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園長の日記

アスレティック遊具も自然に遊びこなす

2019/09/25

「わらす」や「にこにこ」の日記(ブログ)にあるように、木場公園の「冒険広場」で遊んできました。帰りのバスの中で先生が「今日は木場公園の冒険広場で遊んだけど、楽しかった?」と聞くと、「楽しかった!」と大きな返事が返ってきました。「冒険できたかな?」というと「できた!」という、これまた大きな返事。

冒険という言葉の意味もわかっているみたいで、確かにいろんなことに挑戦している姿がいっぱいでした。

にこにこさんは「楽しい!」とにこにこ笑って、何度も滑り台に登っては滑り、を繰り返しています。その子は「(滑り台が)どうしてあるの?」と、私に聞きます。しかも「誰が作ったの?」とも。それだけ、面白かったのでしょう。<こんなに面白いもの、楽しいものがあるなんて、どうしてあるの?誰が作ったの?>というわけです。

冒険広場には、大きな滑り台のほか、ワイヤーロープを張り巡らした大きな山や、ロープを伝ってバランスをとって歩いて渡るジグザグ遊具、ターザンロープなどが並んでいて、子どもたちは目を輝かせて、次々に思い思いの固定遊具で遊びました。

らんすいの子どたちが、真っ先に遊びだしたのが、ワイヤーロープの山でした。その姿を見て、私たち職員はびっくりしました。その固定遊具は3歳、4歳向けではないはず。それでも、何の躊躇もなく、どんどん登って行ってしまいました。

その遊び方の自然さに、見ている私たちは「成長したなあ」と感心しました。しかも、私たちは安心してみていられたのです。この滑らかな身のこなしは、普段のネット遊びの賜物です。同行した先生たちは同じ思いを強くしました。

そのほかにも、友達の水筒を集めたあげたり、遊び終わってそろそろバスに乗って戻るよ、という声掛けにも、自分で気持ちを切り替えて、遊びをお終いにしていく力がとても育っています。この調子でいくと、いろいろな場所へ遊びや見学に行けそうです。

その場所は、どんぐりの木やイチョウ、などが植わっている雑木林の中のような空間になっているので、地面には木の実が落ちています。

すでにかなり拾われてしまっていましたが、それでもクヌギ系のどんぐりをたくさん集めました。

今度は室内では、これを使って、遊びたいと思います。

 

子どもの数だけある「この日を忘れられない」記念日

2019/09/24

昨日は私、園長から見た「この日を忘れない!」でしたが、子どもからすれば、初めて散歩で和泉公園に「行けた」ことよりも、実際に「楽しかった」ことの方が大切なのです。

それと同じ意味で、今日の「ちっち」のブログ(日記)に、「相手の気持ちを察する力」が見えた様子が報告されています。

それを読みながら、このちっちの先生は「よくぞ、その様子を捉えてくれたなあ」と感心します。

と同時に、子どもは本当は謙虚なんだなと、子どもにも感心します。それは、倉橋惣三が子どもに魅了されて「こころもち」と表現した、あの子ども心のことです。この子どもたちが記憶はできないにしても、こんな心が育っている「記念日」として、忘れられない日であることは間違いありません。

◆乳児同士が共に過ごした時間があったからこそ

ここからは私の解釈ですが、「おもちゃを直そうとして、それを欲しがっているんだ!」と察することができるのは、相手の意図を理解しようとする「謙虚さみたいなもの」が備わっているからであって、そういう相手への気遣いのような、そっと見守る力のようなものを、赤ちゃんの頃から発揮できるのだとしたら、それは子ども同士の親密さを育んだ「共に過ごしている時間」があるからだろうと考えざるを得ません。

◆こうして信頼も育まれるのではないか

その親密さの中で子ども同士の「信頼関係」のような感情も育っていって、この写真のような光景が生まれているのでしょう。実に面白い姿です。こうやって心の通い合いが生じるのでしょうね。

◆どうして日本は0歳児室を隔離するのか?

あえて申し上げると、日本の全国の保育園は0歳だけで隔離した保育室を作らなければならなくなっています。これは見直した方がいい。世界的見たら「当たり前」ではありません。千代田せいが保育園のように、0歳と1歳のクラスが同じ空間を共有して生活できる保育園は、非常に稀なことなんです。

◆保健師には保健衛生と人類学(心の保健衛生)を!

0歳児クラスを独立させて、他のクラスを交流させないルールは、伝統的な子育ての原理から逸脱した、いかにも保健所が考えそうな、人工的で視野狭窄に陥った偏見であると申し上げておきたいと思います。感染症の予防は大事です。併せて心の発達も大事です。感染症にはならないけど、他人の気持ちに共感できない大人をたくさん育ててもいいのでしょうか? このジレンマに向き合って欲しいのです。保健師には人類学を学んでもらわないといけません。

私はこの日を忘れない!

