桜美林大学で演劇学を教えている先生がいらっしゃって「劇のワークショップ」をしていきました。具体的には、まず「演劇って何か」を、実際に体を使って体験して理解します。要するに、「見立て遊びや振り遊び」と同じです。以下の台本を見てもらうとよくわかります。
「では、次に演劇で遊びたいと思います。例えば、これ(と言ってペットボトルを出す)なんだろう?そうペットボトルです。(飲む格好して)水を飲めます。でも、こうすると(電話をかけるジェスチャー)そうそう、電話になるよね」
「今度はみんなの体で何かになってみよう。何になれるかなぁ?例えば、私は木です。みんなもやってみて。例えば木になってもいいし、葉っぱになってもいい。(後は、即興で)雨が降ってきた、ポツリポツリ、ザーザーだあ。わぁ風も吹いてきた。すごい風だ、ビュンビュン!」
こういう事は子どもたちは得意です。エンゲキするっていうのは、いつもやってることだ、とわかっていったようです。
その後で、絵本『ここがわたしのねるところ せかいのおやすみなさい』を読んであげて、その感想を共有した後「演劇で寝るところを作ってみよう」と、運動ゾーンにあるいろいろなものを使って、実際に協力し合いながら寝るところを作り上げました。
普段ごっこ遊びをあまりしないような子たちも、とても楽しそうに参加していました。