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園長の日記

10歳未満の陽性が増えることが心配

2021/08/24

東京パラリンピックが開会する本日8月24日(火)、5機のブルーインパルスが夕刻の空を3色の線をひきながら滑空しました。その一方で、コロナ禍で重症者は全国で1日で2000人に迫り、東京はすでに医療崩壊に直面しており、自宅待機中に11人が亡くなるという事態に至っています。

千代田区は児童生徒のパラリンピック学校連携観戦は中止しましたが、非常に気になるのが10歳未満の子どもの「陽性者」の増加です。東京はオリンピックが始まる前(7月18日から24日の1週間)は466人だったのに、1ヶ月後の先週(8月15日から21日)は約4倍の1804人にまで増えました。夏休みが終わり学校が再開すると、さらに悪化するかもしれません。

これだけ感染防止対策を講じても、RSウィルス感染症が流行っているように、乳幼児同士を触れ合わせないで保育することはほぼ不可能であり、これからどうなるのか正直、不安です。大人から子どもへ移さないということから、今後は子どもから子どもへ、さらに子どもから大人へ、さらに家庭へ、というルートもあることを覚悟しないといけないのかも知れません。

政府は今夜、9月12日までの緊急事態宣言の対象に、北海道など8道県を追加することを決めましたが、このペースで感染者が増え続けると、重症者もしばらくは増え続けます。医療の逼迫によって、子どもが受診できず治療が受けられないという事態になったら、と想像するとゾッとします。子どもの場合、これまでのように陽性になっても感染していないか症状が軽いままで治癒することを祈るばかりです。

本日、今年度第1回目の保護者アンケートをコドモンで配信しました。締め切りは2回の週末を挟む9月6日(月)です。ご協力のほど、よろしくお願いします。

 

本物を見せてあげたい

2021/08/23

カバのなき声って、聞いたことありますか? 私は今日初めて聞きました。にこにこ組のYRくんとOYさんが、レゴブロックで「動物のおうち」を作っていました。

ゾウさんが亀の親子のように背中に乗っていたので、私が「ぞうさんだね、ぱお〜、ぱお〜」と言ったら、二人は「ぱお〜」と真似して、にっこり。すると OYさんが「カバは?」と聞くのです。ゾウの隣にカバもいたのです。

「え、カバかあ・・・カバは、なんてなくんだろう? くあばあ〜かな?」と答えると、このやりとりを聞いていた山口先生が、さっそくスマホで調べてくれました。

すると「*%+#お〜」となんとも表現し難い声だったのです。にこにこさんたちがスマホの周りに集まってきて、輪ができます。

好奇心から動物のなき声しらべになったのですが、こんなきっかけから、もし「じゃあ、◯◯は?」となっていくと、好奇心から探究心へと、興味・関心が深まっていくことになります。

これはゾウさん、これはカバさんと、名前を知っているということと、それらが「どうなっているんだろう?」と関心を深めることとは、学びの質が異なります。

物や自然、動植物などの生き物など、いろいろなものの「性質」に関心をもつと、対象との関わりが深まります。このタイミングで上野動物園へ、連れて行って、本物のゾウやカバに出会わせてあげたいものです。今は動画で見ること、聞くことが簡単にできるようになりましたが、間接的な体験ではなく、実際に実物に触れることにはかないません。今はしまっている動物園ですが、早く開いて欲しいものです。

笑顔の納涼会でした

2021/08/21

今日の納涼会は、お囃子のBGMが流れる保育園の中で、1階で記念写真、2階でスイカ割り、3階でヨーヨー釣りとピンボールゲームを楽しんでもらいました。

2階に展示した「御神輿」には、ご家庭で作っていただいた「手作りの風鈴」を飾ったのですが、その前で家族写真を取る方も。階段で外に出ていただき、1階の外通路では「焼きそば」屋さんの雰囲気を味わってもらいました。

スイカに棒が当たると「やった、当たったねえ」と喝采を浴び、ヒビが入ると「やったあ、割れたねえ」と歓声が上がるので、やっている本人の方がよっぽどすごいことをやったみたいな気持ちになる子もいたりしたかもしれません。

