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園長の日記

園内探検

2022/04/11

全部で29人のわいらんすい(3〜5歳児の幼児クラス)には、5つの色で別れたグループがあります。それぞれ6人が基本の、年少から年長までの子どもたちが混ざった異年齢のグループです。今日はこのグループごとに「園内体験」をしました。1階から屋上まで、そこにはどんな場所で、どんな先生がいるのかを案内して回りました。私と担任とで分担して回ったのですが、年長の子たちは、それぞれの場所の過ごし方をよく知っていました。では、年長さんとのやりとりから、その様子を以下にご紹介します。

事務室〜園長先生、事務長先生、保健の先生がいること。用事があるときは「失礼します」というと、「どうしたの」と対応してもらえること。黙って勝手に入ってはいけないよ、お熱の子がいたり、大事なものが置いてあったりするからね・・・「はい、わかりました!」

玄関〜先生「ここには金魚がいるね。餌をあげることができます」子ども「今やりたい!」先生「今はできません」子ども「帰るときにあげるよね」先生「そうだね。大人と一緒にあげようね」先生「これはなんだっけ」子ども「自動ドア。手を入れない。勝手に行かない」先生「ボタンは子どもは、触ってはいけま?・・・」子ども「せん!」

ちっち・ぐんぐん組 私「ここはどうするんだっけ?」子ども「ここはね、赤ちゃんが寝ているかもしれないから、大きな音を出したり、どんどんしたり、大声で走り回ったりしない」先生「そうだね。静かにしよう。話すときは小さき声だったよね」「声の大きさ、1かゼロ」・・年長さんはとってもよく知っているから、びっくりしました。

屋上〜先生「この黄色いのは?」子ども「プール!」先生「もうすぐ、組み立てて、夏になったら水遊びができるようにします」子ども「いつやる?明日?」先生「もうちょっと先かな」子ども「え〜、早くやろう」・・・先生「ここでは野菜を育てよう。きゅうりとかトマトとか、スイカも育てたいね」子ども「うん、やるやる!」(目がキラキラ)・・

わいわい組は移行保育でにこにこ組から、わいわい組に進級しましたが、保育園全体が生活エリアなので、それぞれの場所の過ごし方、居場所としての決まり、どうすると良くなるのかを知っておく音が大事。この子たちに、どんな理由の決まりがあるのか、それを守とどういういいことがあるのかを理解しておくことが、心地よい生活を作り出すベースになっていくでしょう。

決まりの理解の仕方は、次のような話が基本の型になります。

先生「大人になったらね、自動車に乗って自由にいろんなところにいくことができるんだよ。いいでしょ」子ども「うん、うん」先生「でもね、自由に走っていたら、ぶつかって交通事故になるでしょ。だから、決まりがあるんだよ。なんだと思う?」子ども「・・・・」先生「それはね。信号を守ること。信号が青なら走っていいよ、赤は走っちゃダメ、止まれ、だよね」

こんな理解の仕方を、いろんな決まりと理由をセットで「納得していくこと」が大事になります。そのほとんどは、相手がいること、他の人が同じようにしたいから、自分もそうするという関係の質を良くしていくことと関連づけてあげる必要があります。

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