2019/09/23

◆和泉公園に散歩に行った日

先週9月17日(月)から21日(土)までの一週間で、千代田せいが保育園の生活で大きな変化がありました。それは秋になって外に出やすくなったことから、散歩が増えてきたのですが、その中でも、ちょっと感慨深かったのは、わいらんの子どもたちが「和泉公園」で遊んできたことです。バス遠足で木場公園へ行った翌日の19日(木)です。私には来客があったので、一緒に行けなかったのですが、とても楽しかったようです。散歩コースは和泉橋を渡って東京メトロ日比谷線の地下から昭和通りの反対側へ出て行きました。15〜20分ぐらいかかったそうですが、いよいよ和泉公園が日常の散歩コースに入ってきたわけです。子どもたちも先生たちも、自然な流れでたどり着いた「和泉公園散歩」だったようですが、私にしてみると、大きな出来事です。というのは、園庭のない千代田せいが保育園が開園以来、目指してきた「地域そのものを園庭にする」という方針の中での具体的で大きな到達点だからです。

◆今だから、あっけなく達成したように思える育ち

子どもたちの育ちというのは、このように目立たない形で、そっとやってきます。人の発達というのは、達成してみると、意外とあっけない感じがするものです。できないときは、あれだけハラハラドキドキ、ああなのか、こうなのかと散々、心配したり議論したりしたのに、できてしまうと、あの時のあの心理状態が嘘のようです。そんなことって、いろんな場面でありますね。

◆もっと大切にしてほしい認可保育園

でも、私はこの日9月19日を決して忘れないようにしたいと思います。年長さんではなく「年少、年中」の子どもたちが、「和泉公園」へ安全に日常的に通えるまでに、成長したということ。嬉しいですね。担任たちの苦労を想うと涙がでそうです。

そして園長目線での語りになってしまいますが、同時に忘れてはならないのは、千代田区で2園目の社会福祉法人立の認可保育園には屈辱的にも園庭がなく(幼稚園は園庭がないと認可されることは絶対にありません)、その代わりに本来近くになければならない園庭にふさわしいそれが「和泉公園」でなければならないことも。そして、それがまだ安全な移動ではなく、車や自転車や人にハラハラしながらも、やっとたどり着くのに半年が必要だったということも。

◆だからこそ、一緒に協力してやりましょう!

でも、そんなことは保護者の皆さんと一緒に乗り越えて行きましょう。平然と悠然とではありませんが、子どもたちの成長がそれを証明していくように。園庭があろうとなかろうと、本当に必要なことを工夫すれば、ちゃんと果実を実らせることができることを証明しながら。

伝承遊びアンケートのまとめ

2019/09/22

この地域をよく知りながら、この地域ならではの保育を創り上げたい。そういう考えから取らせていただいた「子ども体験アンケート」(伝承遊び)ですが、ほとんどの皆さんからご回答をいただきました。お忙しいなか、本当にありがとうございました。わくわくするような保育に活かせる提案もいただいて、感謝申し上げます。集計が済んだので、今週発行する園だより10月号でご案内します。

頂いたアンケートをよみながら、子どもたちが地域のお祭りや縁日で体験していることが、だいたいわかりました。伝承的な外遊びも、園が意識してやらないと体験できない「絶滅危惧種」ということも、わかります。保育や行事を通じて、その地域の祭りや縁日がもっと楽しくなったり、身近なものになっていくような保育にできたらいいなと、思います。

例えば、再来年の神田祭には、園として参加しましょうとお誘いを受けていますので、子どもたちには「祭り」をテーマにしたプロジェクト保育をやってみたいですし、それは子どもだけではなくて、職員も保護者の有志の方々と一緒になって「千代田せいが神田囃子の会」を立ち上げて、月1回ぐらいずつ練習していくのなんてことが実現できないかと、本気で思ったりしています。

この半年のあいだ、休日に地域の公園を歩いて回りましたが、鬼ごっこやかくれんぼを見たことがありません。アンケートでは、幼児でその経験がありますが、ほとんどは前の園での経験でした。単純に、親子で「鬼ごっこ」やった経験、ありますか?多分、ないと思います。それならやってみませんか。親子運動レクリエーションでは、1300年前からある鬼ごっこの原型である「ことろことろ」をやってみましょう。そして、神田を鬼ごっこのある街にしましょう。

 

 

ザリガニの赤ちゃんが元気に成長

2019/09/22

(体長は5ミリくらい。姿はすっかり、ザリガニです。色はなく透明です)

1週間前に産卵を始めたザリガニは、たくさんの赤ちゃんが元気に育っています。共食いをさけるために水鉢に移してあげました。

水草の下から出たり、入ったり。

すでに体長1〜2センチになってるザリガニの赤ちゃんも。

お母さんザリガニは、産卵中は食べません。昼はジッとしていますが、夜行性だからなのか、産卵中だからなのか、夕方からは活発にゴソゴソ動いています。

お腹の卵は半分くらいに少なくなっています。

水面から体を出したり、水槽のなかを歩きまわったりと、何かをしたがっているのですが、脱走名人といわれるザリガニくん、どうしたいの?

