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園長の日記

子どもの「やりたい」を未来からの予告編として受け止める

2024/11/23

昨日22日、4歳児クラスからこんなお知らせをさせてもらいました。

<少し前から、昼食やおやつの配膳のお当番に張り切って取り組む子が多いらんらんさん。子どもたちから、「クッキングやりたい」という声もあり、調理さんと相談して、月曜日のおやつのごまクッキーづくりをすることにしました。>

確かにクッキーづくりのような活動は大好きです。それは、お手伝いが目的ではなくても、好きな食べるものを作ること自体が楽しそうです。しかも美味しく食べられる。そして分かち合うことにもなります。たぶん自分が食べるだけではなくて、他人に食べてもらって、その反応が返ってくる。たぶん、美味しいとか、もっと食べたいとか・・。それを想像できるだけに、やりがいのあるものになっていくでしょう。

子どもたちの成長を追っていくと、自分が好きなことのなかに、何かを手伝うとか、一緒に役立つことをするとか、なにかしら手応えのあることをやりたがるようになってきます。

面白そう、楽しそうと思えることを計画するのは、それをイメージして準備したりするところから、その活動はすでに始まっていると言ってもいいでしょう。そのために必要なことを想像して伝え合ったり、具体的に何をどう用意したらいいかを考えることになります。

そして実際にやってみて、その時に考えたり試したり工夫しながら、ごまクッキーが出来上がっていくことでしょう。そこも大人が全部こしらえてしまうのではなくて、子どもと一緒に考えていくことになります。これと同じような意味で、お楽しみ会で何をしたいかを考えている子どもたちも、わくわくしています。

こういう子どもたちをみていると、わくわくする未来につながっている現在というあり方を大切にしたいし、私たち大人もそうでありたいと思えてきます。さて月曜日はどんなことが待ち受けているのか、そして新たな未来から、どんな予告編が届くのかも楽しみです。

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