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今日は先月7月9日と同じく日本橋でギビングツリー主催の研修会がありました。その中で、いろんな保育の話をしましたが、自由遊びについては、偶然、男子の「戦いごっこ」が話題になりました。研修会から、その部分だけご紹介します。ちょうど、昨日までの続きになります。
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◆役割交代のある遊びを
戦いごっこは、基本的に武器を使い、暴力で相手を負かすものなので、ヨーロッパのドイツやフランスでは遊びとしては推奨されていません。ただ、自由遊びの種類として、一定許容されているのは、役割交代のある場合です。
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例えば、いわゆるヒーローものには、正義の味方や悪者役を演じ合うロールプレイになることが多いので、自由遊びの「条件」に当てはまるようです。女子なら「お姫様もの」が該当します。
いまの70歳前後の団塊世代なら「月光仮面」、「怪傑ハリマオ」その下の60歳前後世代なら「マグマ大使」「ウルトラマン」などのヒーローと悪者役で遊んでいます。その後は「仮面ライダー」シリーズが長い間、他に人気を譲らず、90年代からは「◯◯レンジャー」がテレビの特撮ヒーローの座を占めてきました。
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◆テレビに負けるな、遊び!
ところが、今の子どもたちの「ヒーローごっこは、ちょっと心配です」と藤森統括園長はいいます。
「見ていると、悪者役がいません。力任せに強い方が勝ちです。それぞれが、自分が一番!という強さだけを競うヒーローになってしまっています」
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テレビの影響が大きいとはいえ、たった週30分程度の番組が子どもたちの心を掴んでしまうことに、私たちは負けるわけにはいきません。そんなものよりももっと夢中にさせるものを用意しようと思います。