子どもの「一言」に育ちを感じる瞬間というものがあります。今日は朝から見学者が来たり、午後から「鬼ごっこ協会」に打ち合わせに行ったりしたので、子どもたちとは、昼食を共にするくらいしか接点を持てませんでした。
今日の主菜の「豚肉の香味(醤油麹)焼き」は、子どもに人気で、私も大好きですが、私が座るなり隣の年少のNKくんが「あ、ずるい、園長先生は2つある」といいます。子どものは基本1枚で、大人は2枚。それが不公平だと主張します。香味焼きが好きなんですね。「でも、Kちゃんと先生の体の大きさ、比べてごらんよ。こんなに違うでしょ」と身振りを付けて説明すると、笑って「そうか」といった顔をしています。
Kちゃんの隣の、年長のIKくんも香味焼きが好きなのか、小さく切られた豚肉のおかわりをもらった皿を私に、みせて「1234。4つ」といいます。私は「1234。いっぱいだね」と応えると、「(いっぱいじゃなくて)よっつ!」と、修正します。なるほど。4つは4つであって、いっぱいではない!というわけです。
ちょうど昨日の朝、2歳のにこにこのSちゃんと金魚の引っ越しをしたあとで、「金魚さんが、3匹になったね。いち、にい、さん」と数えたのでした。2歳児クラスの子たちの数は、3ぐらいまででよくて、私はそれい以上は「いっぱい」と、言っていたので、年長のIKくんにも、ついそう言ってしまって、サラリと修正されたのでした。