10月から3歳児以上の保育料が無料に
2019/09/19
2019/09/19
2019/09/18
◆今日は全園児健康診断でした
今日は月1回の乳児健診でした。乳児以外の1歳から幼児クラスの子どもたちも、年2回の健診をするのですが、今日は春に続き、2回目の健診としてぐんぐん、にこにこも行いました。来月、幼児もやります。
子どもたちの健康は、栄養バランスの良い食事や適度な運動、ストレスのない生活などが必要と言われますが、幼少の頃に大事なものに「早寝やは起き、朝ごはん」という生活リズムを整えるということがあります。
千代田せいが保育園の園医の瀬川クリニックの院長、星野恭子先生は、「子どもの早起きをすすめる会」を発足された方です。この会は「現在の子どもたちの睡眠覚醒リズムに焦点をあて、子どもたちをとりまく生活環境を改善するために意見交換と情報提供をしていくこと」が目的です。
園医さんと相談して近く、生活リズムに関するアンケートを実施しますので、それぞれの家庭で生活リズムを見直していただく機会にしていただけると幸いです。
今月末に「すすめる会」主催のシンポジウムがあるので参加してきます。
◆♩ 乗り物だ好き、いろんなくる〜ま、・・・働くクルマ・・
子どもたちが大好きな歌、「はたらくくるま」に出てくるくるまを絵にした紙芝居を主任が作りました。歌のくるまにあわせて、紙芝居でくるまを楽しめます、今日はにこにこさんが楽しんでいました。
◆魚に触ってきました
幼児クラスはバス遠足の日で、晴れたら木場公園にいくつもりだったのですが、天気予報では昼前に雨になるというので、急遽、しながわ水族館へ変更しました。これまで行っていないゾーンの1つに、お魚を触れるところにいってきました。
玄関のところで動画を流してみてもらいました。
2019/09/17
(トランポリンがとどきました。長い列ができるほどの人気でした)
今日は八王子の「せいがの森こども園」からベテラン保育士2名がきて、保育に入ってもらいました。2人とも千代田せいがに来たのは初めてです。10月17日には、らんらん組9人がバスで「せいがの森」へ遊びに行きます。職員も子どももこれから交流を増やしていきます。今日はその第一歩でした。
親御さんとも、保育体験をしてもらう計画を立てています。半日ぐらい保育に入ってもらい、給食も試食していってもらう。一日各クラス1名づつで、保育士の体験です。
また、もっと気軽にいろんな保育の話をしたいと思って、どんな方法がいいだろうかと、考えています。いろんなテーマでお伝えしたい保育の話もあるし、私からだけではなく、皆さんからも子育ての話を聞きたい。ざっくばらんに、いろんなことを語り合いたいとも思います。堅苦しくなく、お菓子でも食べながら、気軽なサロンのような時間が過ごせたらいいなと、考えています。
そこで試しに毎月1回、お迎えの時間に2階のダイニングで「夕暮れ時のコーヒータイム」を設けることにしました。私はコーヒーが大好きなので、焙煎したばかりの豆を私が挽いてドリップで飲みましょう。
2019/09/16
(木場公園で見つけた【秋】の装飾)
◆年長者への尊敬や感謝の気持ち
年長の者が年少の者にできること。あるいは反対に、年少の者が年長の者にできること。もうすぐ還暦の私が考えているテーマの1つです。これは保育では異年齢児保育のテーマであったり、社会では年金制度の仕組みだったりします。世代から世代へバトンタッチしていくものもあれば、若い世代から刺激を受けたり、学ぶこともたくさんあります。年長者への尊敬や労りの気持ちと同じものを、若い世代のボランティア活動や起業スピリットに感じたりもします。
◆若い人が意見を言いやすい職場に
先日、保育園を経営している50歳の理事長から「若い人が意見を言いやすい職場にするのは歳いった者の役割だから」という話を聞きました。その理事長は大相撲力士だった方で、師匠は元関脇「鶴ヶ嶺」親方。鶴ヶ峰の子どもに寺尾がいる。寺尾はその理事長の兄弟子に当たる。鶴ヶ嶺親方が常々語っていたことが、保育園の経営に大きな影響を与えているという。その話とは、こんな内容だという。
◆一人の経験を撚り合わせて太い糸に!
