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園長の日記

幼児の部屋の模様替え

2022/08/05

3階には3歳児クラスのわいわい組、4歳児クラスのらんらん組、そして最年長5歳児クラスのすいすい組の子どもたちが生活しています。このクラスの子どもたちは、同じ場所、同じ生活空間を共有して、一緒に生活しているのですが、最初からいくつかの活動エリアに分かれており、当園ではそれを遊びの「ゾーン」と呼んでいます。子どもが熱中して遊びだすと、スポーツでよく言われる「ゾーンに入る」というのと同じで、その世界に没頭しています。そんなふうに遊び込めるように、部屋を最初からゾーニングしているのです。

お泊まり会が終わった7月中旬、この3階のゾーンニングの見直しを開始しました。それぞれのゾーンでの遊び方をもっとよくするために、場所を入れ替えたり、広くしたり、子どもが歩いて行き来する動線を変えたりしました。どんな方針でそうしたかというと、静と動の活動のバランスをよりよくすること、絵本やごっこ遊び、のんびりリラックスする場所を明確にすること、それぞれのゾーンでの過ごし方が安定すること・・・などを念頭におきながら、あれこれと試してくれています。

職員のコロナ感染で長い期間、家庭保育や保育時間でご協力をいただき、やっと今日5日(金)から通常の保育に戻してて行きます。久しぶりに子ども同士も再会できて嬉しそうです。新しいゾーンでの過ごし方に慣れてきた頃に、お休みいただくことになってしまいましたが、今日からまた再スタート。どうぞよろしくお願いします。

家庭保育と保育時間のご協力に感謝

2022/08/04

保育時間の短縮と家庭での保育のお願いは、本日4日(木)をもって終了となります。本当に長い間ご不便をおかけしました。また多くの方にご協力いただき、ありがとうございました。心より御礼申し上げます。ただ、引き続き療養されている園児や保護者の方もいらっしゃいます。みなさんと一緒に元通りの保育園生活に早く戻れることを願っています。なお、本日正午までに、新たに陽性となった園児はおりません。

(写真は今日の昼食)

保育体験のキャンセルや延期

2022/08/03

新型コロナウイルスの感染が流行ってしまうと、予定していた保育や行事も変更を余儀なくされます。特に普段一緒にいる子どもたちや職員とは異なる人たちとの接触が難しくなるので、保育園での保育体験やボランティア受け入れなどはキャンセルや中止、延期にならざるをえません。本来、本日3日から、東京都社会福祉協議会が主催している高校生の職場体験を受け入れる予定でしたが、このような状況になってリスケせざるを得なくなりました。

きっと楽しみにしていたはずの高校生の皆さんには、本当に心苦しく申し訳ない気持ちです。コロナ禍で失われた体験が人生の岐路になっていくかもしれないと思うと、どこかで再体験できるように計画したいと思います。

映画「こどもかいぎ」から生まれた応援団

2022/08/02

映画「こどもかいぎ」をみた子どもたちが、自分たちで会議の場を増やす活動を始めています。その様子が昨日1日、NHKで放送されました。ここで紹介されている子どもたちは、実際に企業にプレゼンに出かけたそうです。頼もしい限りです。

出会いも別れも永遠の一部

2022/08/01

(園だより8月号 巻頭言より)

神話や昔話を読んでいると、こちら側と向こう側のちょうど境目がよく出てきます。私たちが見慣れている世界がこちら側で、まだいったことがない未知の世界が向こう側です。私たちは行ったことがないから、その世界を知らないわけですが、でも時々、向こう側へ行ったことがあるという人が書いた本を読んだり、そんな人の話を聞くことがあって、その人がいうには、私たちはみんな向こう側から来たんだという。

 

私たちは実は何度もそこに行ったことがあって、あるいはそこを通過してきていて、そこだけでは成就できないことのために、また必要だからここへ来て、そしてここでいろんな人々と分かち合った体験をまた向こうへ持ち帰り、生全体のために生かすのだと。そんな生と死のつながりの物語を、幾度となく私たちはすでに経験しているのだと。

 

私たちがどこからやってきて、どこへ向かうのか、という問いは「永遠の問い」と言われていて、私たちの通常の意識では答えに辿り着くことはできません。それでも人間は、ずっとこの謎と向き合って生きてきました。実にさまざまな答えや物語を生み出しながら。この永遠の問いからは、決して逃れられないのが、私たち人間です。

 

私の答えは、こうです。向こうのことはわかりようがない、という事実を前提に考えることです。どうも〜こうらしい、を信じるのではなく、まず、こちら側のことをちゃんとわかろうとすることです。こちら側でちゃんと生きることです。「向こう側のことがわからないと、こちら側をよく生きられない」という前提を止めることです。わからないもののせいにしないで、わかり得るものを、もっとよくわかろうとすること。それがわからないことがわかった時にも、きっと後悔しない生き方になるはずだからです。

 

わかろうとしさえすれば明らかになることが目の前にあるのに、なぜ、わかり得ないとわかっていることに、わかったようなふりができるのでしょう。目の前の子どものことも、もっとよくわかろうとすることでわかること、そして分かち合えることがいっぱいあります。そして目の前に子どもがいない時でも、なくなることはない精神の存在を信じることもまた、その子のあり方を認めてあげることになることでしょう。私たちは、私たちが思っている以上に奥深い存在です。出会いも別れも永遠の一部なのです。

藤森理事長が遠藤熊本市教育長と対談

2022/07/31

当園を運営しているの社会福祉法人省我会(藤森平司理事長)は、現職の保育士のキャリアアップ研修を主催しているのですが、この秋からは現職の園長やその候補も含めた養成研修も手掛けることになりました。そのスタートアップ・イベントが今日31日(日曜日)、東京・高田馬場の「日本児童教育専門学校」で遠藤洋路・熊本市教育長をお招きして開かれました。

