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園長の日記

サンタからの手紙

2022/12/22

「サンタさんはあしただよね」「ちがうよ、にじゅうよんだよ」「でも、せんせいは、あしたって言ってた」。

こんな会話が聞こえます。クリスマスイブは24日でも、保育園には明日23日に来てもらうことになっているからです。

「サンタさんはね、トナカイでくるんだよ」

「ちがうよ。起きたらきてるんだよ」・・・

トンチンカンな会話も微笑ましくて、言いたいことが、そうなるんだと、私たちには理解できます。そこが子どもの言葉の面白いところであり、大切にしたいところでもあります。

子どもたちは真剣です。サンタはいつくるのか、本当にくるのか。どうやってくるのか・・・

子どもは知りたがっているし、分かりたがっているし、実現するようにしたいと思っています。

ああだこうだ、と想像して、考えたりもしています。「お母さんが言ってた」とか「じゃあ、先生に聞いてみよう」とか判断したりしています。ここには知識も理解も技能も思考も判断も、それにともなう心情も、そのほか、いろいろなものを総動員して、子どもは成長したがっているようにみえます。

子どもの姿はあまり個人の内面的なものだけに限定しないで、周りとの関係や関わり方そのもの、あるいは状況に目を向けようというのが、保育の捉え方の一つと言っていいのでしょう。

クリスマスに向けて、アドベントカレンダーに届くサンタからの手紙と、そこに書かれたサンタの言葉は、子どもたちにしっかりと届きます。それに基づく継続的な1ヶ月間の積み重ねが、こんな会話を生んでいるのかもしれません。

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