・・・相撲は完全な格付けの世界。番付で決まる世界です。しかし師匠は、「確かに番付があるけど、人というのは番付では測れない。どんなに偉くなっても、下の人間がいるから今のお前たちがいるんだということを忘れるな」。このことを常に言われていた。だから保育園でも先生たちに話すのは、掃除できている用務の人も、調理の人も、事務の人も、全員がいるから保育園って成り立つんだよね、と。そういう話です。・・・
・・・いろんなことを経験したり、本を読んだりしたことって、自分の中では目一杯であっても、人の世の中からしたら、細い糸のようなものでしかないだろうな、それなら、みんなが結集して、若い人も年いった人も、みんなが同じようにいけば太い糸になったりできるんだろうなと思う。だから若い人が意見を言いやすいようにしたい。その糸のより方を知っているのが年長者じゃないかな・・・
◆若者の育て方とベテランの役割
藤森統括園長も同じような趣旨の話をよくします。「ベテランだからこそできることがあります。それは若い先生がやりたいと思ったことを実現させてあげることです」。若い人が言いたいことを言える社会、それをしっかり受け止めて実現させてあげられる社会。そんな社会を作り続ける年長者でありたいと思います。
(南大沢駅の路上アーティスト)
姉妹園の職員の御母堂様の告別式の帰りの電車で、鶴ヶ嶺親方の言葉を思い出していました。この親方は、ウェキペディアによると、自身の息子3人を全て関取に育てた名伯楽と言われており、勝負審判長としてのマイクによる場内説明の口調が明快で、それが今の原型になっているそうです。
2019/09/15
(昨日14日の満月。夜10時、保育園の前から)
◆「台風による停電」を想定した対策が必要
この一週間を振り返ると、台風15号の影響で未だに停電が続き困難な生活を強いられている方には心よりお見舞い申し上げると同時に、一刻も早く普段の生活を取り戻すことを祈念してやみません。特に小さなお子さんがいて、食料や紙おむつの入手さえ困っているというテレビ報道などに接すると、なんとかならないものかと胸が痛みます。このことは他人事では決してなく、もし台風15号が静岡西部に上陸していたら、首都圏へ電気を供給する送電線が途絶え、北海道で起きたようなブラックアウトに見舞われていたかもしれないからです。地震への備えだけではなく、自然災害の中で最も頻度の多い「台風による停電」へも備える必要があることが、今週の最も大きな教訓です。停電を想定した対策は必須です。
(低いところにできる夏らしい雲。子どもが描く雲も、こんな感じですよね。漫画にも出てきそうな)
◆涼しくなって体調が追いつかない感じ
木場公園にバス遠足に出かけた11日までは、まだ暑い!という日が続きましたが12日頃から過ごしやすくなり、室温27度に設定していたエアコンがいらなくなる日が出てきました。しかしまだ蒸し暑く、この変化に体がついていかない感じですよね。こんな時、体調を崩しやすい時期ですので、休息と睡眠を十分に取ってください。夕方は積乱雲、昼間は高層雲が見られるという、天気も変化の激しい時期です。部屋の装飾も、少しつず秋らしくしていきます。
(秋らしい雲。層雲です。これがもう少し高いところに波打つように、並ぶと「いわし雲」が見られるようになります。そうなると、本格的な秋です)
◆「鈴虫は夏の虫だったって、知ってた?」
まるで、なんとかリバブルのコマーシャルみたいですが、ペットショップの方から教えてもらいました。「お客さんは鈴虫を秋の虫だと思っているけど、そうじゃないんだよなあ、あれはお盆までしか入荷しない夏の虫だよ。コウロギやキリギリスは秋だけどね」そう言われて、「へえ〜」と驚きました。でも、近所では「鈴虫」が鳴いているんだけどなあ、そういうと「必死でメスを探しているのさ」と、ちょっと話が違う方向へ。子どもたちに、なんとか本物の姿と本物の鳴声を聞かせてあげたいのですが、今年は無理かなあ? 園の近所では、馬の水飲み場公園から、聞こえてきます。
