(NHKのニュースより)
梅雨前線が一気に北上して、あっけなく梅雨が明けました。亜熱帯ジェット気流の蛇行のズレによるものだそうですが、併せて、太平洋高気圧の勢力が強いのだとしたら、次は台風が怖い、という話になるのかもしれません。
地球の温暖化による海水温の上昇は、局所的にとても大きなエネルギーの渦を作り出して、ここ数年の台風は、勢力が強く巨大化しています。こんなに早くから「危険な暑さ」の日が続き、さらに山の貯水が足りないことからくる水不足や、暑さが拍車をかけて電力が逼迫して停電になるようなことも、想定しておく必要が出てきました。こうなってくるととても厄介です。
これらに加えて、線状降水帯の形成などによる神田川や荒川の河川の氾濫を想定した避難行動計画づくりが千代田区も義務化されました。これに基づき、タイムライン(時間の経過)による事前避難のお願いをすることもあるでしょう。
さて、先日の土曜日に屋上のプールを組み立てる予定でしたが、あまりに暑いことから、急遽、延期させてもらいました。暑さ対策をするために協力をお願いしていながら、熱中症にでもなったら本末転倒、別の方法を考えます。また直前に職員の新型コロナウイルス陽性者が出たこともあり、健康観察と感染防止の強化に取り組まなければならないので、千代田区が主催している保育園の体験見学も延期になりました。
気象もウイルスも私たちの叡智を超えた自然の話です。まだまだ分からないこと、予測できないことが起きます。こんな時は、私たち人間も自然の一部であることも思い起こし、身体が出してくるサインを敏感に読み取るようにしましょう。
子どもたちをみていると、いつも汗をかいて運動してきたからでしょうか、食欲もあって元気です。体調を崩しやすいのは大人の方かもしれません。暑すぎる気温にまだ慣れていないと、汗をかいて体温を下げる仕組みがまだ本格的に働かず、自律神経もおかしくなりがちなので、しっかり睡眠と休養を十分にとるようにしましょう。
「危険な暑さ」の日が続きます。寝ている間にかなりの水分が体からなくなっていきます。寝ている間にも熱中症になることがあります。寝る前にコップ一杯、朝起きても一杯。とにかく水分補給をこまめに行い、食欲が落ちることのないような生活を続けましょう。