本日15日から「お楽しみ会」が開催しました。今年はコロナ禍の影響から「映画館方式」での実施となりました。2階のダイニングが上映会場としての「せいがホール」になりました。今日から来週23日までの7日間、夕方のお迎え時間に上映します。
今日はちっち組の「ちっちだるまさんが・・・」ぐんぐん組の「今日も元気なぐんぐんどんぐり」にこにこ組の「てぶくろ」で併せて約30分になるのですが、これを2回上映しました。視聴していて感じたことは次のようなことでした。
今回は劇遊びをしているときに「おうちの人に見られている」という意識が当然ないので、実にリラックスしています。お客さんがいる舞台をライブで観劇してもらう時の「緊張」や「固さ」がありません。劇遊びそのものを純粋に楽しんでいる姿が映っています。これはとても貴重な映像になりました。
ちっち組は、名前を呼ばれたり、歌を歌ったりするときに、内面ではいろいろなことを感じ、考え、思いが大きく動いています。それは、微かな笑みであったり、ピクリと動く足先だったり、歌に合わせて揺らす体だったりと「ちょっとした姿」の裏にある心の動きを想像してもらいたいと思いました。
ぐんぐん組は、なかなか椅子に座ってくれず、撮影を開始できず何度か取り直しになったのですが、「サンタさんがきてみているよ」という設定に変えると、なんときちんと座ってくれました。そこで大切なことに気づきました。ただ座るために椅子にじっと座っていることは、これくらいの小さい子どもには難しいのです。サンタクロースに意識が向かって、座っていることを忘れたときに、ぐんぐんさんは揃って座ることができたのでした。
にこにこ組は、声にする言葉が「セリフ」になる姿をご覧いただけます。普段の話し言葉では決して使わないような呼吸、イントネーションが見られます。劇の中に出てくる動物になったつもりで、自分の演じ役の名前を言う時、恥ずかしいときほど、叫ぶような大きな声になったりします。演じていることへの自意識が見られるようになるのです。
じっくり見るほどに、いろいろな育ちが垣間見える映画になっています。