◆ザリガニくんも金魚もエアレーションで元気に
昨日の状態が気になっていたので、自宅近くのペットショップでエアレーションを手に入れて、ザリガニお母さんの水槽を快適にしてあげました。
すると、朝からザリガニの赤ちゃんが誕生していて、小さな命が始まっていました。
水面の高さを深くして、よじ登れる石も置いてあげると、過ごしやすそうです。ちょっと一安心です。にこにこ組の子で「ザリガニ」にとても興味のある子がいるそうなので、17日には元気なザリガニの赤ちゃんが見られるといいですね。
2019/09/14
◆ニホンザリガニがやってきた
大きなザリガニが園にやってきました。お腹に子どもを抱えている「お母さんザリガニ」です。じっとみていたら、その健気な「母性」にいても立ってもいられなくなり、空気ポンプを探しに「ライフ」へ出かけましたがありませんでした。どうして、居ても立っても居られなくなったのかというと、お腹に抱えている卵に新鮮な水を与えようと、母ザリガニが卵を前後にずっと揺すっているのです。卵には新鮮な清流、つまり酸素をいっぱい含んだ水が必要なのです。少しでもストレスを減らしてあげようと、牛乳パックで「ザリガニくんのお家」を作ってあげました。
◆こうしてメダカはいなくなった
このザリガニ、実は事務長の神宮司さんが13日に茨城の田んぼから連れてきてくれたのです。その田んぼから収穫されたお米が玄関のところにある「むかしのお米」です。その田んぼは、一年中、水をたたえていて乾くことがありません。耕さない田んぼ、ということで「不耕起栽培の田んぼ」という言い方をすることもあります。日本の伝統的な田んぼは、みんな「不耕起栽培」でした。それが機械化されるようになって、特に稲を刈る時に、田んぼに水が溜まっていると稲刈り機が前に進まないので、田んぼの水を抜きます。その時、田んぼの水に棲む生き物は、死んでしまいます。その結果、日本からメダカがいなくなりました。メダカがいなくなると、それを食べていたザリガニもいなくなります。そしてザリガニを食べていたサギなどの鳥もいなくなります。水をたたえた田んぼが日本から消えていった時、日本のコウノトリやシラサギなどの姿も消えていったのです。ここに述べた生き物たちは、だんだん絶滅危惧種になっています。
◆ 神宮司さんから教えてもらった大切なこと
(せいがの森のビオトープ)
実は、この話は神宮司さんから教えてもらったのです。それも20年ぐらい前に。その時は、その田んぼは「めだかの学校」という名前で知られていた有名な田んぼでした。その田んぼから「クロメダカ」をペットボトルに入れてもらって、せいがの森保育園(当時)の庭に造った「小川のビオトープ」に放しました。「めだかの学校分校」という名前を頂戴して、その田んぼとは連携を図りながら、そのお米で収穫祭のおにぎりを食べたり、小川の水を綺麗に保つ活動をしていた時期があるのです。そのビオトープを園庭に造ってくれたのが、神宮司さんなのです。生態系の面白さを教えてもらいました。もっとも印象深く残っている言葉は「地面がなくなると、鳥がいなくなる」という生態系のピラミッドの話でした。
◆一目でわかる「自然」の意味
その不耕起栽培の田んぼの隣には、耕して農薬を使う普通の田んぼがありました。車がやっと通るくらいの道一本で区切られていました。初めてそこに立ったとき、2つの田んぼの違いが一目でわかりました。どうしてだと思いますか。日差しの強い夏の日でした。多分、みなさんをお連れして、その場に立ってみれば誰でも「なるほど!」と、その差がすぐにわかるはずです。
不耕起栽培の田んぼの上には、サギが何羽も歩いていて、その上をツバメがビュンビュンと舞っています。その光景をみれば、一目瞭然、生態系とはこういうことだということが、はっきりとわかります。農薬も使わないから、虫もいて、それをツバメがとっているのです。私はその場所に、日本のすべての小学生を一度、連れて行きたいぐらいです。「自然と守る」という意味が、これほどわかりやすく伝わる風景はないのではないでしょうか。
