昨日の話の続きです。音楽のメロディ(リズムやハーモニーも含めて)が表しているものがあって、それが人類共通の何かを表しているとしたら、歌詞の方はその国や地域の言葉で表されているので、その二つが一緒になっている「音楽」は、二つの表象が重なることでさらに豊かな表現になっているはずです。
NHKの「みんなのうた」は今年60周年を迎え、その特集番組をみていると、あれもこれも「みんなのうただったんだ!」と驚くばかり。日本の音楽環境は、素晴らしいものがあります。こんな児童文化財が豊かにあることを、もっと大事にしたほうがいい、そう思います。
大事にするというのは、その音楽が表している世界を子どもたちと一緒に楽しむ、ということです。一緒にという仲間に入るのは、子どもたちを支える皆さんと私たちが一緒に、ということです。そういう機会を作りたいですね。