MENU CLOSE
TEL

園長の日記

日本人が月に感じてきたものは・・

2020/09/28

清々しい青空がトップニュースになった今日28日(月)、富士山に初冠雪も見られました。季節は確実に秋です。こんな気持ちのいい季節を子どもたちと実感したくて、10月2日(金)の中秋の名月までの今週1週間は、秋づくしの予定です。

布川先生による習字は「月」。ひらがなと漢字で、しかも楷書だけではなく草書も併せて、楽しみました。草書は元の漢字や平仮名を崩すのですが、月の場合はまるで象形文字のように受け止めて楽しめます。三日月のようにも見えたりして、月と文字に秋の風情を感じる時間になったようです。

いただいたものも含めて園内にいまある絵本の中には、「月」に因んだものが8冊ありました。そこで夕方の望遠鏡での観察の前に『お月さまってどんなあじ?」と「ぽんぽん山の月」を読んであげました。前者はわいわい・らんらんぐらいにぴったり。後者はすいすいなら主題が伝わるかな?というものでした。

うさぎがお月さまにいるのは、古い仏教の説話が元になっています。火に自らを投じて自分を食べさせようとした優しいうさぎの話です。それを彷彿とさせるのが「ぽんぽん山の月」。ここには優しい山姥(やまんば)が、可哀想な子うさぎを見かねて、自分のお団子を恵みます。お母さんが漁師に打たれて亡くなっていることを知らない子うさぎたち。その、子うさぎは、お月さまでお餅をついているおかあさんからのものだと喜ぶのです。

今日は夕方になって雲が出て、望遠鏡によるお月見はできませんでしたが、実は6時40分すぎに、山崎パン本社の真上に雲からのぞいてくれました。その写真は以下です。今日こそは見れるといいですね。

 

リンドウ 花言葉は誠実!

2020/09/27

9月24日(木)、9月の誕生会で、読み聞かせをしていただいた福田さんから、9月の花「りんどう」を誕生祝いにいただきました。「りんどうは9月の花で、花言葉は誠実なんですよ」と教えてくださいました。

皆さんは、日常生活の中で「誠実」を意識することって、ありますか?

前の保育園で先生が「○○くんは、正義感が強いので、お友達の間違った行動が許せないんです」といった言葉を聞いたことがあります。3歳の子どもでした。子どもは生活や遊びの中でいろいろな「きまり」を守ること覚えていきます。そうしたルールを守ることは、特に自分が一生懸命、守っているときに、それを守らない友達がいると許せなくなります。

その基盤はいつ頃からできてくるのかということを研究している分野があるのですが、最新の研究では、赤ちゃんは「利他性」と言って、他者を助けるような行動を好み、邪魔をするような行動を嫌います。この傾向は「学習」ではなく、先天的なもの、持って生まれた能力だそうです。

大人になっても誠実な生き方に接すると、勇気づけられることがあります。またそれを守る姿を見ると、胸がすく思いになるものです。そんな生き方を忘れないようにしたいものです。

10月8日(木)山本歯科医さんのミニ講話

2020/09/26

「優しい歯医者さん」として人気のある山本先生に、ミニ講話をお願いしました。診療日の都合もあるので10月8日(木)の午後12時15分から45分。保育参観の3日目です。場所は保育園からすぐそばの海老原商店をお借りしました。

山本歯科ミニ講話

乳児は昼食を食べ終わり、幼児は最後のグループが食べ始める頃になります。講話は30分なので、午睡の様子を御覧いなりたい方は、講話のあとご覧いただけます。

 

創造力を育んでいるダンス遊び

2020/09/25

創造的にダンスを楽しむ子どもたちーー。保育園にいると、子どもたちの溢れ出る意欲の旺盛さを毎日、目の当たりにしています。登園からお迎えまでの間、どの子も自分のペースでやりたいことがいっぱいで、友達と関わり、いろいろなことをやるたびに発見があって、それを表現して伝え合います。汲めども汲めども枯れない泉のように、溢れ出る意欲が賑やかな生活をつくりだしています。

今日25日は、その意欲が体を通じた創造力を育む様子をたっぷりと確認することができました。今日はダンサーズ青木チームによる「ダンス遊び」の日でした。9時50分から12時まで、2歳、0〜1歳、3歳、4〜5歳という順番で4セクションに分かれてダンスのワークショップを楽しみました。3〜5歳にとっては昨年から数えて6回目、今年度は4回目のダンス体験になりました。

回を重ねて慣れてきたことから見えてくる「育ち」にも気づきます。スキップで走ってきて途中で「ポーズ」を決めたり、見られていることを意識して演じている姿が垣間見えたりと、そこにちょっとした心の余裕も感じさせるほどになりました。人気の活動になっている「マネキンとデザイナー」も、自分で両方ができるようになってきました。

このように「体を動かすこと」は、体育でも体操でもスポーツでもないことがはっきりします。自分なりに想像することが先にあって、そのイマジネーションが身体の動きを生み出しています。イメージから生み出される創造的な動きです。単に「ポーズをとっていいよ、好きなようにやってごらん」と言われて、大人だってすぐにできるものではありません。それが子どもたちは、自分なりのポーズを創り出しています。このような意図的な身体の動かし方は、「アート表現としての身体運動」だと言っていいんだろうと納得します。

思うように体を動かせることは、上手にスキップができることではありません。これがスキップだと思う自分なりのスキップで構わないのであって、それを楽しそうにやっている姿が、とても美しいのです。顔が輝いています。ちょっと恥ずかしそうだったり、自信たっぷりだったり・・・。想像力から動いていく運動です。イマジネーションが豊かになることが、体の動かし方も豊かになることに気づきます。