この田んぼに、家族揃ってバス遠足で出かけて稲刈りをするという「敬老の日」のイベントを9月14日にできないかと計画していたのですが、茨城県なのでちょっと遠すぎることと、田んぼを経営している団体のスケジュールと合わずに実現しませんでした。その代わり、神宮司さんが園からは昨日1人、その田んぼの稲刈りに参加してくれました。
◆生態系の中で育まれる命の連鎖
田んぼには、人影が映ると逃げるメダカがピチピチと泳いでいて、緑色の藻が酸素をだしていました。その中に水生動物が色々います。カエルやタガメやヤゴが棲んでいました。それらを捕食するザリガニもいます。さらにそれを狙ってサギも長い足を上げ下げして歩いているのです。そこに棲んでいたザリガニに「千代田せいが」にきてもらったわけですが、多分、神宮司さんは「ザリガニくんには可哀想だな」と思ったに違いありません。無理に頼んだのは私です。子どもたちに見せてあげたくて。
このザリガニのお母さんのためにも、子どもたちを孵(かえ)してあげましょう。稚魚ならぬ稚ザリガニになるとき、卵が透明になっていきます。新鮮な水を与え続けながら、赤ちゃんザリガニが誕生するように飼ってあげましょう。
2019/09/13
◆発災後のリアルな動き方をイメージしましょう
今月9月20日に、保育園では総合防災訓練をします。その一部として、保護者の方には「引き取り訓練」をやってもらいます。「引き取り訓練」と言っても、学校がやっているように、ある時刻を決めて、その時間に迎えにきてもらうというようなことはしません。それはあまり現実的な訓練ではないからです。実際に大規模な震災が起きると、すぐにお迎えなどはできません。東日本大震災を思い出していただきたいのですが、もし首都圏直下型地震などが発生すると、保護者の皆さんがやることは、次のような手順になります。
◆先ずは、自宅で生活ができるかどうかを確かめること
まずは、ご自身の身の安全を確保していただき、家族の安否を確認しあい、自宅に戻ってみて被災状況を確かめ、その上で自宅で生活できるかどうかを判断し、学校や保育園にいる子どもたちを迎えにいくという流れになります。学校もその場でお泊まりになる可能性もあるのです。保育園はそれを前提に考えています。最低3日間は、寝泊まりができる体制を作ります。
◆9月20日のお迎え時刻は「いつも通り」で構いません
実際に被災すると、その災害の規模によってお迎えができる時刻は全く異なります。早くお迎えに行きたくても、できないのです。最悪の場合は、親御さん自身は不幸にしてお迎えに来れないことだって想定しておく必要があるのです。
以下に「千代田せいが保育園」の総合防災マニュアルから「発災後行動マニュアル」(地震編)の一部を転記します。「引き取り訓練」に相当する部分をご紹介します。このマニュアルは9月中に配布し、ホームページにアップします。
◆ 発災後行動マニュアルより(保護者向け)大規模な地震が発生したら
もし大きな地震があったら、次のように行動なさることを、お勧めします。
(1)まず、ご自身の安全を確保してください。
・保育園では最善を尽くして、子どもたちの安全を確保しています。
・避難生活は、保育園が最も安全です。どんな生活になるかは、別のところで説明します。
(2)震災が起きたら、園のホームページ「園からのニュース」を見てください。
・安否情報と生活の継続状況を定期的にアップします。
・SNS中継器の破損停電などでインターネットが通じないこともあるので、NTTの災害伝言ダイヤル【171】でも園の状況を定期的に録音します。
・併せて、学校や会社にいる他の家族の安否情報を確認しましょう。それができないこともありうると想像しておきましょう。
(3)自宅の被災状況を確認しましょう。電気、ガス、水道、下水、通信などのライフラインの被災状況によって、その後の生活が大きく変わります。
