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園長の日記

生き方を創造するために

2020/03/23

「○○○○○○は、肉体と意志と精神のすべての資質を高め、 バランスよく結合させる生き方の哲 学である。」

そうだったんですね、あれは生き方の哲学だったのですね。この○○○○○○の中には、なんという言葉が入ると思いますか?続きは、次の文章です。

「○○○○○○はスポーツを文化、 教育と融合させ、 生き方の創造を探求するものである。その生き方は努力する喜び、 良い模範であることの教育的価値、 社会的な責任、さらに普遍的で根本的な倫理規範の尊重を基盤とする。」

スポーツという言葉が出てくるので、もうお分かりだと思いますが、この文章は「前文」に続く、「○○○○○○の根本原則」の文章です。そうです、あの憲章です。答えは「オリンピズム」です。よく使われるのは「オリンピック精神」という言葉でしょうか。延期が現実的に決まった今日23日、改めて読み直してみました。

この「生き方」はどのようなものを目指しているのでしょうか。読み直してみると、このような意味になると思います。

<目的に向かって努力することが喜びであり、それが良いモデルとなることが教育的な価値を持つと同時に、社会的な責任を果たさなければならず、そこには普遍的で根本的な倫理規範が前提になっていなければならない>

というのです。そしてはっきりと、その目的を述べています。

「オリンピズムの目的は、人間の尊厳の保持に重きを置く平和な社会を奨励することを目指し、 スポーツを人類の調和の取れた発展に役立てることにある。」

オリンピックが目指しているものが、私たちの生き方の価値創造なのだとしたら、延期になってもその目指すものを見失うことがないようにしたいものです。写真は、近代オリンピズムの生みの親であるピエール・ド・クーベルタンです。クーベルタンの主導により、 パリ国際アスレチック・コングレスが開かれたのが1894 年6月です。今の状況をクーベルタンが見たら、なんというのでしょうか?

 

 

 

 

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