾーンと呼ぶようになったことと似ているなあ、と思い出しました。

遊び混んでいるとき、子どもは自分でちょっと先の目的を達成したくて、一生懸命、考えたり、試したり、工夫したり、しています。それはそれは熱心な取り組みようで、これと同じような感じで学校でも学びが続くといいのに、と思います。そのように考えると、東京すくわくプログラムは、子どもたちがゾーンに入ったかのように遊んでいる、その試行錯誤している問題解決過程のようなプロセス部分を、丁寧に読み取って、可視化して、子ども一人が何に気づき、何を思っているのかを、明らかにしてほしい、というプログラムだと理解していいかもしれません。

さらにそのプロセスには、子どもの主体性に重心はあるにしても、先生が子どもの姿を見て、さらにうまく発展できるように支え発展させていく援助として対話や示唆やモデル提示などなどがあってよく、同時に子ども同士の対話や協働がおきながら、探究が深まっていくような環境の再構成との関係を明らかにしていこう、そういう提案なんでしょう。

 

遊び・学び・探究の関係は?

2024/06/26

前までは頭の中に円(サークル)が3つありました。大きな円は遊び性が充満した生活です。その中に学びという円があります。そして、3番目の、この円はどこに位置づくのだろう?と思っていた言葉があります。探究です。保育所保育指針には満1歳以上の5領域「環境」に探究心という言葉が出てきます。赤ちゃんの頃から探究はしているということなのでしょう。(ちなみに探究なのか探求なのか、あたりも昔、散々調べたことがあって、指針や要領は探究心が使われているので、迷った時は「探究」にしていますが、当然、少し意味が違うので使い分けています)

話を戻すと、東京都が今年度から「東京すくわくプログラム」というプロジェクトを立ち上げて、乳幼児の成長発達に資する活動に補助することになったのです。その条件というのが色々あって、私なりに突き詰めると「子どもが探究しているか」ということになりそうです。

遊びでもあり、学びでもありさらに「探究」ということに絞ってきた経緯は想像がつきます。

学びには広さや深さの違いあるという前提にたてば「主体的で対話的で深い学び」を目指そうということになります。学びには主体的であるか、協力したり対話したりしているか、そうやって深い学びである探究になっているか、ということでしょう。

そこで冒頭のベン図で考えると、遊びという大きな円の内側に探究という学びが含まれているということになるのでしょうか。でも私はそういう静的な単純なものではなくて、もっと入り組んだ関係、本人からすると生成変化のプロセス過程で生じる、とりあえずそう見えてくる一区切りの位置付け直し、のように思えます。ここからここまでの活動が探究で、それ以外の時間や活動はそうではない、みたいなものではないでしょうから。

ダンゴムシのお世話も1か月 7自然との関わり・生命尊重

2024/06/25

今日の幼クラスのブログから。幸せなダンゴムシたちのお話です。子どもたちの「お世話の中にみられる探究の姿」です。

・・・・

5/24にご紹介したダンゴムシのおうちづくり。そこからお世話が始まり、6/25の1ヶ月経った今日も、ダンゴムシのお世話が続いているYくん・Sくんです!

保育園に登園する道中でダンゴムシを捕まえてきたり、赤ちゃんが出来たりして、数が更に増えました。

そのため、少し前に虫かご(おうち)を少し大きめのものにかえ、毎日お世話をしています。

 

今日は死んでしまっていたダンゴムシを2匹発見。そのうちの1匹は体が2つに割れてしまっていました。

「なんで2つにわかれちゃったんだろう?」「だれかがお腹がすいて食べちゃったのかな?」「餌はあるけど..少なかったのかな?」と真剣に考える2人。

(何か絵本にヒントがかいてあると思ったのかな?)初めておうちをつくったときの絵本をひろげはじめました。

 

2人で仮説をたてながら話し合いがくりひろげられていました。その様子をそ〜っと聞きながら見守っていました。

・・・「先生!餌が足りないかもしれないから外に取りに行きたい!」と2人。

そこで、玄関付近に出て石や枯葉を拾いに行きました。FちゃんRちゃん、Aちゃん、Yくん、Aくんも一緒に♪

そこでFちゃんが「緑の葉っぱは食べないから枯葉ね〜」とアドバイスしてくれていました。

(亡くなってしまったダンゴムシは埋めました。埋める場所も、”アリが多いから食べられちゃうからここはだめ” 等とみんなで場所を考えていました。)

餌をgetすると、「ダンゴムシさん待ってるからはやく戻ろう〜急ごう!また誰か食べられちゃうと大変!」とYくん。急いでみんなで3階へ向かいました。

Sちゃん・Yくんに育てられたダンゴムシはとってもしあわせですね🥲✨

そしてなんと、、赤ちゃんも誕生していました✨

(お腹にぷつっとある白いものです)

以前も何匹か赤ちゃんダンゴムシが誕生しているのですが、久しぶりに見せてもらうと、その子たちも大きく成長していました!