・まずは帰宅して、被災状況を確かめてください。
・そもそも自宅に辿りつけるかどうか。高層マンションのエレベーターは動いていますか。自宅に住めないときの避難生活場所を家族で決めておく必要があります。それが千代田せいが保育園になる可能性もあると思います。
・園にお迎えに来ることができても、家庭で生活できないと意味がありません。家で食糧、水、トイレ、照明、暑さ寒さ対策は大丈夫ですか。
(4)お迎え手段を検討してください。
・慌ててお迎えに来ないで、前記(3)を確認してからにしてください。
・勤務先などからの移動手段を確認しておきます。公共の交通機関は止まっています。どうやって帰宅するか、家族で話し合っておいてください。
・会社には水や食糧はありますか。被災日は勤務先に泊まるのか、徒歩で帰宅するのか、また被災地以外の親戚や知人に依頼するのかなど、帰宅と子どものお迎えの方法をシミュレーションしておきましょう。(ここが「引き渡し訓練」を機会に考えてほしいことです)
(4)保育園の「避難生活」について
・全てのライフラインが断たれた状況(注1)を想定し、発災後、最低3日間は保育園で寝泊まりができるようにします。ただし子どものお風呂はありません。清拭でしのぐことになるでしょう。
(注1)全てのライフラインが断たれた状況とは・・・電気、ガス、水道、下水、電話が使えない状態です。照明が点かず、エアコンが動かず、冷蔵庫や電化製品が動かず、調理室が使えません。水道からは水が出ず、下水管もつまりトイレが流れない、電話もインターネットも通じない、ガソリン車、電気自動車は動かず、公共交通機関も止まっています。
2019/09/12
今日の出来事から、これは!と、ピンと感じたことを思いつくままに・・・
◆ダーツで「算数の始まり」
「3と4でいくつ?」こう聞かれるので、私が左指で3、右指で4を作り、指人形のように指を曲げるのを見せて「数えてごらん、いち、にい、さん、し、ご、ろく、なな! ななだね」とやって説明した子が3人いました。
運動遊びでダーツをやって遊んだときです。赤、青、黄の3種類が2個ずつあるので、2回投げて、数の書いてある輪のところに当たったら「2」とか「5」とか言っていました。中央の5が2回出ると最高の10点です。
投げるという運動と、数を数えるという算数のはじまりを、遊びの中で体験できているな、と感じたのでした。
◆ お昼寝マットを踏み台にしてジャンプ!
これも子どからリクエストされた遊びです。「これをここに敷いて、こうやって、ジャンプ!するの」と教えてもらいました。
列ができるほどの人気でした。だんだん運動遊びにバリエーションが出てきました。ネット遊びとクライミングだけではなく、輪をくぐったり、ぴょんぴょん跳んだり、ボールのように投げたり、相撲のように押し合ったり。もうじき、トランポリンが届きます。
◆街中の散歩と運動
今日はちっち組の一部を除き、全クラスが午前中に散歩に出かけました。
わいらんは、佐久間橋児童遊園へ、ちぐには万世橋周辺まで。9月はどんどん外へ出かけます。
◆園のそばの花壇に雑草の「洋種山牛蒡」(ヨウシュヤマボゴウ)が随分前から実をつけていました。
散歩ギャラリーでも紹介しようと思っていたところ、散歩先にも同じものがたくさんあったらしく、わらすでは、それを使って色水を作ってみたようです。
この実は、染料として使われていて、英語では「インクベリー」と言われています。毒性があるので食用にはなりません。
◆除去が必要のないときは同じ席で
MKちゃんが「HSくんの隣でいい?」と聞いてきたので、「ああ、いいよ」というと、とても嬉しそうにしていたので写真を撮ろうとしたら、このポーズ。
IYちゃんも同じテーブルについて、2人で手を差し出しあって、嬉しそうです。楽しいい食事ができました。
◆午前中にGT会員の仲間が見学に
都内で保育所を30箇所以上展開している法人から4つの園が見学にいらっしゃいました。園の方針や実践の内容をお伝えしました。これから体験実習に来ることになるかもしれません。