元気に過ごしているザリガニのお母さん。産卵後は食べるようになるそうなので、専用のエサもあげました。

保育体験(アロペアレント)をしませんか?

2019/09/21

この秋から保育体験「アロペアレント」を始めます。これは保護者の皆さんが「担任」になって、自分のお子さんのいる部屋で「保育士」の体験をしてもらうものです。子どもがどんな風に生活しているか、保育を通じて知って頂きたいと思います。日程はクラス担任と相談してください。

また食事も子どもたちと一緒に食べてみてください。その後、やってみてどうだったかミニ面談をしましょう。

 

小さいお子さんは親だと分かると、普段の様子と変わってしまうので、子どもには「新しい先生ですよ」ということにして、ちょっと保育士らしく「変装」してもらいます。

 

各クラス一人までで、時間は登園してからお昼寝が始まるまでの半日です。もし、仕事が1日お休みがとれたら、午後はそのまま帰宅でも構いません。

 

担任になってもらい体験は、保育士が「どうやって子ども同士で遊ぶように、見守っているか」「どうやって子どもの自発性を引き出しているか」などを知って頂く機会にもなるものと思います。

 

保育体験をあえて「アロペアレント」と名付けたのは、子どもは親だけで育つのではないと言う意味を実感してほしいからです。ぜひ多くの方に体験していただきたいと思っています。

 

この体験が終わったら、いよいよ保護者だけで1日保育をしていただく「アロペアレンティング・デイ」をやりましょう。園長代理、主任代理、保育士代理を全て保護者にやって頂く1日です。その時は、お子さんのいる部屋の担任はやりません。姉妹園から何度も経験している保護者に来てもらい説明会を開きます。

(プリントを24日に配布しますが、連休前に一足早くおしらせします)

保育体験(アロペアレント)

実際にやってみないとわからない

2019/09/20

 

◆実際にやってみないとわからない

ラグビーW杯が今日から日本で始まりました。日本はロシアと対戦します。この9月20日は、その開幕の日としてラグビー史に残る日となるでしょう。そして私たち千代田せいが保育園としては、「引き取り訓練の日」だったので、保護者にとって「やってみないとわらかない」ことを体験された日にもなったことでしょう。お迎えの時、「今日は職場から歩いてきました」というお母さん。やってみて初めて気づいたことがたくさんあったそうです。

◆「思わず保育園へ行きそうになりました」

 

「・・電車が止まっていると仮定して歩いてきたんですが、○○分かかりました。思わず保育園に先にお迎えに行きそうになってしまいます。まず自宅へ行ってきました。○階なんですが、エレベーターが止まっていると思ったら、もう(大変だと思いました)・・・自転車も使えないかもしれないことに気づきました。とにかく電気にいかに依存しているかがよくわかりました・」

この方のように、発災を想定して実際にシミュレーションをやって頂くのは、とても大切です。毎日の仕事や職場の状況を想像すると、なかなかできることではありません。ほんとに貴重な想定訓練をしていただいたと思いました。

◆台風15号以降、災害伝言ダイヤル171が今でも使える!

またNTTの災害用伝言ダイヤルですが、私が15日に録音したメッセージが「今日も聞けましたよ」と教えていただきました。台風15号の災害はまだ続いているんだという事実に気づかされて、私はとても恥ずかしい気がしまた。現在も日本は「災害中」なのです。千葉の被災地ではラグビーどころではないのです。

◆防災教育で子どもたちが学んだこと

地震が起きたらどうやって自分の身の安全を守ればいいか、どう行動したらいいか。今日は教育DVDを視聴したあとで、リズム遊びの中で「だんご虫になる」という練習もしました。

まず子どもたちは、アニメでできた教育DVDを実に興味深く、注意深く見入っていました。

しかも、午前中に視聴して興味を持った子どもたちが、もう一度DVDを見たいというので、夕方も観ました。

火災を想定した避難訓練を子どたちは毎月やっているので、すでに5回の積み重ねがあるのですが、その訓練の中で「押さない、駆けない、しゃべらない、戻らない」という「おかしも」という「大切なこと」を話してきました。

