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2024年 7月

お泊まり会 2日目

2024/07/13

朝早く目覚めた子どもたち。朝の余裕ができたので、近くの柳森神社でラジオ体操をして朝食です。先ほど9時からの対面式が終わりました。昨日から今朝にかけての活動のスライドショー。大笑いをしながら見合いました。その笑いの中に、なんとも言えない「しんみり感」・・・言葉にできない裏話のような、この二日で感じた子どもの姿などから聞こえてくるメッセージ・・。

「あっという間に終わってしまった」という担任のつぶやきに、どこか寂しいものを感じました。毎年思うのは寝食を共にすると、ぐっと身近な感じがしてきて、一晩離れた親子の間もそうでしょうが、担任との間にも子どもへの愛おしさが増すようです。私のような立場でさえ、そうなのですから毎日を一緒に過ごす担任にとっては、なおさらでしょう。すいすい組の皆さん、子どもたちから、たくさん話を聞いてあげてください。

お泊まり会の初日

2024/07/12

今日は年長のお泊まり会です。年長7人が午前中は電車と都営バスを乗り継いで「足立生物園」に出かけました。ここは昆虫、魚類、両生類、は虫類、鳥類、哺乳類など約500種の生き物が飼育展示されており、主に蝶や江戸川にすむ生き物などを観察してきました。

お弁当を食べてスーパーで夕食の食材の買い物をして園に戻りました。休憩の後は神田岩本町の銭湯へ。男女別れて先生が付き添い背中を流し合いました。

夕食はリクエストメニューのトッピングハンバーガーと、流しそうめん、かき氷。その後屋上で手持ち花火を楽しんで、これから就寝です。今8時過ぎですが、雨になりましたが充実した1日を過ごすことができました。

保育園は厨房やキッチンもあり、お昼寝のスペースもあるので、基本的にお泊まりはあまり無理しないでもできます。これはいざという時の避難生活になった時の練習にもなります。

子どもたちは毎年行ってきたお泊まり会を、一つ上のお兄さんお姉さんたちから聞いており、とても楽しみにしている行事です。先ほど布団のところで記念写真を撮りましたが、ハイテンションで大騒ぎで、とても楽しそうです。寂しがる子どもはおらず、夏の楽しいお泊まりの思い出になることでしょう。

身体的コミュニケーションとしてのダンス(東京すくわくプログラム)

2024/07/11

今年は「東京すくわくプログラム」を始めています。保育園ではたくさんの活動が同時にいろいろ動いているのですが、大きくは三つのテーマにスポットを当てて、継続的に取り組んでいこうと考えています。その一つはこれまでも取り組んできたダンスです。ダンスというと、実に様々なものがあるわけですが、当園ではコンテンポラリーダンスを4年間続けてきたので、その強みを活かして、身体と環境(他者や空間や音楽も含む)の様々なかかわりの側面にスポットを当てます。

講師は皆さんご存知の青木尚哉さんです。赤ちゃんから年長さんまで、発達に応じたプログラムを開発してくださってきたので、これをさらに良くしていきながら、進めていきます。今日は昨日10日に行った活動を、青木さんを交えて振り返りました。昨日のダンスは動画や写真で記録しているのですが、これを元にできるだけ全職員で共有していきたいので、今後の進め方も含めてクラスごとに話し合いました。

今日の振り返りの目的は大きく二つありました。一つは「子どもの経験している意味」について、保育士からみえていることと、ダンサーの青木さんからみえていることを交流し合うことです。

子どもの気づきや試行錯誤の様子をどのように捉えたか、それを出し合うことで、子ども理解を深め、次の活動の手立てや方向性を明確にできます。今日はいろいろな視点が交わされたのですが、やはりもっと掘り下げてみたいのは「身体的コミュニケーション」とでも言ってよさそうなところです。

青木さんの言葉では「関係性遊び」という表現をされていました。「マネキンとデザイナー」は、一方がマネキンになってデザイナーが10回のカウントのリズムに合わせて、手足を1箇所ずつ動かしていく遊びです。手や頭や腰や足をゆっくりと優しく動かすのですが、その時に、動かしてもらうマネキン役も動かすデザイナー役も、相互に協働して動かしているのです。能動的に動かす方と受動的に動かされる方という区分ではなく、そこに身体を通じたコミュニケーションがあって、「こっちに動かしてみよう」「あ、そっちなのね、いいよ」という了解し合う意思疎通が生じています。

園生活には多くの身体的な接触があります。抱っこやおんぶ。膝に座ったり側にいたり。じゃれあい遊びや鬼ごっこのタッチや手繋ぎ。いろんな場面でいろんな接触があるのですが、幼児なら改めて自分やお友達の「からだ」にもっと意識的になってみること。手で腕を「触る」ということと「掴む」ことと「押す」ことは違う、そういうことも含めて体験していく遊びになっています。

乳児の場合は、先生や友達との心理的な距離や大人が醸し出す雰囲気、また好きな歌やダンス、なりきり遊びの種類などによって様々な体の動きが生じています。

もう一つ、どのクラスでも話題になったのは、これまでもそうだったのですが子どもによって「あ、それ面白そう」と思ってやることが異なっていること。この活動には赤ちゃんから年長さんまで、実に多くの動きや身体的接触のバリエーションがあるので、子どもから見た時の「面白そうだからやってみたい」と意欲的になるものと、そうでないものが含まれています。その選択は基本的に自由にしています。そばで見ている、別場所で遊んでいる、でもその時だけは参加する、といったことができることが前提です。

