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園長の日記

喜びもひとしおに感じる瞬間について

2022/11/14

子どもや親御さんと話をしているときに「楽しい」と思うのは、気持ちが通じ合った時です。通い合う、理解し合うというのは、こんなに楽しいものかと思う時があります。そして、さらに理解しあった内容が、お互いに望んでいることだったら尚更です。それは生活の中で、食べたいものが一緒だったとか、行きたい場所が同じとか、会いたい人に一緒に会えるとか、いろんなことで起きるでしょう。それはビジネスシーンでも同じで、目指している目標が一緒に達成できたりすると、それは喜びもひとしおでしょう。

そんなふうに考えると、それは大人に限らず、人は赤ちゃんの頃から、好きな人がそばにいて、自分の気持ちを受け止めてくれたり、共感してくれたりすることをとても求めています。大抵はそれは親ですが、そうでなくてもよく、そういう人がそばにいるから、その人に近づき、くっつき、触り、よく聞こうとします。そういう人に自分の気持ちを伝えたくて、話そうともします。指をさしたり、教えたり、助けたりさえします。そうして言葉も獲得していき、人と支え合うために自立心が育まれていくように、支え合って分かち合うことから共同性も育まれていくことになるのでしょう。

今日は20日に上映する映画「夢みる小学校」の通し上映(テスト上映)をしたのですが、その準備や打ち合わせなどの打ち合わせを積み重ねていくうちに、いろんなところで嬉しい気持ちになります。さらに分かち合う内容が、夢の実現に向かい営みだとしたら、それを抱くことができることは、冷静に考えれば稀なことでもあり、幸福なことなのだと思う瞬間もあるのでした。

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