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見守る保育

成長展の動画の説明(前文)ができました!

2024/02/21

あさって24日(土)の園の行事「成長展」のために、先生たちがクラスごとに3〜4分ほどの動画を作成しました。テーマは戸外遊びです。私の役割はその動画のイントロダクションを作ること。全体を通して、どんなことが描かれていて、どういうあたりに注目してほしいか、またその見方の提案のようなことを述べることになっています。

そこで0歳から1歳、2歳、3歳、4〜5歳クラスまで5本の動画を通して見てみてみました。成長展はそもそも子どもの育ちと自らの保育を振り返る行事で、主に「教育の5領域」で振り返るので、まずはそのこと、そして発達の過程ではその成長のその時期ごとに必要な経験をすることが大事なこと、また活動の中には遊び性が溢れていて、その過程の中に目標の達成に向けた問題解決プロセスが含まれていて、その真剣な試行錯誤ぶりを見てもらいこと、その過程は私たち大人がやっていることの練習のようになっていませんか?という提案を述べる、ということにしました。

でも、短くないといけない。せいぜい1〜2分で聞いてわかるような文章でないといけない。この例えでいいのかな、ミスリードしてないだろうか。動画は、明日22日に流しますが、そのイントロダクション(前文)のところだけ、ここに先にご紹介します。動画は明日までのお楽しみに。

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成長展 特別展示〜戸外遊びから考える「環境の広がり」〜

私たち保育者は、子どもの育ちを「教育の5領域」から捉えています。健康、人間関係、環境、言葉、表現というものです。これは子どもの経験を分析的にみたときに含まれている要素のようなものです、料理に例えると、タンパク質や炭水化物、ビタミンやミネラルなどの栄養のようなものに似ていますね。

そう考えると、赤ちゃんの頃からなんでもよく食べるようになって、栄養が身について大きくなっていくように、教育の要素も子どもたちの心と体にとってなくてはならない栄養のようなものです。成長展では、栄養が身についていく様をいろんな切り口でご覧いただきたいと思っています。いろんな料理を美味しそうに食べている姿と言っていいでしょう。

その中で、今年の特別展示は、クラス別の動画を作ってみました。千代田せいが保育園は園庭がない保育園ですが、それをハンデと考えないで「地域を園庭のように活用しよう」と考えて、園内だけでは体験できないことを、散歩やバスでいろんな公園に出かけたり、自然の中で戸外遊びを楽しんできました。今年はその様子から、子どもたちの成長をとらえてみました。

子どもの発達には、その時期その時期に、その年齢に相応しい必要な経験というものがあります。これは適時性とか敏感期と言われたりするように、その時期だからこそ大事なものであって、それは先取りして行うものでもなく、また個人差もあるので同じ時間や場所で一斉に行うこととでもないでしょう。

さまざまな欲求が満たされて情緒が安定すると、好奇心を持って探索を始め、自ら環境に関わって、その関わり方と意味に気づいていくことを繰り返しています。それが遊びです。室内の探索でも戸外での散歩でも、遊びの中でいろんなことを身につけているのです。

遊びというものを、また環境からの呼びかけに呼応しながら面白いことを見つけると、その中に子どもなりの目標を立ち上げて、その目標を達成しようとして、いろんな問題解決にとりくんでいます。全ての遊びにそれがみられるので、そういう目で見てみてください。遊びは自分で課題を見つけて自分で解決していこうとしている真剣な取り組みなのです。それはまるで大人の私たちが仕事の中で、答えのない課題を解決しようとしていることと同じ構造になっていて、将来の課題解決の練習をしているかのようです。どのように自分で目標を定め、そのための課題を発見して解決しようとしているのかを、ぜひご覧ください。

 

 

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