◆避難生活が始まった時の備蓄食品の選定
もし災害にあって保護者の方のお迎えができなくなっても大丈夫なように、3日分の食糧を保存しておき、出来るだけ普段と変わらないよいうに提供できるようにします。その味見をして、「これなら子どもたちも美味しく食べられね」というものを選びました。
◆ホーススピーカー遊び
プールの排水用のホースを口にして声を出すと、プール側の排水穴から声が出てプール全体が響いて聞こえることに気づきました。「ホース電話ごっこ」をひとしきり楽しみました。これも、理科のはじまり、です。
◆今月のお月見会は月曜と火曜だけでした
ヤマサキパンの本社ビルから、月はお迎えまでに顔を出してくれませんでした。今日の月の出は5時15分頃。満月に近くなるほど、月の出の時刻は遅くなるのですが、園舎から月をみるには、ビルの上に出ないと見えません。今月は、昨日が雨だったので残念ですが、2日間のみでした。
2019/09/11
◆原っぱの魅力
やっぱり広い原っぱは、いいです。子どもたちには、これでないと!と改めて実感した木場公園です。にこにこ、わいわい、らんらん組の子ども達で、バス遠足を楽しんできました。
ふれあい広場の半分は、夏に伸びた芝生が刈られた後で、走り回るにはちょうどいい地面になっていました。
坪井先生が園に戻って昼食の時、今日のバス遠足について「もう慣れたもんだね」と語っていた言葉が全体の印象を言い当てています。そう、子どもたちは木場公園を「自分たちの庭」というと言い過ぎですが、行き慣れた場所として認識し、戸惑いなどもなく、心ゆくまで楽しめました。
◆らんらんさんが、にこにこさんを誘導
らんらんさんが、移動するときは、にこにこさんの手を握ってしっかりエスコートしています。らんらんさんが手を差し出すと、にこにこさんが自然と手を握ります。このスムーズさに、日頃のさまざまな積み重ねを感じます。大型バスの中でも、隣に座ってもらいました。出発まえに「にこにこさんが困ったことがあったら、先生にすぐに教えてくださいね」と先生がいうと「は〜い」とやる気満々で、最初から最後まで、頼もしい姿を見せてくれました。人間関係の大きな成長です。
◆トンボが舞う秋の空
木場公園に足を踏み入れてまず気づくのは、台風15号の影響もあって、桜の枝やクヌギの枝などがいっぱい落ちていたこと。またトンボがたくさん舞っていました。それを見つけては、追いかけて走り回り、それを見て小林先生や坪井先生、牧野先生がトンボを追いかけて虫あみでとってあげます。アオスジアゲハやキイロアゲハもとんでいました。
◆用意した虫かごには・・
子どもが「これは!」と手にしてみるものが、その子の「世界」の入口です。なんだろうと興味からとりあえず手にしてみるもの、気に入って「持って帰りたい」と思うもの、どうしても「自分の」にしたいもの・・と、モノによって、いろんな興味や執着を見せてくれます。
◆玄関に並んだ宝物
もし、洗濯のとき、ズボンのポケットの中のモノを見つけたら、それは今日のその子の「世界」そのものだけと、思ってあげてください。
虫カゴいっぱいのどんぐり、銀杏の実、羽ばたく蝶やトンボ。大事な秋の宝物をたくさん見つけたバス遠足でした。
2019/09/10
◆「身の回りに様々な人がいること」の意味
だんだんと年齢別クラスの枠を超えて、子どもたちの生活圏が広がっていくのを見ると、自立していく「生きる力」を感じます。今日の「にこにこ」のブログをご覧ください。2つの大切なポイントが報告されています。異年齢の関わりの自然さに関することと、日常の中の食育の素晴らしさについてです。
1つ目は、わいわいさんがにこにこにきて、一緒に遊び、過ごし、ピーマンの収穫も手伝ってくれたこと。少し年齢の異なるお友達がそばいて、いろいろな経験をすることは、とても望ましいことです。
