今年も園長による絵本の読み聞かせタイムを設けてもらいました。子どもと接する時間を持ちたくて、毎週1回金曜日、夕方の時間に、子どもたちに絵本を読んであげます。絵本は子どもがどんな風に受け止めているのかがわかって楽しい。できるだけいろんな種類の絵本を選んで、想像の世界を広げてあげたい。
今日選んだのは、こどものとも「ケロケロきょうだい」。もうすぐ、水遊びの準備を始めるので、7人のカエルが冬眠から覚めて気持ちのいい池を探すお話から。年中向きぐらいの新作。同じく、どろんこの沼を愛するこぶたのお話アーノルド・ローベルの名作「どろんこぶた」。
こちらは1971年学校法人文化学園からの発行。ローベルのこぶりのお話シリーズは、現代に置いてけぼりを食らった感があって、影が薄くなっているけど、お話というもののバリエーションを感じてほしくて。ちっちゃい面白さ、とでもいうのか、子どもによって時々ここが面白いんだ!の発見がたまにある。どろんこぶたをはじめ、絵本は<居場所探し>のモチーフがけっこうある。
3冊目は、日本の昔話から「きつねのおきゃくさま」。このような、ちょっと意外性のある結末に、子どもは「え!」「どうして?」という表情で見入っていた。こういう絵本は、あまり解説をわたしは入れないことにしています。最後は気分を変えて、明るく石井聖岳(きよたか)「かえうた かえうた こいのぼり」。こういう言葉あそびも子どもたちは大好き。ゲラゲラ笑って、おしま〜い!