遠藤氏は、文部科学省に勤めていたことから国が進めている教育改革の内容を熟知している方で、昨年中教審が答申した方針を熊本市で早速具体化しています。この日のイベントでは藤森理事長と遠藤教育長が、これからの教育や保育について対談しました。キーワードは個別最適な学びと協同的学び。このフレーズは、私たちの周囲に留まらず広がっていく言葉になっていくといいのですが。保育に置き換えると「自分らしく、思いやりをもって」ということと重なります。

遠藤氏はその紹介サイトなどによると、1997年文部省(現・文部科学省)入省し、2002年ハーバード大学ケネディ行政大学院修了(公共政策学博士)。06年7月文化庁文化財部伝統文化課課長補佐。07年4月熊本県教育庁社会教育課課長。09年8月内閣官房知的財産戦略推進事務局総括補佐。10年10月同省退職、11月に青山社中株式会社を起業し、共同代表。14年法政大学キャリアデザイン学部兼任講師(現代教育思想)。17年より現職。著書に『みんなの「今」を幸せにする学校』(時事通信社)などがあります。

https://toyokeizai.net/articles/-/583968

 

 

納涼会はまた別の日に

2022/07/30

今日7月30日(土)は納涼会を行う予定でしたが、オミクロン株の流行で残念ながら延期することになりました。今年は保護者の皆さんと話し合いも行い、出していただいたアイデアも盛り込みながら計画してきましたが、運営するスタッフが足りなくなったこと、参加できる家庭がごく少数に限られてしまうことが予想されたので延期を決めました。みなさんと一緒に創り上げる行事を中止にしてしまうことはしたくないので、実施できそうな時期を見計らって、再度計画したいと思います。

(写真は和泉橋からみた保育園屋上のひまわり)

スズムシは夏のむし

2022/07/29

スズムシは「秋の虫」の代表ですが、実際は夏に鳴き始める「夏の虫」だってことを教わったのは、千代田せいがに自然を取り入れたいと、方々の「虫屋さん」を探し回った時のことです。一度、その話はこのコラムでご紹介した記憶があるのですが、それにしても卵から幼虫になり、数ミリの成虫になっていく過程を見てくると、そしてこの7月末には早くも鳴き始めるんだということを目の当たりにすると、スズムシの盛りが夏なんだ、ということを実感します。

ひっそりとした保育園の玄関で鳴き始めた保育園育ちのスズムシたちは、お互いに程よい距離をとって、求愛の合唱を奏でています。羽を震わせている音なので鳴き声、という言い方は正確ではないのでしょうが、数秒のインターバルを置いて、リズムカルに染み入ってくるような声は、確かに優しく涼しげです。

 

こころは一つ、皆さんに感謝

2022/07/28

こういう時に、いくら空間や物が豊かにあったとしても、人がいなければ保育はできないんだということを思い知らされます。子どもが環境に自ら関わって経験することが、発達を促すプロセスそのものなのですが、それでも、その環境の要は保育者であり、子どもたちであるということが、このような時にはっきりとわかるものです。保育は先生や子どもがいないと始まらない。そして登園を控えてもらうお願いをしなければならなくなってしまったことに、子どもたちと保護者の皆さんに、本当に申し訳なく思います。

今日、東京都はコロナ禍で初めて1日4万人を超える感染者の発表がありましたが、もうあまり驚かないようです。当園は12人の登園、39人が家庭保育をしていただきました。家庭保育にご協力いただき、お礼申し上げます。また、このような感染爆発の中でも、私たち保育者もそうですが仕事を継続しなければならない方々にも、感謝しています。温かい言葉をかけてくださると、本当に心に沁みます。保育園に預ける、預けないに差はありません。心は一つ、皆さんと一緒に力を合わせて乗り切っていきたいと思います。

自主休園へのお礼と今後の見通し

2022/07/27

連絡アプリでも申し上げましたが、本日26日(水)は、急なお願いにもかかわず、登園を控えてくださったり、登園時間を調整してくださり、ありがとうございます。今週になって職員がオミクロン株に感染してしまうケースが増えて、保育体制を維持することが非常に困難な状況になってきました。51人の定員に対して、国が定めた最低基準では、7人いればいいのですが、それでは元々保育はできません。当園は11人の常勤保育士を配置しています。そのうち今日までに5人がコロナに感染して陽性になり、今日は6人で保育をしました。今日子どもは19人(ちっち1名、ぐんぐん5名、にこにこ3名、わいわい5名、らんらん3名、すいすい2名)でしたので、なんとか保育はできました。

しかし明日、明後日と、保育はどうなるか、詳細はまだわかりません。コロナ陽性になると10日間お休みなるので、少なくとも来週も職員の復帰は見込めません。今日よりも園児数が増えると、さらに保育が厳しくなります。そこで昨日、少なくとも8月3日(水)までは、保育利用時間の短縮をお願いさせてもらいました。今日は千代田区と保健所と相談し、さらに登園自粛要請に踏み込むかどうかを話し合いましたが、当面「ご家庭において保育が可能な方は、できるだけご家庭での保育のご協力をお願いする」というレベルに留めることになりました。

このような状況を招いてしまい、本当に申し訳ありません。できる限りの方策を講じますが、今後、さらに多くの方に登園を控えていただくことを、さらに強くお願いすることになるかもしれません。明日のお昼頃の連絡で、登園数などを確認しながら、その見通しもお伝えします。この状況をどうぞご理解くださいますよう、お願いします。

 

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