感染症などで納涼会に参加できなかった方のために、今日9月3日から、お迎えの時間に時間と空間の間隔を空けて、ヨーヨー釣りとピンボールを楽しんでもらうことを始めました。
ちょうど、今日、藤森平司統括園長から次のようなメッセージが届きました。
「日本全国、いや、全世界では、新型コロナに翻弄されています。どの国においても、効果的な対策を行なえているところはなさそうです。しかし、ここは、何とか乗り切っていかなければなりませんし、じっとただ引きこもっているだけでなく、十分な対策を取りながら、前向きに行動していくことが大切です。そんな大人の姿を子どもたちにも示していきたいですね。」
じっとただ引きこもっているだけの姿ではなく、十分な対策を取りながら、前向きに行動していく姿を子どもたちに示していきたい。
こういうメッセージに私たち保育園の職員は励まされます。
その一方で、「前向きな行動」の中には、保育園に外部の方と連携することも多いので、そこで人的環境については、どんな「十分な対策」をとっているのかをお伝えしておきます。この点については、まず、人の尊厳を損なわないこと配慮しています。いまテーマになっている感染対策としては、職員のワクチン接種の状況、行動履歴を確認しています。
実習生は大学からのPCR検査の陰性証明、各種証明書、行動履歴、守秘義務の誓約書など文書でもらいます。アルバイトの学生も、私が知っている大学の先生から推薦をもらったり、実際に私が教えたり指導したりした方を選んでいます。また他の園からの転職などの場合は、前の職場での園長を私が知っていることが多いのですが、本人の評価を確認しています。
また感染対策に併せて、色々な意味で小さい子どもと接するにふさわしい人なのかどうか、職員の採用や地域の関係者と連携をとるとき、必ずその人や団体の評価や評判を確認します。信頼できる人しか園児に接することを許していません。保護者アンケートでその辺りの心配を感じる内容をいただきました。
そうした人的環境は、不審な人をふぜぐ垣根の役割もしてくれます。私はこれまで千代田区の人、地域の人、大学の人、アーティストなどかなり色々な人々とのネットワークを作ってきましたが、怪しい人の防ぐためにも、信頼できる人々との連携は頼りになると思っています。
現代社会は人間関係づくりが下手になっています。SNSでは相手が信頼できるかどうかの判断はできません。確かな人から人への繋がり方を若い人は学ぶ必要があります。そうしたモデルを示すのも、大人の役割だと考えています。