そこで、「もっとやりたい、今度はこうしてみたい」という子どもたちが多いので、その機会を増やして深まっていくように、活動プランを少し練り直すことになるかもしれません。例えば、その時の子どもの意欲を見て、小グループでの選択活動が週案に入ってくるイメージです。

また関わり方とその意味を深めるために、青木さんからまとまった時間を使って研修会を開きたいと思います。これには保護者の方も興味がある方は一緒に参加してもらおうと思います。できれば、小学校の先生もご招待したい。

そしてこれらの活動の振り返りは、資質・能力の三つの柱で子どもの姿を捉え直していくことになるのですが、非認知的能力でもある「学びに向かう力」の、いわばエンジンになるところがパワーアップしていくようになるといいな、と思います。探究の意欲が、いわば「身体的な関わりの美に向かう活動」の一つになっていくように。

今年もまた、アゲハの幼虫が見つかりました

2024/07/11

7月10日の朝、玄関のみかんの木に、今年もアゲハの幼虫が見つかりました。丸坊主になってしまったみかんの木を再生させるために、しばらくネットをかけて養生して守っていたのですが、それを外すとすぐに卵をうみに来たようです。

朝から見つけた子どもたちは、興奮気味に「アゲハの幼虫がいた!」と伝え合っています(というより、叫んでました!)今年もはらぺこあおむしの季節がやってきたようです。

 

祈り

2024/07/10

保育は祈り。

そんなふうに思える時があります。

七夕と、選挙の喧騒が過ぎて、少し寂しくなった、玄関。

願い事が書かれた短冊を整理しました。そこに書かれている願いの数々。今ではなく未来に託している言葉。ここにはまだない、こうであって欲しいという希望。子どもの、親の祈り。

先生の祈り。

「こんげつの おすすめの絵本」5月から始まって、今回で3回目。

カメ、カブトムシ、スズムシ、メダカ、トカゲなどの生き物の世話をしている主任の汗に光る尊い祈り。

子どもに呼ばれて手入れをしていた先生が離れたすきの、机の上にある鉢替え中のポトス。

キッチンの片隅に座り込み、声を出して、ゆっくりと『よるくま』を読んでいる女の子。お昼ご飯が終わった後のお皿を洗っている音が調理室から聞こえてきます。わたしの、祈り。

 

児童委員や主任児童員のことを知ってください

2024/07/10

児童委員や主任児童委員の方々は、子どものいる家庭に寄り添い、身近な相談相手、見守り役、専門機関へのつなぎ役として活動してくださっています。この千代田区にも49人(麹町地区21人、神田地区28人)いらっしゃいます。今年1月、創設30周年を迎えました。その全国組織から「知ってください!児童委員、主任児童委員」のチラシが届きましたので、ご案内します。

20240709 児童委員・主任児童委員

ちょうど、先月から今年1年間をかけて(年間8回)区内のすべての児童委員、主任児童委員の方々を園にご招待しています。今後、ご紹介、交流の機会をもてたらと思っています。

かるたづくりで、ことば遊び 【10の姿 8数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚】

2024/07/09

幼児クラスでなぜか先週から始まったカルタ作り。まず絵が完成。

そして、今週は読み札を作りはじめ、月曜と火曜で完成したようです。

「とけいはいろんなすうじがあるよ」「わたあめはくちのなかでふわふわする」「すいかわり じょうとそうまがわったよ」「たこはにんげんをまきつけちゃう」「そうめんはおとまりかいにたべるよ」・・

この活動を紹介している担任のコメント。

「Fちゃんが読み札作りをしているのを見て、Yくんもやりたいとやってきました。初めは、文字を書くことが難しく、大人が書いていたのですが、しばらくすると。

・・ひらがな表を見ながら挑戦。読み札は、その子らしさが出ている表現が多く、とてもほっこりしました。」

あの赤ちゃんだったこの子たちが、いつの間にか話せるようになり、絵本や紙芝居を読むようになり、そして今はひらがなを書き始めています。聞いて話して読んで書く。聞いたり話したりは、現在に現れて、すぐにに消えていきますが、読み札を読んでいると、文字は時空を超えた世界の出入り口になっているように思えますね。

⑧数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚

 

 

七夕飾にみるパターン化された造形のしやすさ

2024/07/08

当園ではハサミを制作で自由に使うのは当たり前でしょうが、意外と制限の多い保育園は多いものです。危なくないように、上手に使えるようになってくると、自分が好きなものを作るために必要な時にハサミを使いこなすようになっていきます。

毎年のことですが、七夕飾りは、提灯や短冊や輪つなぎなどを作るときに、「きる」と「はる」の基本形が登場するので、制作遊びの導入にもってこいの素材といえます。

提灯は輪にして一部に切り込みを入れるだけ、輪になる細長い四角形は直線ぎりでできます。素材が色紙なのでのりもつきやすく、最後に飾るという楽しみがあって、きれいに出来上がるまでを簡単なステップの組み合わせで達成できるのです。

そうやってみると、完成形がイメージされている造形遊びと、どうなるか分からない造形遊びがあって、どのどちらの要素も組み合わさって面白さがなりっていくのだろうな、と思えてきます。

 

七夕の日の日曜開放

2024/07/07

都知事選の七夕の日。日曜開放でした。和泉公園で遊んでいた卒園児の子どもたちも暑さを逃れてやってきました。連日の猛暑。外遊びもままならなくなった日本の夏。外で遊べない日でも、室内で運動や自然体験ができる保育空間は大事ですね。

最後は掃除までやってくださり、ありがとうございました。感謝。

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