見ていると、ほとんどの子がヨーヨー釣りも初体験だったみたいで、「釣れたね」「やったね」とみんなに「おめでとう」と言われて、しかももらえちゃうので、得した気分も味わえたんじゃないでしょうか。

ピンボールゲームは3回のうち1回でも「当り!」に転がると「いいことがあるよ」という、天任せの超簡単ルールですが、大抵は「当たり!」になるので、もれなく景品の「しゃぼん玉セット」をゲットしてにっこりでしたね。こちらもなんだか「当たったあ」「もらえたあ」と喜んでくれたみたいです。小さい子はまだよくわからなかったり、見られている中でやるのが恥ずかしかったり。いろんな笑顔が見られた納涼会でした。

可愛らしい浴衣姿も華やかで、せっかく用意した浴衣も「着る機会がなかったから嬉しい」という方や「久しぶりに着たら丈が短くなっていて」なんて方も。他愛のない行事と言ってしまえば、それまでですが、それでも子どもにしてみるとキラキラ、ウキウキの時間になってくれたんじゃないかと思います。天気も味方をしてくれて、最後まで心配した雨も降りませんでした。

残念ながら今日参加出来なかったご家庭の方には、残念がっているお子さんもいらっしゃるかもしれません。体調不良や日程が合わなかったり、仕事の都合がつかないことなどで、参加したい行事に参加できないということは、長い保育園生活の中で、どなたにもありうることです。保育園には他にも楽しいいろんな行事があります。今日の納涼会と同じものは無理だとしても、参加したのと似たような別の機会を色々と考えますので、残念がっているお子さんにはそのようにお伝えください。

子どもたちが楽しみにしている明日の納涼会は・・

2021/08/20

夏の暑さを避ける「避暑」の方法として、戸を開け放して葦簀(よしず)を立てかけて風通しをよくし、軒下に風鈴を下げて、打ち水をした路地裏では桶にスイカを冷やし、子どもは花火をしたりて涼をとる。こうした夕涼みの風情は、高度成長期の新三種の神器(カー、カラーテレビ、クーラー)によって、蚊帳は姿を消しながら、冷気を逃さないように戸は閉まっていき、テレビで室内で過ごす夏への変わっていきました。そして外へ出るのは、車で海や山や川のある自然や避暑地に向かい、登山や海水浴やプールやキャンプといった過ごし方になりました。

大方の子どもにとっては夏休みであり、帰省や旅行が心に残る夏の思い出になっていきます。旧自宅外から離れたニュータウン、ベッドタウンに多くの人が住むようになっていくと、そうした伝統的は納涼は体験できません。住んでいる町のコミュニティで、祭りや納涼会が楽しめるのは限られていきます。自治会や地域がしっかりあった地域には、たとえば神田明神に納涼祭があるように、ある種の伝統が息づいているのでしょうが、大抵は学校コニュティに受け継がれました。学校の校庭を開放して、自治会がテントを貼って、盆踊りや秋祭りを主催するものです。

そうした戸外で見られる「夏らしさ」「秋らしさ」が、今の大人の思い出になっているのは、多分、親子でいっしょに何かを楽しんだことが嬉しかったからではないでしょうか。特に大人が大事にしているお祭りの趣旨よりも、そこに出店される駄菓子屋さんや、お面、綿菓子、りんごあめ、ヨーヨー釣り、金魚すくい、宝探しなどが、やりたくて仕方がなく、金魚掬いやヨーヨー釣りなどは、何度かやるうちにコツを覚えて上手くなっていったという経験と重なったりします。

子どもは難しい趣旨はわからなくても、大人以上によくわかるのは、その時間が普段とは異なる、キラキラと輝く「ハレ」の何かだという感覚です。お祭りなら、大人もそれに輪をかけて「無礼講」だの、「年に一度だから」だのと、何か普段とは違う例外を許してもらえるような、社会学でいう「祝祭における蕩尽感覚」を醸し出すので、子どもはそうした雰囲気を敏感に感じ取っているのでしょう。

さて、明日の納涼会は、大人の方も、少しそうした雰囲気を出して、子どもに感じてもらいたいと思ったりしています。家族同士の触れ合いや交流は今回、あまりできませんが、親子で楽しんでもらえたらと思います。ちょうどRSウィルス感染症が流行ってしまい、乳児で体調を崩されたご家庭もありますが、しっかり療養して早く回復なさることを願っています。明日参加できなくても、規模は小さくなりますが、少し代わりの機会を設けるつもりですので、どうぞお大事になさってください。