ちょうど、先週9月5日に「保育所保育指針」「幼稚園教育要領」および「認定こども園教育・保育要領」が定める保育内容にしたがって子どもの育ちを振り返る研修をしたのですが、その時に気づいたことの1つが、「身の回りに様々な人がいることに気付き、徐々に他の子どもと関わりをもって遊ぶ」(人間関係「内容③」ということに注目したのでした。
様々な人には、年齢の異なる子どもが含まれます。それを意識して「人的環境」を豊かにしていくことが、今の時代の子どもたちに必要なことです。昔からそうした異年齢児が集まっている中で、人は大きくなっていきました。
いつから「年齢別」という学年別生活を「当たり前」と思うようになったのか、調べていくと明治時代の学制が敷かれていった時に遡りますが、それまではいろいろな年齢の子どもたちが集うのが「普通」でした。江戸時代の寺子屋を思う浮かべてもらうと、わかりやすいでしょうか。今日のブログを読みながら、そんなことを思い出しました。
◆野菜を育てて調理してみんなで食べる「食の営み」
2つ目のポイントは「大事に育てたピーマンを収穫して料理して食べたら美味しくて、お代わりもした」ということです。食育というと、気の利いたイベントをすることではないことをお伝えしてきましたが、具体的には、このようなことでいいのです。身近に接してきことには、子どもたちの「ケア」が及んでいます。この場合のケアというのは、心配り、心を寄せるという気遣いです。それが積み重なっていくと対象への愛に育っていくような心の接し方のことです。
野菜や家畜を育てている方とお会いすると、それへの愛情を感じます。丹精を込めるというのは、そのものに「もっとよくなってね」という愛情なのです。
これと同じ心の使い方を、子どもたちは「ピーマン」に注いできました。それを収穫するというのは、子どもたちにとっては「プチ収穫祭」であり、それを人類が村中で行うようになった時、神仏を介した祭礼へと発展して今日に至っているわけで、その元々の営みを、園の中のベランダと子ども用キッチンで、ささやかに「再現」しているのです。
このようにして、2歳児たちが、「美味しさ」の意味を「味わっている」と言ってもいいのです。この気持ちが幼子たちの心根にしっかりと根付くには、「一緒に食べると美味しいね」という「共食の喜び」が必要です。
このように「食の営み」というのは、栄養素のことでも、どれくらい食べたかということだけではありません。命をいただく食という営みが、人が関わる文化そのものなんだということを、子どもたちは経験しているのです。
◆お相撲さんごっこが子ども同士で・・
朝、ビニールテープで土俵を作ると、子ども同士の「せいが場所」が始まりました。昨日までは、わたしが相手役と、行司の二役をやってモデルになり遊び方を「教えて」いましたが、今日は自分達だけで始めました。最初は大人が必要でも、徐々に抜けていきます。ルールのある遊びは、子どもは最初はなんでも知らないからです。
実体験したことが楽しいと(心情体験が豊かだと)、それをもう一度やりたいという再現欲求が高まり(意欲が出て)、実際にやろうとする姿が見られるようになります(心構えが育つ)。この一連の「心の動き」を、私たち幼児教育者は「心情・意欲・態度」という「教育のねらい」にしています。これが「心を育てるための要諦」です。この「千代田せいが場所」をやるときは、けがをしないように、クライミングウォールを柔かいマットで覆うことにします。
◆親子で楽しんだお月さま
昨日に引き続き、天体望遠鏡でお月見をしました。運動ゾーンの窓からよく見えました。
南の空なら、室内の窓から観察できることがわかったので、中秋の名月(9月13日)前の上弦の月の観察で見逃しても、来月10月以降も観察できるので大丈夫ですので、ご心配なく。
また0〜2歳児クラスの保護者の方も、ぜひご覧になってみてください。満月になるにつれて月の出の時刻は遅くなります。上弦の月を選んでいるのは、お迎えの時間に間に合うからです。冬になると日没も早いので、さらに観察しやすくなるでしょう。
(これは本物の月の鏡像です)