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STEM保育・自然科学

大事に育てたものを分けてあげる姿から感じる育ち

2024/06/04

この手のひらの上のもの、なんだと思いますか?

年長のKくんが「これ、見て」と見せてくれました。保育園でさなぎになっていたある昆虫が、先週末から続々と土の中から姿を現しました。そうです、カブトムシの脱皮した「抜け殻」です。彼は虫が大好きで、幼虫の頃から大事に育ててきました。枯葉を食べて蛹になるまでにとれたフンの量もこんなにあります。多分全部で40匹以上はいるんじゃないかと思います

そして生まれたばかりのピカピカのカブトムシをカゴに入れて「にこにこさんにあげていい?」と聞いてきました。

先生がそうしたら?と促したわけでもなく、一つ下の2歳児クラスにプレゼントしたいというのです。頻繁にせっせと枯葉を取り替えてあげたり、噴霧器で湿気をあげたりしてきた大事なカブトムシを年下の子達にあげたくなるという思い。いいものを分かち合いたいという気持ちが出てくるもんなんですね。

お迎えの時にお母さんに、その話をしたら「最近、ちぐにの小さい子たちに興味があるようなんです」と彼の優しさを分かち合いました。主任は「生き物を飼っていて良かったですね。これも広い意味で協同性や社会性の育ちですよね。そういう環境を用意したから生まれてきた姿ですかね?」と語っていました。

<7自然との関わり・生命尊重><3協同性>

 

 

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