保育の領域「環境」には、「身近な事象を見たり、考えたり、扱ったりする中で、物の性質や数量、文字などに関する感覚を豊かにする」というものがあります。気温や降水予想も毎日欠かせない、身近な数字でしょう。今日13日は、寒い冬のような日で雨も風も強い1日でした。それらの数字は、物の事を捉える物差しとして、私たちの生活になくてはならないものです。それらの数字の意味はわかりやすく、どうしてそういう数字になっているのか、それがはじき出される過程を表す色々な計算式が、その数字を導き出しています。
クルーズ船を除く1769人という日本の感染者数。テレワーク率が26%。新型コロナウイルスに関する NHKの世論調査。色々な数字が今の現実を捉えようとしています。それぞれの根拠を持って、その数字が人々に影響を与えています。根拠といえば、なぜ「人と接する機会を8割減らせば、1ヶ月以内に感染者数は減り始める」といえるのか。それはコロナ対策チームの専門家たちが経験則から導き出した「法則」のようです。報道で解説されています。しかし、8割減らすことがいかに難しいことかが、特に今日は報告されていました。
保育園の自粛規模は定員51人と職員数、保護者数などを母数としたら、おかげさまで「特別保育」の数は数人に減り、職員も半分以下に減り、私が「Aパターン」の2割が理想と考えていた通りになりました。他の自治体の園長の話を聞くと、開園+自粛では、ここまで少なくならないようです。決め手は「保育園が閉園になったというと会社は休ませてもらいやすい」ということのようです。
8割削減の難しさ。WHO顧問の日本人研究者は「ロックダウンして、やっと達成できる数字。日本の今の働き方では、1か月では難しいかも」と話してました。そうならないように願います。