保育参観を希望する日をお選びください

2020/09/24

10月6日から8日まで「保育参観」があります。今年は3密を避ければならないので、希望する参観日を予め教えてください。クラスの入り口に表を置いておきますので、第一希望、第二希望、第三希望を①②③の数字でご記入ください。

 

なお、保育参観3日目の8日(木)には山本歯科医いよるミニ講和があります。

時間は午後12時15分〜12時45分 場所は海老原商店です

この3日間では都合がつかない方には、別の日でも構いませんので担任にご相談ください。なお10月は行事などが多いので、参観にふさわしい日として10月20日をお勧めします。

20200924 保育参観希望表

和泉小学校の体育館を下見

2020/09/23

 

10月24日(土)に予定している「親子運動遊びの会」(略称・運動会)は、昨年と同じように和泉小学校の体育館(上の写真は昨年のもの)をお借りするのですが、その2回目の下見と打ち合わせのために今日23日夕方、同小へ運動会係の先生と2人で行ってきました。もともと園庭のない保育園なので、千代田区もそうした行事を行う時は、教育委員会が窓口になって、地域の施設などを貸してくれます。当園と同じように園庭のない保育園が千代田区は多いのですが、あい保育園も10月に同じように体育館を借りて運動会を開くそうで、今日23日の打ち合わせでは一緒になりました。

当園の運動会は、よくある運動会とはちょっと趣が違います。かけっこや親子演目やお遊戯などで構成することが多い幼稚園や保育園の運動会ですが、当園の運動会は、親子で運動を楽しむということを基本としています。今年は、体を動かすことそのものの楽しさを感じてもらいたいので、アーティストで振付師のダンサーをお招きして、コンテンポラリーダンスを楽しみます。ある意味で「ダンス」の根本を楽しんでみようというわけです。

一方、運動会とは別の機会に、子どもの運動面や身体面の発達をお伝えすること方法も検討中です。開園してからこの1年半、子どもたちの身体的な成長はめざましいので、それをお伝えしていく「可視化」も工夫してみたいと思います。

 

 

連休はいかがでしたか?

2020/09/22

19日もお休みだった方は4連休でしたが、どんな休日を過ごされたでしょうか。テレビを見ていたら、高尾山に人がいっぱい集まっている映像が流れていました。子どもたちと遠足によくいったところなのですが、あんなに人が集まっているのは初詣に次ぐ人手かも! とちょっと思ったほどです。遠足などで出かける時は平日なので、人はあまりいなくて、のんびりと自然を楽しみながら歩いて行ったものです。

自然といえば、ずっと観たいと思っていた映画『リトル・ビッグ・ファーム』を連休中に楽しみました。実際にこんな農場があるというのは、それだけで素晴らしいし、自然の生態系の見事さを再確認できるものでした。また農業も酪農も切り離せない、自然にその線引きはできないことに気づきました。人間と自然のつながりを、この映画から真似をして学べることがたくさんありました。子どもには自然に感動するする「センス・オブ・ワンダー」が極めて大事なのですが、こんな映画を見ると大人のそれが活性化されます。機会があったら、ぜひご覧ください。

コロナでの長いすごもり生活から解放されたい気持ち、よくわかります。これから季節も良くなってくると、ますます外へ出かけることが増えます。園生活でも上手に蜜を裂けながら、秋の自然を楽しみたいと思います。子どもたちが連休中に「こんなことをしたよ」と話してくれるはず。明日23日からの園生活がまた楽しみです。

 

幼保一元化も行革のテーマに?

2020/09/21

自民党の党則79条に「総裁は必要に応じて臨時の機関を設けることができる」という規定があるのですが、今回の行政改革はその委員会を立ち上げて取り組むことになったようです。下村博文・自民党政調会長自らがテレビ番組で今、説明しています。しかも驚いたことに、省庁縦割りの弊害の例として文科省の幼稚園、厚労省の保育所、内閣府の認定こども園の3府省にまたがる幼児教育を取り上げたのです。この内閣はかなり本気です。もしこれが壊せるくらいなら、日本はなかり変わるかもしれません。下村発言をそのまま以下に引用します。(明日の朝刊が楽しみです)

「今回はデジタル庁もそうですが、新たに作ると。その場合に行革で減らすということも含めると、単に79条の行革推進本部だけでは、権限的には十分でないところもあるので、棚橋さん(泰文・行革委員会本部長)とも話しながら、党全体として河野行革大臣をバックしていくようなことをですね。

例えば、その中で、幼稚園は文科省、保育所は厚労省、こども園は内閣府で、実際には幼児教育は同じにもかかわらずですね、3つバラバラで、役所も3つなんですね、例えばこれを行革として1本化して、こども省とか、こども家庭省とか、したときに当然、文科省や厚労省や内閣府から反対論があるわけですね。

だから河野さん一人じゃできないかもしれないから、党としてしっかりとバックアップするような、そういう省庁再編ということを考えると、いろいろな分野で重要なことだと思います。党の79条の行革推進本部だけでは、これは提言だけですから、すぐ実行に移すとなると、これは政調もあわせてですね、対応を政府に対してバックアップするようなことを組織的に考えていきたいと思います」

すごい発言です。これは、自民党政調会長の発言ですから、どこまでブラフかまだわかりませんが、重い発言であることは確かです。元文部科学省大臣も経験しているので、この分野は熟知しています。ものすごく厚い壁が待ち受けていることもよくわかっている上での発言ですから、例としてマスコミの番組で挙げたからには、明日以降の展開は目が離せなくなりました。

top