7月も早くも3分の1が過ぎました。「もっと明るい話題はないのかしら」と事務室で先生とよく話しています。これからも、色々なことを先回りして準備していく必要がありますが、幸い、子どもたちは元気に毎日過ごせています。保護者の皆さんも、家庭や職場での安全を第一に、一緒にこの自然の猛威を乗り越えていきましょう。
◆7月1日にオープンした絵本の貸し出し「千代田せいが文庫」ですが、たくさんの方が利用してくださり、始めて良かったと感じています。絵本を提供してくださった保護者の方に改めて感謝しています。ありがとうございます。こうした支え合いと協力が子育てを支え合っていくのだと実感できて嬉しいです。
◆千代田区の看護師さんから感染対策で合格
毎月1回、千代田区の大江看護師さんに来ていただいて、当園のコロナ対策をチェックしてもらっています。9日の今回は「換気」の状態を確認してもらい、「どの階も、どの部屋もちゃんと換気されていますから、これで大丈夫ですよ」という「合格」をいただきました。私たちがこれで大丈夫のはず、と思っていることを専門的な第三者の目で見ていただくと安心します。大江看護師さんは、千代田区内の全ての保育園を毎月巡回して確認しているので、何にどのように気をつけるべきか、とても詳しい事例をたくさんご存知です。小さな見過ごしがちな視点も確認できて参考になります。今回は職員のマスクについて、「子どもにとって口元が見えないと表情が分からなかったり、どの先生の声なのか不明だったりということが他の園で起きていました。ソーシャルディスタンスが取れている時は時々マスクを外して、表情がわかるようにしてあげてください」という話も伺いました。
◆防災基準を超える雨量が毎年に
さてもう1つ。今週を振り返ると、梅雨前線の停滞で線上降水帯ができて、大洪水が今も起き続けています。来週で梅雨は明ける見込みですが、関東も警戒したいのが荒川の氾濫です。8月以降に必ず来る大型台風で荒川が氾濫する可能性は「大」です。保育園は3メートル水没します。それが起きる可能性についてですが、松尾一郎・東大大学院教授がとても気になる警告を発しています。
この方は今回の豪雨で熊本県日吉市に甚大な被害をもたらした球磨川で、避難計画「球磨川水害タイムライン」を作成した方ですが、足立区で荒川の防災アドバイザーでもあります。松尾さんがテレビでこんなことを言っていました。昨年の台風19号で荒川の氾濫が免れたのは「干潮だったから」というのです。「満潮だったら首都圏は溢れていました」というのです。今朝のテレビ番組「ウェークアップ」でのコメントです。