自分でやりたいことができると同時に、みんなでやりたいことも一緒にできるようになること。そんなことを話し合えるようになってきた「すいすい組(年長さん)」という話が、18日のブログで紹介されています。それと同じことを感じたのは、旧今川中学校の校庭で遊んでいる時でした。
今日はここでの遊びを選んだ13人の中に、すいすい組の子は4人いたのですが、年下の子の面倒をみることが当たり前のようにリードしています。移動の時の手つなぎ、コンビカーや三輪車の貸し借り、ボールの受け渡し、そういった、ちょっとした関わりの場面でも、自分のやりたいことをちょっと我慢したり、譲ってあげたり、待ってあげたりという姿が見られます。
まだまだ、自分でやりたいことの方が優先されて、取り合いになったり、先を争ったりすることも多いのですが、それでも期待されていることに気づき、また相手がどう思っているのかを察している姿を見ると、ちょっと褒めてあげるようにしてみます。するとやっぱり、そうなんです。意識して頑張ってやっていることを、認めてほしいようです。「えらいな、Aちゃん、代わってあげるだね」というと、「うん、だってもうすいすいさんだから」と言われたり、横断歩道を渡っていて、上手に手を挙げている姿が「わあ、さすが、かっこいいね」というと、らんらんのYちゃんも、自分だってやっているよと、「yちゃん(自分の名前)は?」と、みてほしいと促されます(微笑)。
旧今川中学校でできて、保育園ではできないもの。それは思っきり広いところを走り回ったり、思いっきりボールを蹴ったり、三輪車やコンビかーに乗ったりすることですが、今回は近隣の保育園との交流も行いました。3つの保育園が広い校庭の中で混ざり合い、少しずつですが子ども同士のつながりも生まれています。神田ベアーズの子どもたちが、赤白に分かれてリレーごっこをして遊んでいたのですが、年長のOさんは赤組のメンバーに加わって、輪のバトンを受け取って走り出し、次の子に渡していました。いつまにか、面白そうと思うことに参加して、すぐに友達になってしまう子どもたちです。
もう一つ、ここならではの遊びは、校庭の周りの空き地に草花が咲き、ダンゴムシやワラジムシがたくさんいて、木の実を拾ったり虫を集めたりして遊ぶこともできました。千代田の子以外の子どもたちとの散策や採集も、いつもとは違ったやりとりや関わり、会話が生まれていったことでしょう。