政府は本日17日(火)、今月末までにいちど延期した東京都の緊急事態宣言を9月12日まで再延期することを決めました。感染対策の基本的対処方針は、医療体制の構築、感染防止、ワクチン接種の推進が三本柱です。
逼迫する医療体制の拡充としては、病床数の増加に加え、酸素濃縮器を緊急に確保し、抗体カクテルの2種類の薬を医療機関やホテルにも早急に配布するそうです。感染防止としては在宅勤務を活用したり、休暇取得を促してもらい出勤者の7割削減を目指すそうです。デパ地下など大規模商業施設も入場者の制限を要請するようです。
すべてに後手後手なので菅首相自身「国民の不満も当然のことと思う」と述べました。医療体制の強化や、人流削減を一体どこまで本気でやろうとしているのか、実現可能性を感じる会見ではありませんでした。保育園のような場所の人流削減は、どう考えればいのか、結局よくわからない会見でした。
首相は人流5割削減を求めており、尾身会長は「街中が閑散とするような状況を想定しているのではなく、リスクの高い場面状況を、徹底的に減らすことで、感染拡大はコントロールできる」という認識を示しました。ということは、感染対策を講じている私たち保育関係者は、これまでと同じと言うことでしょうか。明日以降、千代田区の方針を確認します。
私たちができることは、普段一緒にいない人たちとの接触を極力避け、保育園の中に持ち込まないようにご協力いただくことになります。このお盆中に旅行に行ったり帰省したり、家族以外の人たちと会食をしたり、そういう方々は特に注意してお過ごしください。保育園でも、身近な方がPCR検査を受けたがどうしたらいいかという相談を受けています。