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10の姿(保育アーカイブ)

浮いたせん1円玉はなぜくっつくのか?<10の姿: コ 豊かな感性と表現>ほか

2024/11/14

年長さんになると、小学校の理科でやるような実験器具がとても魅力的らしい。落としても割れたりしない、幼児用の試験管やビーカー、フラスコ、顕微鏡などがセットになった箱を用意すると、「それやりた!」となります。

今日は子ども方から「一円玉を浮かべて、くっつくやつをやりたい」と言い出したので、やってみることにしました。どうも最近、テレビでみたらしいのです。メンバーは事務所のお手伝い保育チーム(SNくん・NMさん・TMくん)の3人。実験や探究をするには、ちょうどいい人数なので、図らずも園長によるSTEMタイムになりました。

みなさんもやったことがあると思いますが、意外と浮かばせるのは難しいものです。今日は試しに、100円玉、50円玉、10円玉、5円玉もやってみたいというので、やってみたところ、やはり1円玉しか浮きませんでした。一円玉はたしかに近くに浮かべると寄っていってくっつきます。

「おもしろいね、どうしてだろう?」と私が言うと、M くんが「流れができるんだよ」と。たくさん浮かべては、底に沈んだ一円玉を取ろうとして、せっかく浮いたのがまた揺れて沈んでしまいます。そういったことを散々繰り返した後で、今日はおしまいにしました。

ついでに1万円札、五千円札、千円札もみせて、うかべてみる?と聞いてみたら「いや、いい、いい」「破れると大変」などといって遠慮します。ほんとうはどうなるかやってみたかったのですが、家でやりたがると迷惑だろうと、今回はやめました。

実験セットを使いたがっていいて、こどもたちはもっと何かしたいというのでマーブルチョコレートの周りのコーティング部分で色水をつくることに。フラスコやシリンダーに同じ色を数えて入れて、水をスポイドで入れて振って溶かしてみると、簡単に色水で画用紙に絵を描いてみた。

ストイドでいれた水が多かったので、うす〜い色水になったのですが、「いいにおいがする」と、画用紙に塗るというよりも、垂らしたり流したりして、色の変化と香りを楽しんでいました。

(10)豊かな感性と表現

心を動かす出来事などに触れ感性を働かせる中で,様々な素材の特徴や表現の仕方などに気付き,感じたことや
考えたことを自分で表現したり,友達同士で表現する過程を楽しんだりし,表現する喜びを味わい,意欲をもつよう
になる。

(6)思考力の芽生え
身近な事象に積極的に関わる中で,物の性質や仕組みなどを感じ取ったり,気付いたりし,考えたり,予想したり,
工夫したりするなど,多様な関わりを楽しむようになる。また,友達の様々な考えに触れる中で,自分と異なる考えがあることに気付き,自ら判断したり,考え直したりするなど,新しい考えを生み出す喜びを味わいながら,自分の考えをよりよいものにするようになる。

ボール投げで新記録?野球遊びのたまもの<ア 健康な心と体>

2024/11/07

バットを振ってボールに当てている年長さんの姿をみて、千代田区の担当者が驚いていました。のびのびと野球を楽しんでいる年長さんと年中のYくん。今日は体力・運動能力測定のために、旧今川中学校の校庭へ出かけました。普段から野球ごっこを楽しんでいるので、ボールを投げたり打ったり、走ったりはお手のもの。というわけで、測定のボール投げは軒並み8メートル前後を記録。1メートルごとに引かれていた線は10メートルまでしかなく、14メートルがでたときは、巻き尺を使って測り足しました。

ボール投げは、ピッチャーができる!と嬉しそう。投球フォームもそれなりにやっている子もいて、大谷選手になって体を動かすというのは、こういうことか!と感心してしまいました。好きこそ物の上手なれ、ですね。

それから25メートル走もやったのですが、こちらも野球と鬼ごっこで鳴らした足腰が、風を切って体を運んでいました。いいタイムです。歩行器をつけたSくんも8秒台を記録してびっくりしました。面白かったのは「よーい、ドン」のドンで走り出すのではなくて、もう「よーい」で走り出すので、スタート地点で旗を上げる坪井先生もゴールでストップウォッチを押す私も、慌ててしまうのでした(笑)。

<ア 健康な心と体>

保育所の生活の中で、充実感をもって自分のやりたいことに向かって心と体を働かせ、見通しをもって行動し、自ら健康で安全な生活をつくり出すようになる。

久しぶりに年長2人とお手伝い保育(じむしょ編)<コ豊かな感性と表現>

2024/11/06

園内ではお手伝い保育と呼んでいるものですが、事務所にもLちゃんとRくんの二人が来ました。生き物のお世話や、乳児室の装飾やおもちゃづくり、実験などをします。二人と話をしていたら、「メントスをシュワーってなるかどうか、したい」といいだします。

そこで、メントスとグミをコンビニで買ってきて、水の入った2つのフラスコに、それぞれにメントスとミグをポトンと入れてみました。子どもたちは、たべると食感としてシュワーっとするイメージがあったようで、予想としては、水に入れると泡みたいなものがでてくると思っていた様です。すぐにはそうならず、どうなるのか観察しています。

しばらくすると「あ、色が変わった」「みてみて、なんかある!」と、教えてくれます。いずれも表面の甘いコーティング部分が溶け出して色がかわったり、とけだした表面の何かが水に浮いたりします。少しずつ変わる様子を眺めていると、私には、子どもがなんと言い出すのかが楽しい。

私は「とける」とか「にごる」とか、言わないようにしていますが、だんだん溶けてきて水が白くなって透明度が変わってくると「見えなくなった」とか、「いい匂いする」とか言って、私に見せてくれたり、嗅がせてくれたりします。

ぐみの方も表面のコーティングがとけて黒くなっていきました。でもあまり溶けません。「グミだからだよ」と子どもはいいます。口に入れて溶ける感覚のあるメントスにくらべて、ぐみは溶けないという感覚があるからでしょう。

そのうち、二人は最後は「どうなるかな?」と、しきりにフラスコを振って、小さくなっていくメントスを、そのたびに見せてくれます。Lちゃんは泡が出てきたことで「炭酸になった」というので、そうか、炭酸って知っているんだと思ったのですが、私は「なるほど、そうかもね」と対応。しきりに振り続けるのでした。

メントスはとけて最後はなにもなくなったので、「どうする?」というので、みかんの木の水やりにつかいました。

もう一つ、それが終わったやったのは、コンビニへの買い物の途中でみつけてきた「落ち葉」で作った飾り。ラミネートして、穴を開けて糸で繋ぎました。綺麗な落ち葉をえらび、並べたのは子ども二人です。食事の時にみんなに披露しましました。しばらく運動ゾーンに飾って、そのあとちぐんの部屋にプレゼントすることになりました。

<コ豊かな感性と表現>

心を動かす出来事などに触れ感性を働かせる中で、様々な素材の特徴や表現の仕方などに気付き、感じたことや考えたことを自分で表現したり、友達同士で表現する過程を楽しんだり、表現する喜びを味わい、意欲をもつようになる。

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