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園長の日記

花壇の花植えに「ありがとう」といわれて<5社会生活とのかかわり>

2024/05/11

今週を振り返ります。まずは毎日の日記で取り上げなかったものをピックアップしてみましょう。

ちょうど1週間前、GW期間の5月2日(金)に、神田川を挟んで園の向いの「佐久間橋児童遊園」の花壇に、幼児10人で花植えに出かけました。これは年2回、春と秋に千代田区の公園課が「ちよだの水辺を魅力ある都市空間に再生する会」に委託して実施しているもので、当園もそのメンバーなので、いつも遊びで使わせてもらっている公園をきれいにしようということで実施しています。

花の種類はマリーゴールド、サルビア、ニチニチソウ、ラベンダーなど。すでに公園課のほうで土は柔らかく準備してくださっており、私たちは土にスコップで穴をあけて苗のポットを埋めるだけです。最初はどうやって植えるのか、みんなほぼ初めてなので、土をどうやってどのくらいの深さ掘るのかなど、見本を示しながら一緒にやっていきました。

(この場所で3日後、鯉のぼりまつりが、開催されまささた)

数が多いので、途中で子どもは飽きるだろうと思っていたら、コツを覚えたら年長さんは夢中になって率先してやります。段々なれてくると、赤や黄色や紫などの色の並びを考えだしたり、ほどよい間隔を意識しだしたり、「こうやってうまくなっていくんだな」ということが目の前で起きていきます。また土を掘っていたらダンゴムシがいたり、何かの幼虫が出てきて、虫好きな男の子とは大事に別の容器にいれて土をかけてあげたり(保育園に持って帰りました)、子どもたちにとっては面白い発見のある活動になったようです。何よりも最後に花壇一面が花に覆われると、大人の私たちも「やったあ!」という達成感を覚えて楽しいものです。

子どもたちがやっていると、微笑ましく感じるのでしょう、通行人のなかには声をかけてくださったり、暑いから気を付けてやってねと塩入キャンディをプレゼントしてくださる方も。子どもたちと一緒に街をきれいにしていくという活動は、こんな小さいうちはその意味がよくわかりませんが、花壇がきれいになって、道行く人が「ありがとう」と声をかけてくださることで、ちょっとだけそうしたことを感じているかもしれません。

◆千代田区のホームページには「アダプトシステム(道路や公園等の公共施設の環境美化活動)として、

「地域の方や企業、団体の自発性・自主性を尊重し、管理・清掃の計画と実施をすることで、公共施設がより身近なものになります。また、この活動を通して地域の方々の交流が深まり、地域の活性化・イメージアップが期待できます。なお、千代田区では現在、道路・公園含め23団体(平成26年度9月末現在)が、アダプトシステムの適用により草花の管理等を行っています。」

とあります。

<5社会生活とのかかわり>

家族を大切にしようとする気持ちをもつとともに、地域の身近な人と触れ合う中で、人との様々な関わり方に気づき、相手の気持ちを考えて関わり、自分が役に立つ喜びを感じ、地域に親しみをもつようになる(後半省略)

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