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防災情報

東京都は自転車も賠償責任保険が必要に

2020/01/31

◆東京は自転車に乗る方人は賠償責任保険の加入が義務に

今日31日は午後から園長向けの研修会に参加してきました。全国的な動向や来年度予算の内容などを確認するものです。保護者の皆さんに、直接影響があるものがありました。それは東京都の条例によって、自転車に乗る人は必ず賠償責任保険に入らなければならなくなったことです。4月から施行されます。賠償責任保険ですから、乗っている自分の傷害保険ではなく、相手に怪我や損害を与えてしまった時の保険です。自動車の自賠責と同じです。東京都だけのルールなので、東京都の保育園が加盟している保育団体が新たに保険を用意するそうです。近くご紹介できると思います。ちなみに入園時にすでにご案内ずみの任意保険「キッズガード」に入っている方は、それでカバーされていますので、その更新手続きをすれば済みます。

◆労災でも「精神疾患」が急増している

保育界には全国的な加盟団体が3つあります。その保育3団体が合同で開催する研修会が年間を通じて色々開かれています。今日の研修会もそれでした。ですから内容は、全国共通の課題や制度改正の話でした。

とても驚いた日本の社会変化がありました。それは「精神疾患(うつなど)を理由とする労災」が急増しているのです。仕事で精神疾患になったと認定されたわけですから、その原因は主に職場にあることになります。原因の第1位は残業など「仕事の量・質」で約3割を占めます。第2位がパワハラやいじめなどの「人間関係」、第3位が「事故や災害の体験」となっていて、この3つで4分の3になります。

◆保護者との関係で悩む保育園

では保育園はどうなっているのでしょうか。対人援助職である保育や介護の世界で労災は増えています。精神疾患の原因のうち40%が「責任の重さ・事故への不安」でトップです。その次に多いのは「保護者との関係が難しい」で19.6%もあります。これは、また長く保育に携わっている人から聞く話や研究者、そして私の実感とも一致します。研修会の講師は「年々、細かな対応を求めてくる保護者が増えています。保育という本業に専念できない、無駄なプレッシャーがかかっているのです」と説明していました。

保育園の場合、子どもの保育だけでも人員配置が足りない構造のまま、厚生労働省はその問題を放置し続けています。これは一法人や園長によって解決できない問題です。補助金で運営しているので収益事業ができません。人を増やすなら人件費を下げないとできない構造なのです。ですから、そこに何も人員加配がされないまま、保護者への対応が過重負担に拍車をかけていて、せっかく素晴らしい保育という仕事についても、その働き方が辛くて辞めてしまう職員も多いのです。

「保育園を考える親の会」の普光院亜紀さんに八王子の「せいがの森こども園」へ講演にきて頂いた時、この話をしたことがありますが、この親の会も保護者の立場から保育園を支えることの大切さを認識してくださっています。八王子の時はこの問題を保護者の方と間で、同じ認識に至っていました。千代田せいがでも早く同じような関係になりたいですね。

◆他罰性が強くなってしまった社会

物事は実に様々な要因が絡み合って発生しています。肝要なことは、現代社会が他罰性の時代になっていることを自覚することです。他人のせいにするのではなく、お互いに精一杯努力していることを想像しあい、優しい気持ちで違いを認め合うことです。その前提は信頼関係です。それはお互いに作り上げようとする姿勢が大切です。きっと相手も善くしようとしているということを信頼できるかどうかです。その信頼が前提となって、それなら私も協力して、やってみようと思える心理のことです。他罰性の意味は明日「生き方の道標 エリクソンとの散歩」(佐々木正美)から紹介します。

千代田区土砂災害警戒区域マップ

2019/11/01

11月1日、千代田区から「千代田区土砂災害警戒区域マップ」が届きました。PDFでアップします。

20191101 千代田区土砂災害警戒区域マップ

ホームページに「防災」というカテゴリーを設けますので、過去の防災マニュアルなども、そこに移動します。必要な時にすぐに検索できるように園のホームページに「防災」という場所を作ります。

 

防災マニュアルをHPにアップしました

2019/10/11

台風19号で河川が氾濫しては一大事ですが、千代田区も洪水避難地図を区民に配布しているほどですので、対応しておくことが大事です。そこで千代田区へ提出済みの防災マニュアルをホームページでダウンロードできるように「園からのニュース」にアップしておきます。いちどご確認ください。しばらくしたら「お知らせ」(パスワード必要)にも載せておきます。

全発災 行動マニュアル(保護者向け)ver2

大地震 行動マニュアル(保護者向け)ver2

水害 行動マニュアル(保護者向け)

http://www.city.chiyoda.lg.jp/koho/kurashi/bosai/suigai/documents/arakawa-hazard.pdf

(荒川が氾濫した時の浸水地域ハザードマップ)

災害用伝言ダイヤルを使ってみよう

2019/09/15

録音を聴く場合にはに、171(いない)に電話します。
アナウンスにしたがって「2」を押したあと、千代田せいが保育園の電話番号0368116686を押します。
◆今朝15日に、次のような伝言を録音しました聞いてみてください。録音期間は本日中のみ。次回は10月1日に録音しておきます。
【9月15日の録音内容】
千代田せいが保育園園長です。大規模な地震等が発生した場合、「子どもたちは全員、保育園で生活を続けていますのでご安心下さい」などと、園児の安否情報や生活の状況をここに録音します。実際のときも、急いでいるので暗唱番号なしです。
また、より詳しい情報は保育園のホームページ「園からのニュース」で確認してください。
◆この171は毎月1日と15日に無料で利用することができます。
伝言は1回30秒で、1つの固定電話につき10個まで。各携帯電話会社も災害時に伝言用のサービスを開設します。
普段から家族で伝言し合うなどして使い方に慣れておきましょう。

