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園長の日記

子どもはやっぱり小さな芸術家だ!

2024/10/21

こんな言い方をすると誤解されるかな?

でも散歩先で、やっと歩き始めた0歳児クラスの赤ちゃんが、紅葉した葉っぱを「これ」って、トコトコ走ってきてみせてくれたら、やっぱり「美しさ」がわかっているんだって、思いたくなります。1歳2ヶ月の女の子です。

1歳4ヶ月の別の子は手にした石や葉っぱを見せてくれます。それらのものに何かいい感じがするんだと思います。珍しいとか、面白いとかいう感情もあるでしょうけれど、感覚的に「これ、いいと思わない?」と言いたいかのように、見せてくれます。

見せてくれなくても、夢中になっていることが、楽しいというのはそうなんでしょうけど、「音が鳴ることに気づいた子どもたちは、今日も足を高く上げながらいっぱい歩いていました」。その音があまりいい音でないなら、あんなに何度も夢中になるだろうか?とも感じます。

一つ上の1歳児クラスの散歩でも、砂場での遊びに夢中です。いろんなお山をつくっています。いいのができるかな。

道中、「船が来るかな?」と橋から見ていたら、Wちゃんが「きた!」と遠くからやってくるのを見つけました。ナイスタイミング!「なんであわあわになるんだろー?」と呟いていました。

そして「うみは、なみがぼこぼこってなるよ」と、お話を続けてくれました。川は波がないけれど海には波があったこと…を教えてくれていたみたい!(日誌より)

こんな風に、子どもたちがやっていることや、気づいていることに先生たちは着目して写真にとってコメントをつけてくれていますが、どこを切り取っているかというと、総じて「いい感じ」のところなんですよね。

 

子どもが何かを感じてそうしていることのなかの、子どももそこがいいんだよ、というところに共感して、それを皆さんに伝えたいと思っていることが伝わってきます。

例えば、こんなこと。

「朝のお集まりをしようとテーブルのところに行くと…あれ?それぞれの席に水筒が配られていました。なんでかな?と思ったら・・・」

「先に食事ゾーンの方へ行っていたRちゃんが、それぞれの席に配ってくれていたみたいです!かわいいアイデアと、親切な気持ちに、ほっこり。それぞれのお友だちの席と水筒の組み合わせもバッチリ!・・」

これも親切にやってあげたということもあるんですけど、きれいに並べているところに面白さを感じてるはず。

秋だからそう、ということもあるかもしれないと、ふと思ったら、3歳9ヶ月のHくんが「いろいろな色のもみじがあるね〜あきだね〜」と呟いたそうで、担任が「季節を感じているセリフ!素敵だなぁと感じました^ ^」と書いています。外に出かけると、芸術の妖精たちが秋の気配で子どもたちを包んでいるのでしょうか?

幼児たちはハロウィーンの装飾作品作りに熱中していました。

先生のかわいい!という感嘆のなかに、子どもの愛おしさが現れいるのですが、それは子どもたち自身が「美」への志向をもっているからのように感じるのでした。

 

 

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