お店屋さんごっこはアナログな拡張現実

2021/08/19

お店屋さんごっこ、といっても昔のような市場でやられていたような「売り買い」を、このあたりでみかけることは滅多にないような気がします。三井記念病院の先にイトーヨーカドーがありますが、そのちょうど向かいに八百屋さんがあって、そこでは「今日は〇〇がお得だよ」などと、威勢のいい声を聞いたことがあります。

ある調査で子どもの「お手伝い」の内容が時代でどんなに変化したのかを調査したものがあって、それによると昔よくあった「おつかい」が、今はほとんどなくなっているという結果が載っていました。それはそうかもしれません。交通事故や誘拐事件などの事故に遭わないかと心配ですし、今は宅配という便利な方法も増えました。さらにこの、コロナ禍で人と会って言葉を交わして何かを買う、という行為そのものを避けるような便利さがさらに進行しています。レジで「レジ袋入りますか」と「〇〇円です」しか話さないアルバイト店員のコンビニでさえ、さらに自動支払い機の導入で、全く無言で買い物が成立するようになってきました。

≪・・お客さんたちは受付でチケットにハンコを押してもらい、どれを買おうかとお店の商品をじーっと見て・・・恥ずかしそうに「これください」。本格的なお店屋さんごっこに、お互いちょっと照れながらのやりとりがありました。≫

昨日までの納涼会プレイベント「屋台のお店屋さんごっこ」では、そんな会話の様子が報告されています。

人と話すという基本的なスキルを身につけるには、人と話す機会を設けることですが、赤ちゃんが言葉を獲得する(学ぶ、ではありません)ためには、他者に何かを伝えたい、という心情がなければそうなりません。自分の思いや考えを他人に伝えようとするには、伝えたい相手と伝えたい気持ちがないと言葉は動き出さないのです。その状況は生まれた直後から、親と子の関係を起点としがら発達していくのですが、核家族だけでは、その相手が不足します。保育園のような集団のある場所で、さらに年齢の異なる色々な子どもや大人との交流が起きる生活は、家庭にも地域にも、全くなくなっているのです。

地域で人と人が出会い、会話をかわし、気持ちを交流するような公的空間、井戸端会議や立ち話を含めて、人が何かをやりとりするアナログな機会を、私たちは子どもの生活から奪っているんだという事実を知っておくべきです。それを補うかのように、保育園の生活は色々な人間関係の体験の場になっています。「いらっしゃいませ」「これください」「〇〇円です」・・ごっこ遊びの世界は、こうやって現実では体験できにくいことさえできる機会だと考えると、このアナログな拡張現実(AR)こそ、大事な経験のような気がしてなりません。

今日の夕方、妄想公園に行ってきました。デジタルデバイスを使って、目の前の空間を魚の群れが泳いだり、電車が走ったりします。それはそれで大変面白い体験だったのですが、子どもへの与えたかは微妙だなぁと思いました。その話はまたしますが、アナログな「お店屋さんごっこ」こそ、子どもにとっては必要な拡張現実だと思います。その前に実際の体験がもっと必要なのですが。そこで、子どもが大好きな模倣遊びのことを、デジタルのARに代わって、アナログのAを頭につけて、AARこそ大事と言っておきたくなります。

活況だった屋台のお店やさん

2021/08/18

「いらっしゃ〜い、いらっしゃ〜い」。屋台のお店から売り子の声が聞こえてきます。「園長先生も買ってって〜」と呼び止められて、「わあ、おいそうなアイスに綿菓子、ドーナッツもカラフルで綺麗だなあ」と返事。ちょうど入園先を選んでいる見学者の案内をしていたのですが、2階の屋台マーケットは、活況を呈していました。

お祭りにつきものの屋台ですが、コロナ禍でまともにお祭りを経験してない子どもたち。でも4歳のらんらん、5歳のすいすいの子どもたちは、お祭りの夜店で「買ったことある〜」と教えてくれる子もいて、屋台のイメージを持っているようです。この2年間、ブランクを感じさせない子たちで、私はホッとして、嬉しくなりました。

