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10の姿(保育アーカイブ)

ダンゴムシのお世話も1か月 7自然との関わり・生命尊重

2024/06/25

今日の幼クラスのブログから。幸せなダンゴムシたちのお話です。子どもたちの「お世話の中にみられる探究の姿」です。

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5/24にご紹介したダンゴムシのおうちづくり。そこからお世話が始まり、6/25の1ヶ月経った今日も、ダンゴムシのお世話が続いているYくん・Sくんです!

保育園に登園する道中でダンゴムシを捕まえてきたり、赤ちゃんが出来たりして、数が更に増えました。

そのため、少し前に虫かご(おうち)を少し大きめのものにかえ、毎日お世話をしています。

 

今日は死んでしまっていたダンゴムシを2匹発見。そのうちの1匹は体が2つに割れてしまっていました。

「なんで2つにわかれちゃったんだろう?」「だれかがお腹がすいて食べちゃったのかな?」「餌はあるけど..少なかったのかな?」と真剣に考える2人。

(何か絵本にヒントがかいてあると思ったのかな?)初めておうちをつくったときの絵本をひろげはじめました。

 

2人で仮説をたてながら話し合いがくりひろげられていました。その様子をそ〜っと聞きながら見守っていました。

・・・「先生!餌が足りないかもしれないから外に取りに行きたい!」と2人。

そこで、玄関付近に出て石や枯葉を拾いに行きました。FちゃんRちゃん、Aちゃん、Yくん、Aくんも一緒に♪

そこでFちゃんが「緑の葉っぱは食べないから枯葉ね〜」とアドバイスしてくれていました。

(亡くなってしまったダンゴムシは埋めました。埋める場所も、”アリが多いから食べられちゃうからここはだめ” 等とみんなで場所を考えていました。)

餌をgetすると、「ダンゴムシさん待ってるからはやく戻ろう〜急ごう!また誰か食べられちゃうと大変!」とYくん。急いでみんなで3階へ向かいました。

Sちゃん・Yくんに育てられたダンゴムシはとってもしあわせですね🥲✨

そしてなんと、、赤ちゃんも誕生していました✨

(お腹にぷつっとある白いものです)

以前も何匹か赤ちゃんダンゴムシが誕生しているのですが、久しぶりに見せてもらうと、その子たちも大きく成長していました!

「赤ちゃんたち、大きくなったね〜」と微笑む2人。

写真の下にある葉っぱも全部綺麗に食べられていて、「葉っぱ全部食べてる!」と嬉しそうにしていました。

まだまだ生き物を捕まえてきても、そのままになってしまっていることも多い現実がある中、生き物の「命」とも対等に 真剣に向き合い、亡くなってしまった悲しさを感じたり、誕生したり成長した喜びを感じたり、素晴らしい姿だな〜と感心しました。

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〈幼児期の終わりまでに、育って欲しい10の姿〉

7 自然との関わり・生命尊重

大事に育てたものを分けてあげる姿から感じる育ち

2024/06/04

この手のひらの上のもの、なんだと思いますか?

年長のKくんが「これ、見て」と見せてくれました。保育園でさなぎになっていたある昆虫が、先週末から続々と土の中から姿を現しました。そうです、カブトムシの脱皮した「抜け殻」です。彼は虫が大好きで、幼虫の頃から大事に育ててきました。枯葉を食べて蛹になるまでにとれたフンの量もこんなにあります。多分全部で40匹以上はいるんじゃないかと思います

そして生まれたばかりのピカピカのカブトムシをカゴに入れて「にこにこさんにあげていい?」と聞いてきました。

先生がそうしたら?と促したわけでもなく、一つ下の2歳児クラスにプレゼントしたいというのです。頻繁にせっせと枯葉を取り替えてあげたり、噴霧器で湿気をあげたりしてきた大事なカブトムシを年下の子達にあげたくなるという思い。いいものを分かち合いたいという気持ちが出てくるもんなんですね。

お迎えの時にお母さんに、その話をしたら「最近、ちぐにの小さい子たちに興味があるようなんです」と彼の優しさを分かち合いました。主任は「生き物を飼っていて良かったですね。これも広い意味で協同性や社会性の育ちですよね。そういう環境を用意したから生まれてきた姿ですかね?」と語っていました。

<7自然との関わり・生命尊重><3協同性>

 

 

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