これだけ暑いと外にでるだけで汗が噴き出てきます。この猛暑、日本だけではなく世界各地で過去にないほどの熱波に襲われているそうで、ローマは過去最高の41度を記録した、とニュースになっていました。保育園の近くに子育て支援の広場があるのですが、暑すぎて集まりが悪いそうです。それはそうでしょう、外に出るのも「危険」と感じるほど暑いですからね。
ただ、こういう状況が長く続くのはよくない。長らく子育て支援にかかわってきた経験から想像すると、核家族の場合は、親子で自宅にいると(ほとんどは母親と乳児ですが)、お互いにストレスがたまるときがあります。そうなる前に、一日ちょっとでも親子が離れて、子どもが子ども集団のなかで遊ぶ時間があるといいでしょう。保育園なら、いわゆるリフレッシュでの一時預かりです。また、子どものためにも、乳児の頃からの集団体験が、必要だと思います。
当園でもスペースがあるなら、すぐにでも行いたいものです。でも、従来の正式な一時保育は、それ専用の部屋がないといけないので、そうではなくて園児と一緒に生活します。就労要件のいらない短時間の「入園」という形になるといいのですが(それでもうちの場合は保育室の面積がたりないので、2歳以上でないと、できないのですが)。
その場合、これは私の案ですが、子どもが職員になれるまでは、ファミサポのような保育支援者や保育ボランティアの人が園につれてきて、慣れるまで、一緒に過ごしてもらうといいでしょう。そのファミサポの経費900円程度の半額400円を国と自治体がもち、利用者は1時間ワンコインで保育園に預けることができるというのはどうでしょう。
一日2時間で保護者負担は1000円。ファミサポの提供会員の預かる場所を保育園にするのです。ずっといる必要が無くなれれば送迎だけでいい。そうなれば1000円のままで、保育時間も長くできます。保育園へは現在の公定価格を基本にして「ゼロ号認定こども」として、2時間、4時間、6時間、8時間などの長さに比例した国庫補助をもうける。入園要件が就労などではないので、今のような長時間保育を前提にする必要はないと思います。
そういう設計ならほんとうに必要な人が必要なときだけ利用でき、財源もそれほどいらないのではないでしょうか。保育園とファミサポを一体的に運用するという方法です。
そして、要保護児童やそれに準じると判断されたら、本来の入園になれるようにすればいい。入園の要件を緩和していくこともアリではないでしょうか。ただ長時間保育である必要はありません。