昨日と今日の2日間、子どもたちが作り上げた屋台マーケットですが、すでに「お持ち帰り」でご覧になった方はご存知だと思いますが、どれもよくできていて、物をよくみているなあと感心です。焼きそばの上に乗っているのは、キャベツとにんじん、赤い紅生姜のトッピング。わたあめの袋は、「せいがぼうや」のお見本を真似て描いた子どもたちの絵です。たこやきの緑色は青のり、パックにはかわいいタコの絵もついています。

世の中はVR(仮想現実)やAR(拡張現実)が流行っていますが、子どもたちにとってはアナログな模倣が創造力の源泉です。実際の生々しい体験が大切で、その生々しさが何事も基準になっているからこそ、何かの模倣、何かの仮想、何かの拡張ということもわかることになります。最初から仮想や拡張だけの体験は、実に危なっかしい。

五感をフルにつかった実体験の面白さがあって初めて、それを再現したい!という強い欲求が生まれます。幸いなことに「食べる」ことだけは、代わりのもというわけにはいかないので、食べ物屋さんがメインの屋台になっているのは、わかる気がします。子どもたちにとっての食体験は、やっぱりインパクトが大きいのですね。

緊急事態宣言を来月12日まで延期

2021/08/17

政府は本日17日(火)、今月末までにいちど延期した東京都の緊急事態宣言を9月12日まで再延期することを決めました。感染対策の基本的対処方針は、医療体制の構築、感染防止、ワクチン接種の推進が三本柱です。

逼迫する医療体制の拡充としては、病床数の増加に加え、酸素濃縮器を緊急に確保し、抗体カクテルの2種類の薬を医療機関やホテルにも早急に配布するそうです。感染防止としては在宅勤務を活用したり、休暇取得を促してもらい出勤者の7割削減を目指すそうです。デパ地下など大規模商業施設も入場者の制限を要請するようです。

すべてに後手後手なので菅首相自身「国民の不満も当然のことと思う」と述べました。医療体制の強化や、人流削減を一体どこまで本気でやろうとしているのか、実現可能性を感じる会見ではありませんでした。保育園のような場所の人流削減は、どう考えればいのか、結局よくわからない会見でした。

首相は人流5割削減を求めており、尾身会長は「街中が閑散とするような状況を想定しているのではなく、リスクの高い場面状況を、徹底的に減らすことで、感染拡大はコントロールできる」という認識を示しました。ということは、感染対策を講じている私たち保育関係者は、これまでと同じと言うことでしょうか。明日以降、千代田区の方針を確認します。

私たちができることは、普段一緒にいない人たちとの接触を極力避け、保育園の中に持ち込まないようにご協力いただくことになります。このお盆中に旅行に行ったり帰省したり、家族以外の人たちと会食をしたり、そういう方々は特に注意してお過ごしください。保育園でも、身近な方がPCR検査を受けたがどうしたらいいかという相談を受けています。

それでも譲れないものは守り通す

2021/08/16

今回、納涼会をどうするか悩みました。今、甲子園で熱い戦いが繰り広げられていますが、昨年は出場できずに無念な思いを噛み締めた高校生たちの姿を思い出し、大人にとっては何年かの我慢かもしれませんが、子どもたちにとっての1年は、一生のうちで1回しかない一年だったりします。それは園児も同じはず。この頃の1年は、本当にかけがえのない一年なのです。それを大人の都合で簡単に手放していいのだろうか。でも未曾有のコロナ禍が進行しているし、どう判断したらいいのだろう。そして決め手になったのは「誰がみても濃厚接触者ゼロ」状態を作り出すこと。そのための工夫をしながら、実施することにしました。

保育にとって大事なのは、本当は行事やイベントではありません。何か名前のついた活動や行事だけでは、子どもの根っこは育ちません。日常の毎日の、地味な生活の積み重ねが方がよっぽど大事なのは間違いありません。ですから行事の一つや二つがなくなったとしても、それほど大きな喪失にはなりません。しかし、それでも子ども達が楽しみにしている思いを考えると、そう簡単に諦めるわけにはいかないと考えました。