「赤ちゃんたち、大きくなったね〜」と微笑む2人。

写真の下にある葉っぱも全部綺麗に食べられていて、「葉っぱ全部食べてる!」と嬉しそうにしていました。

まだまだ生き物を捕まえてきても、そのままになってしまっていることも多い現実がある中、生き物の「命」とも対等に 真剣に向き合い、亡くなってしまった悲しさを感じたり、誕生したり成長した喜びを感じたり、素晴らしい姿だな〜と感心しました。

・・・・

〈幼児期の終わりまでに、育って欲しい10の姿〉

7 自然との関わり・生命尊重

素敵な飼い主たち..♡

2024/06/25

5/24にご紹介したダンゴムシのおうちづくり。そこからお世話が始まり、6/25の1ヶ月経った今日も、ダンゴムシのお世話が続いているゆうりくん・そうたくんです!

保育園に登園する道中でダンゴムシを捕まえてきたり、赤ちゃんが出来たりして、数が更に増えました。

そのため、少し前に虫かご(おうち)を少し大きめのものにかえ、毎日お世話をしています。

 

今日は死んでしまっていたダンゴムシを2匹発見。そのうちの1匹は体が2つに割れてしまっていました。

「なんで2つにわかれちゃったんだろう?」「だれかがお腹がすいて食べちゃったのかな?」「餌はあるけど..少なかったのかな?」と真剣に考える2人。

(何か絵本にヒントがかいてあると思ったのかな?)初めておうちをつくったときの絵本をひろげはじめました。

2人で仮説をたてながら話し合いがくりひろげられていました。その様子をそ〜っと聞きながら見守っていました。

・・・「先生!餌が足りないかもしれないから外に取りに行きたい!」と2人。

そこで、玄関付近に出て石や枯葉を拾いに行きました。ふみちゃんやりょうちゃん、あやかちゃん、ゆいとくん、あまねくんも一緒に♪

そこでふみちゃんが「緑の葉っぱは食べないから枯葉ね〜」とアドバイスしてくれていました。

(亡くなってしまったダンゴムシは埋めました。埋める場所も、”アリが多いから食べられちゃうからここはだめ” 等とみんなで場所を考えていました。)

餌をgetすると、「ダンゴムシさん待ってるからはやく戻ろう〜急ごう!また誰か食べられちゃうと大変!」とゆうりくん。急いでみんなで3階へ向かいました。

そうちゃん・ゆうりくんに育てられたダンゴムシはとってもしあわせですね🥲✨

そしてなんと、、赤ちゃんも誕生していました✨

(お腹にぷつっとある白いものです)

以前も何匹か赤ちゃんダンゴムシが誕生しているのですが、久しぶりに見せてもらうと、その子たちも大きく成長していました!

「赤ちゃんたち、大きくなったね〜」と微笑む2人。

写真の下にある葉っぱも全部綺麗に食べられていて、「葉っぱ全部食べてる!」と嬉しそうにしていました。

まだまだ生き物を捕まえてきても、そのままになってしまっていることも多い現実がある中、生き物の「命」とも対等に 真剣に向き合い、亡くなってしまった悲しさを感じたり、誕生したり成長した喜びを感じたり、素晴らしい姿だな〜と感心しました。

 

カブトムシをA保育園へお届けに

2024/06/19

保育園で生まれたカブトムシをアイグラン保育園東神田にプレゼント。気温が上がらないうちに、子どもたちと届けに行きました。

とても喜んでもらえたようです。届けに行った、喜んでもらえた。そんな満足感があったようで、帰り道は足取りも軽かったようです。

これまで公園で出会うことはありましたが、保育園の中には入れてもらったのは初めて。こんど一緒に遊ぼうと約束してました。和泉小学校で一緒になる子もいて、就学に向けて仲良くなれるといいですね。

三段ギアがありそうなメダカの動き

2024/06/18

メダカは3段階のギアをもっていそう。低速で漂う感じのユラユラ。その軌道は曲線やモジャモジャの毛糸のよう。ときどき高速でスーイ、スーイ。こちらは直線。ツーッと糸をひく感じ。さらに、なにか危険を感じたようなときの目にも止まらぬ速さ。一瞬で「どこへいった?」と、パッと消えてしまう。

メダカの赤ちゃんをみていたら、だんだん自分がメダカになったようなら気がしてきました。水面と底と水草の中とを、そこにそうやっていることが、まだ赤ちゃんだから未熟であるとか、大きくなったらもっと熟達するだろうとか、そういうことではなくて、すでにそうなっているようになっているという感じ。

(写真が2匹に見えるのは水面に写っているから)

毎年、この時期にメダカの稚魚と卵を送ってくださる方がいらして、子どもたちのメダカの観察が始まっているのです。

今年は流水はやめて、ただの水草だけにしてあげています。どうも流水があると、それに逆らって泳ぐので疲れてエネルギーが足りなくなって息絶えてしまうらしいのです。

そう考えると川の流れないたまり場のようなところでメダカは生まれて育っていくのですね。

それにしても、こんな小さなからだにも実に不思議ないのちが、絶妙な環境の平衡のゆらぎの中で生きているのですね。

 

top