生き物がいる場所という意味のドイツ語「ビオトープ」は、日本では池を指すことが多いのですが、当園の場合は駐輪場となりの花壇がその役割を果たしています。開園した3年前の春に私がこっそり植えた「みかんの木」には、毎年、初夏になるとアゲハ蝶が卵を産みつけ、孵った幼虫がムシャムシャと葉っぱを食べて大きくなり、蛹になって蝶になります。そのプロセスを卵の頃からずっと観察してきたのが、当園の子どもたち。過去3回、そうした「蝶の一生」のドラマを見続けてきました。
そして今年もそのドラマが幕を開けたのが、ポカポカ陽気に恵まれた今日でした。どこからやってきた成虫(大人の)アゲハなのでしょう。これは謎なのですが、よくこんなところにみかんの木があることを察知するもんだと感心しますし、そして不思議なことでもあります。