話はコロナとの戦いになりますが、この長期戦とどう向き合うか。保育の本質が日常にあるからこそ、地味な毎日にコロナなの影響を与えたくありません。それでも無用な自粛になっているものはないか、きちんと点検しながら、保育を進めたいと思います。この2年半を振り返ると、コロナ禍がなんと長いことか、驚きます。

「地域を園庭に!」を合言葉のようにして開園したのが2年前の春。園庭はなくたって、地域があるじゃないかと、子どもたちの生活圏を地域へ広げてきました。まずは園の前を流れる神田川。これを地域の交通インフラにしようとしている「千代田リバーサイド・プロジェクト」と連携をはかり、一年目の納涼会は屋形船で隅田川へ出てもらい東京スカイツリーが見える吾妻橋までの往復を楽しみました。

また園の前を走っているのは幹線道路ですから、バスを借り切って「木場公園」や「しながわ水族館」「北の丸公園」などへ、園ではできない運動や生き物観察を楽しみに出かけました。さらに地下鉄や電車も近くを走っているので、これも活用する計画を立て、さあ、これから近くの保育園とも交流だ!と張り切っていた頃へ、やってきたのはコロナウイルス感染という、目に見えない妨害者です。開園2年目はこれとの戦いを象徴する「閉園」で始まったわけですが、その戦いは1年半以上にもなり、開園してからこれまでの時間の半分以上にもなってしまいました。

園庭がなくても地域がある、いろんな人たちと出会い、交流を深めたい。この方針に変わりはありません。でも保育園や小学校、学童、高校生、大学生など、相手を必要とする交流は今、いかにもやりにくい。人数と時間を制限しながらやるしかありません。コロナ禍は、こうして人と人の接近と交流を阻むかのように、なんとも身動きの取りずらい状況に引きずり込んでしまいます。身体性と物理的接触が極めて大事な子育てに、ソーシャル・ディスタンスを取るのは致命的なことなのですが、そうならないように、感染対策を講じ、活用できるリモートは利用しながら、必要なことは淡々と実施していこうと思います。

本日16日、感染情報の報告についてお願いをさせてもらいました。皆さん、くれぐれも感染なさらないようにお気をつけください。

子どもたちにとっての納涼会

2021/08/13

コロナ禍で軒並み中止になってしまった夏の風物詩の数々。大人にとっては懐かしいと感じるお祭りの屋台や盆踊り。

そうであっても、未曾有の感染爆発真っ只中にあるからこそ、彼岸から現世を心配されているご先祖さまをお迎えするのがお盆の礼儀というもの。地域でそれらを準備して、実施していく大人をみながら、子どもは育っていくのです。その光景を無きものにしてしまうことが、現代の残酷さでもあります。

子どもたちは「納涼会プロジェクト」をはじめました。というとなんだか凄そうですが(笑)、要するに「お店屋さんごっこ」です。

納涼会はやることにしました。それに向けて7月上旬から、幼児組の子どもたちは、お祭りの屋台に並ぶ「美味しいもの」を作ろうと話し合っていました。

室内にちょうちんを飾った今日13日(金)。制作ゾーンを覗くと、お寿司を握っていました。

まぐろやしゃけ、玉子焼きなどができていました。屋台でお寿司はあまり見かけませんが、それはまあ、いいとして・・

これまでにも作ってきた様子を主任が玄関に張り出してくれました。焼きそば、たこ焼き、ドーナツなど、どれもおいそう・・・ぜひご覧ください。

咲いた朝顔の花

2021/08/12

子どもたちが種から育てた「朝顔」が玄関で咲きました。

先生に抱っこしてもらって、花の中を覗き込むと・・・

「オシベみたいなのが、4つあった」「キラキラしてた」

すいすい(年長)ともなると、雄蕊って言葉を知っているんですね。

ほんとに綺麗でした。

春に植えた稲も穂が実っています。

玄関周りの緑には、すいすいの子たちが、毎日のように水やりを続けてきました。

 

お手伝いが大好きなすいすい組のお世話のおかげで、さいた朝顔。

いろいろなことを伝え合い、話し合う姿が頼もしいすいすい組の子どもたち。

最近のすいすいさんの成長ぶりを表しているかのようです。

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