毎日、次のような振り返りが各クラス記録されています。職員は写真と文章の保育記録と併せて、これらの記録を読み合って、それぞれのクラスの動向を共有しながら次の日の保育につないでいるのですが、これらをいろんな視点で時系列の図や一覧にしてみると、子どもの活動や経験の変化の意味が見えてきます。
今週の園外保育の公園に一覧にしてみました。当たり前ですが、子どもの発達や興味関心に応じて行先を変更していることの理由がよくわかります。また同じ公園でも、やりたい活動(の誘発され具合~環境からの呼びかけと応答~)が変わっていっている変遷に気づくことができ、面白いですね。
たとえば、今週5日火曜日に、こんな振り返りが見られます。
昨日同様、神田公園へお散歩に。すいすいさん(5歳)がお手伝い保育の事もあり、わいらん(34歳)でお散歩へ。わいわいさん(3歳)も保育者と安心した環境下の中で、遊びを楽しんだり、発達にあった遊具もあったこともあって、楽しく過ごす姿が見られた。N君が、以前できなかった雲梯二段飛ばしを保育者に見てみてーと誇らしげに伝えてきたの見た、R君が僕もやってみようと思い挑戦するも出来ず、「Nすげーなー!」と認めてあげ嬉しそうにする、N君の姿や、昨日からお人形さんに、ユナちゃんと名付けてお散歩に「一緒につれてきたんだー」と、ごっこ遊びをするRちゃんがリアルに遊びを展開しており、普段の生活の中の行動を模倣して取り入れてる姿も印象的だった。また、保育者とわらべ歌のかごめかごめや、追いかけっこをしているなかで客観的に外から見た際に共主体という概念を考えた時、保育者と子どもの主体のバランスがしっかりとれる事で、より子どもの遊びの質であったり、展開がよくみれた事でいい気づきになった。
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以下は今日の各クラスの振り返りです。
■ちっち組(0歳)の振り返り(和泉公園)
Lちゃん、Rちゃんは移動範囲も広がり様々な場所や物に興味を持ち自ら動いてみる姿がある為、淡路公園を予定していたが、つかまり立ちができる和泉公園へ行った。じゃぶじゃぶ池ではS、H、Rの3人で同じ場所で同じ遊びを繰り広げており、互いに顔を見ながら楽しむ姿があった。Rはハイハイの姿が少しずつ見られてきており、保育者がそばにいることで安心しながら過ごす姿があった。今後もそれぞれの発達や興味に合わせて過ごしていけるようにしたい。
■ぐんぐん組(1歳)の振り返り(佐久間公園)
今日は、佐久間公園へ行きました。公園までの道のりも気になるものがたくさんあって、なかなかたどり着けないのですが、朝少し早めに出発していく中で子ども達とゆっくりみちくさを楽しんでいます。出発前から「歩きたい!」と宣言するくらい歩くことが好きなようです。最近のお気に入りは、クリスマスが近い事もあってヤマザキパンのトナカイに会いに行ったり、街中のツリーを探しています♪
■にこにこ組(2歳)の振り返り(佐久間公園)
佐久間公園では、わらす組の遊びを思い出す姿もあり、鬼ごっこも楽しんでいた。 木の実や花を集めることや、砂場でのごっこ遊びも盛り上がり、一人一人が充実して遊んでいた。帰る時間を遅くしたことで、公園に誰もいなくなり、さいごまで遊べていた。また、バギーを押した後にできる跡を線路に見立て電車ごっこもしている様子もあった。
■わいわい組(3歳)の振り返り(芳林公園)
Lくんは久し振りの登園で興奮する様子もあったが、自然とクラスに打ち解けて楽しんで過ごせていた。 砂を土管に塗るという遊びの感覚の世界が実に興味深く面白い。子どもは夢中になって砂をぬったり、描けたり、こすりつけたり、と遊んでいた。 これをどう発展したリ探究したリ、活動の充実につなげられるかを深めていきたい。
■らんすい組(45歳)の振り返り(芳林公園)
本日もお天気に恵まれて、ほうりん公園へ!わいわいさん(3歳)は、気の合うお友達、安心する保育者の下、かくれんぼを楽しんでいました。らんすいさん(45歳)は鬼ごっこを楽しんだりする中で、運動量も豊富なこともあり「みんなでリレーしようー」と周りを誘いながら、二チームに分かれてよーいドン!なかなか、バトンの受けわたしが上手にできないので、負けて悔しい気持ちを表現したり、勝ったら喜びを爆発させたりと良き時間を過ごしました。