本当の「引き取り訓練」の意味

2019/09/13

◆発災後のリアルな動き方をイメージしましょう

今月9月20日に、保育園では総合防災訓練をします。その一部として、保護者の方には「引き取り訓練」をやってもらいます。「引き取り訓練」と言っても、学校がやっているように、ある時刻を決めて、その時間に迎えにきてもらうというようなことはしません。それはあまり現実的な訓練ではないからです。実際に大規模な震災が起きると、すぐにお迎えなどはできません。東日本大震災を思い出していただきたいのですが、もし首都圏直下型地震などが発生すると、保護者の皆さんがやることは、次のような手順になります。

◆先ずは、自宅で生活ができるかどうかを確かめること

まずは、ご自身の身の安全を確保していただき、家族の安否を確認しあい、自宅に戻ってみて被災状況を確かめ、その上で自宅で生活できるかどうかを判断し、学校や保育園にいる子どもたちを迎えにいくという流れになります。学校もその場でお泊まりになる可能性もあるのです。保育園はそれを前提に考えています。最低3日間は、寝泊まりができる体制を作ります。

◆9月20日のお迎え時刻は「いつも通り」で構いません

実際に被災すると、その災害の規模によってお迎えができる時刻は全く異なります。早くお迎えに行きたくても、できないのです。最悪の場合は、親御さん自身は不幸にしてお迎えに来れないことだって想定しておく必要があるのです。

以下に「千代田せいが保育園」の総合防災マニュアルから「発災後行動マニュアル」(地震編)の一部を転記します。「引き取り訓練」に相当する部分をご紹介します。このマニュアルは9月中に配布し、ホームページにアップします。

◆ 発災後行動マニュアルより(保護者向け)大規模な地震が発生したら

もし大きな地震があったら、次のように行動なさることを、お勧めします。

(1)まず、ご自身の安全を確保してください。

・保育園では最善を尽くして、子どもたちの安全を確保しています。

・避難生活は、保育園が最も安全です。どんな生活になるかは、別のところで説明します。

(2)震災が起きたら、園のホームページ「園からのニュース」を見てください。

・安否情報と生活の継続状況を定期的にアップします。

・SNS中継器の破損停電などでインターネットが通じないこともあるので、NTTの災害伝言ダイヤル【171】でも園の状況を定期的に録音します。

・併せて、学校や会社にいる他の家族の安否情報を確認しましょう。それができないこともありうると想像しておきましょう。

(3)自宅の被災状況を確認しましょう。電気、ガス、水道、下水、通信などのライフラインの被災状況によって、その後の生活が大きく変わります。

・まずは帰宅して、被災状況を確かめてください。

・そもそも自宅に辿りつけるかどうか。高層マンションのエレベーターは動いていますか。自宅に住めないときの避難生活場所を家族で決めておく必要があります。それが千代田せいが保育園になる可能性もあると思います。

・園にお迎えに来ることができても、家庭で生活できないと意味がありません。家で食糧、水、トイレ、照明、暑さ寒さ対策は大丈夫ですか。

(4)お迎え手段を検討してください。

・慌ててお迎えに来ないで、前記(3)を確認してからにしてください。

・勤務先などからの移動手段を確認しておきます。公共の交通機関は止まっています。どうやって帰宅するか、家族で話し合っておいてください。

・会社には水や食糧はありますか。被災日は勤務先に泊まるのか、徒歩で帰宅するのか、また被災地以外の親戚や知人に依頼するのかなど、帰宅と子どものお迎えの方法をシミュレーションしておきましょう。(ここが「引き渡し訓練」を機会に考えてほしいことです)

(4)保育園の「避難生活」について

・全てのライフラインが断たれた状況(注1)を想定し、発災後、最低3日間は保育園で寝泊まりができるようにします。ただし子どものお風呂はありません。清拭でしのぐことになるでしょう。

(注1)全てのライフラインが断たれた状況とは・・・電気、ガス、水道、下水、電話が使えない状態です。照明が点かず、エアコンが動かず、冷蔵庫や電化製品が動かず、調理室が使えません。水道からは水が出ず、下水管もつまりトイレが流れない、電話もインターネットも通じない、ガソリン車、電気自動車は動かず、公共交通機関も止まっています。

【園全体】ガードレールがつきました

2019/07/26

すでにお気づきのことと思いますが、昨日7月25日、園の前にガードレール(ガードポール)がつきました。作りは予想していた形よりも、あっさりしていますが、ないよりは断然安心です。植木との隙間も付けてもらう約束なのですが、それは警察署の管轄です。担当者からは「年度内には間に合わせますから、ご了解頂きたい」と頼まれました。12月頃になるのではないかと予想しています。(ニュース)

ゴキブリの入室を絶対に防ぐ

2019/07/14

13日には専門の会社に頼んでゴキブリなどの小動物が入らないような処置をしてもらいました。ビルの解体などがあると追われて逃げてくるので、排水管などの隙間を全て埋めてもらいました。また毒餌を通路になりそうな場所(子どもは来ない、届かない位置)に点付けしました。

AEDを設置しました

2019/07/03

 

昨日7月2日、AED(自動体外式除細動器)を保育園の事務室に設置しました。操作の戸惑わないように年に2回、消防隊員に来てもらい訓練をしています。
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