今日の教育DVDの中でも「おかしも」の話が出てきたので、子どもたちは、それが本当に大切なことなんだ!と感じたはずです。午前中に視聴したあとでの先生の「何が大切なことだったかな?」という問いかけに「しゃべらない」と、元気に自分の考えを言っていました。

◆子どもたちの姿から学んだこと

千代田せいがの子どもたちは、自分の気づき、自分の考え、自分の思いを人に伝えたい!という強い欲求を抱えている子どもが多いです。「自分が」という主張です。「相手は?」「他人はどう思うかな?」がまだまだ弱いので、先生が話しているときに、話を聞くということがまだできない子どもがたくさんです。

それでも「大切なこと」をたくさん気づき、自分の考えを話すという、意欲的な姿がどんどん伸びていると感じました。その様子を見ていて、この子どもたちはすごいな、と感心しました。それは、興味のあることへの貪欲な好奇心です。それだけの集中力を見せてくれました。今日の学びを、きっとご家庭でもいっぱい話したがると思います。できたら、いっぱい聞いてあげてください。

◆もう少し先、もう少し時間がかかる育ちは

思いを受け止めてもらうこと、その心理を通過していった先に、きっと「相手は?」「他人は?」「その状況では何が期待されている?」が視界に入ってくるようになってくるでしょう。その切り替えができるようになるのは、もう少し先、もう少し時間がかかりそうです。(写真のように、スクラムを組んで力を合わせることも)

 

「子どもの早起きをすすめる会」について

2019/09/18

◆今日は全園児健康診断でした

今日は月1回の乳児健診でした。乳児以外の1歳から幼児クラスの子どもたちも、年2回の健診をするのですが、今日は春に続き、2回目の健診としてぐんぐん、にこにこも行いました。来月、幼児もやります。

子どもたちの健康は、栄養バランスの良い食事や適度な運動、ストレスのない生活などが必要と言われますが、幼少の頃に大事なものに「早寝やは起き、朝ごはん」という生活リズムを整えるということがあります。

千代田せいが保育園の園医の瀬川クリニックの院長、星野恭子先生は、「子どもの早起きをすすめる会」を発足された方です。この会は「現在の子どもたちの睡眠覚醒リズムに焦点をあて、子どもたちをとりまく生活環境を改善するために意見交換と情報提供をしていくこと」が目的です。

園医さんと相談して近く、生活リズムに関するアンケートを実施しますので、それぞれの家庭で生活リズムを見直していただく機会にしていただけると幸いです。

今月末に「すすめる会」主催のシンポジウムがあるので参加してきます。

 

◆♩ 乗り物だ好き、いろんなくる〜ま、・・・働くクルマ・・

子どもたちが大好きな歌、「はたらくくるま」に出てくるくるまを絵にした紙芝居を主任が作りました。歌のくるまにあわせて、紙芝居でくるまを楽しめます、今日はにこにこさんが楽しんでいました。

 

◆魚に触ってきました

幼児クラスはバス遠足の日で、晴れたら木場公園にいくつもりだったのですが、天気予報では昼前に雨になるというので、急遽、しながわ水族館へ変更しました。これまで行っていないゾーンの1つに、お魚を触れるところにいってきました。

玄関のところで動画を流してみてもらいました。

 

園長と過ごす夕方のコーヒータイム

2019/09/17

(トランポリンがとどきました。長い列ができるほどの人気でした)

今日は八王子の「せいがの森こども園」からベテラン保育士2名がきて、保育に入ってもらいました。2人とも千代田せいがに来たのは初めてです。10月17日には、らんらん組9人がバスで「せいがの森」へ遊びに行きます。職員も子どももこれから交流を増やしていきます。今日はその第一歩でした。

親御さんとも、保育体験をしてもらう計画を立てています。半日ぐらい保育に入ってもらい、給食も試食していってもらう。一日各クラス1名づつで、保育士の体験です。

また、もっと気軽にいろんな保育の話をしたいと思って、どんな方法がいいだろうかと、考えています。いろんなテーマでお伝えしたい保育の話もあるし、私からだけではなく、皆さんからも子育ての話を聞きたい。ざっくばらんに、いろんなことを語り合いたいとも思います。堅苦しくなく、お菓子でも食べながら、気軽なサロンのような時間が過ごせたらいいなと、考えています。

そこで試しに毎月1回、お迎えの時間に2階のダイニングで「夕暮れ時のコーヒータイム」を設けることにしました。私はコーヒーが大好きなので、焙煎したばかりの豆を私が挽いてドリップで飲みましょう。

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