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見守る保育(保育アーカイブ)

ごっこ遊びは「探究」のかたまりでは?〜とうきょうすくわく〜

2024/07/06

以下の写真は、先日7月2日に動画でお知らせした「お寿司屋さんのごっこ遊び」です。

・・・今日の2時頃から始まった、寿司屋さんの様子です♪

昨日今日で作ったお寿司を使って、お寿司屋さんを開店していました。

この様に、みんなで製作で盛り上がったものがごっこ遊びに広がっていくのはほんとに面白いですよね☺️

・・・

先生たちと保育中に語り合って気づいたのは、子どもの遊びの中で頻繁に見られる「ごっこ遊び」と探究の関係です。

「東京すくわく」の事例紹介では「もの」との関わりがほとんどだったのですが、子ども同士の関係があっても良いはず。

そこで展開されている姿を定点観測的に取り出して比較すると、そこには成長や発達と押さえていい変化が見られます。その中に「気づきと試行錯誤体験」の繰り返しと変化が、確認できるのです。それを成長展で1年間をまとめて可視化したいと思いました。

幼児の担任の一人は「たとえば春先のラーメン屋さんと最近のお寿司屋さんでも、変化がある。あの時は見ているだけたった年少の子どもも、今回は参加したり、顔ぶれも変わってきた。道具の使い方も慣れて、作るものが上手になったり、家族ごっこも発展している」そうです。おそらく、その活動の中に見られる知識・技能とそれを活用した思考力や判断力の変化が、ごっこ遊びの中のいろいろな表現の中に見られるからです。

でも、すぐに分かるのは、ごっこ遊びはいろんな要素がたくさん入り込んでいます。役割を分担して交代したり、言葉を交わしたり、使うものを制作したり、見ててるものを工夫したりと、多くのことが複雑に入り込んでいます。

先生曰く「このように振り返ると、ブログなどで記録をとっていることで、振り返るとその深まりや広がりに気づき、わかりやすくなるかも」という話になってきました。

遊び・学び・探究の関係は?〜とうきょうすくわく〜

2024/06/26

前までは頭の中に円(サークル)が3つありました。大きな円は遊び性が充満した生活です。その中に学びという円があります。そして、3番目の、この円はどこに位置づくのだろう?と思っていた言葉があります。探究です。保育所保育指針には満1歳以上の5領域「環境」に探究心という言葉が出てきます。赤ちゃんの頃から探究はしているということなのでしょう。(ちなみに探究なのか探求なのか、あたりも昔、散々調べたことがあって、指針や要領は探究心が使われているので、迷った時は「探究」にしていますが、当然、少し意味が違うので使い分けています)

話を戻すと、東京都が今年度から「東京すくわくプログラム」というプロジェクトを立ち上げて、乳幼児の成長発達に資する活動に補助することになったのです。その条件というのが色々あって、私なりに突き詰めると「子どもが探究しているか」ということになりそうです。

遊びでもあり、学びでもありさらに「探究」ということに絞ってきた経緯は想像がつきます。

学びには広さや深さの違いあるという前提にたてば「主体的で対話的で深い学び」を目指そうということになります。学びには主体的であるか、協力したり対話したりしているか、そうやって深い学びである探究になっているか、ということでしょう。

そこで冒頭のベン図で考えると、遊びという大きな円の内側に探究という学びが含まれているということになるのでしょうか。でも私はそういう静的な単純なものではなくて、もっと入り組んだ関係、本人からすると生成変化のプロセス過程で生じる、とりあえずそう見えてくる一区切りの位置付け直し、のように思えます。ここからここまでの活動が探究で、それ以外の時間や活動はそうではない、みたいなものではないでしょうから。

バットの音の違いを面白がる子どもたち

2024/06/17

今日もいろんな遊びの姿が報告されています。写真付きの説明でだいたいのことは想像がつきます。乳児から幼児までそれをみていると、子どもの躍動的な姿を生み出している仕組みのようなものを、どう汲み取って表現したらいいんだろうと考えます。とくに活動のうねりのような中で見せてくれる、ちょっとした道草のような遊びの楽しみ方、遊びの中に垣間見えるひねりのような面白さを、ちょっと拾ってみましょう。

 

きっかけは「探究」という言葉で指し示すことができることを探しています。すると遊びそのもののなかに、あの課題解決プロセスに似たところは探究と呼んでもよさそうだと思えてきます。たとえば幼児クラスの日誌には「運動ゾーンではらんすいを中心に「音」に注目が集まり、バットを色々な物で試してみる姿がありました。」と、次のように写真とコメントが書かれています。

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いつもはサランラップの芯をバットにしているのですが、ボールが真ん中にあたると、「いい音がする!」とRくん。

色々な物をバットに見立て、どんな音がするのかの探求が始まりました..!お部屋の中を探し回り、バットになりそうなものを見つけ始めました。

「ペットボトルは音が当たると大きい音がする!」

「カーンって音がする!」

「あれ?音がならない?!」

「これはどうかな?」

「みんな静かに~耳を澄ませて~」とLちゃん。色々な音の違いを楽しんでいました。“音“との出会いですね。

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野球ごっこは、このところ、かなり長く期間続いている遊びなのですが、日によって変化してきています。面白いことが、変わっていくのです。それはきっと好奇心というものの、特性でしょうか。それまでとは違うもの、新しいものを面白いと思い、それを取り込んで変化していくのでしょうが、今日はバットに玉が当たるときの「音」の違いを面白いと感じて、それを何人もが共有しているというのですから、ここには同じものを共にして楽しんでいるという、仲間意識も感じます。また同じ面白さを共有しているという暗黙の静かな探究心の交流のような空気も感じます。野球の遊びで、そんなところに興味が向かうものなんだ、面白いもんだなあと思います。

2歳と3歳の同型的行動に見られる親密さ

2024/05/29

こんなブログが29日の1歳児クラスに載りました。私が今関心のある「同型的行動」の事例として、紹介したくなりました。内容は1歳児クラスでこの5月に満2歳になったHくんと、3歳児クラスのAくん(3歳5か月)との仲良しぶりを描いたエピソードで、28日(火)の夕方のことです。す。クラスが違っても自由な交流が発生しやすい生活にしてあるので、こんな光景が生まれたようです。

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きのうの夕方、わいわい組のAくんが、ぐんぐんのお部屋に遊びにきてくれました。

Aくんとニコッと笑い合うと、Hくん、なんだかそこから心を掴まれたようす…。気が付けば、Aくんと一緒に遊び始めていました。笑顔のパワーは、すごいものです。

真似っこして、ごろ〜ん。ふたりで顔を見合わせてケラケラ笑っています

↑Aくんが、ジャンプして、壁に貼ってあった食べ物のイラストをゲットする遊びを始めました。Hくんも、一緒にジャンプ!でも、届かないので、Aくんが取ってくれます。どれが欲しいのか、ちゃんと聞き取りながら、取って渡してくれる、Aくんです。

バナナとオレンジも取れたよ〜

 

たくさんの食べものが取れたから、お皿にのせて、運びたいようです。

Aくんが、Hくんに「Hくん、これとこれ、持ってきて〜」とお願いしています。Hくんが、どれのことか分からなかった様子で迷っていると、戻ってきて、一つひとつ丁寧に教えてくれるAくん。

(これのことか!)と分かったHくん、一緒にお皿を運びます

Rちゃん や Lちゃんにもおすそ分け

「いただきますをします、用意はいいですか〜」とAくんの掛け声で、みんなでごはんの時間のようです。

それから、こんな遊びも・・・

Aくんが持っている太鼓に届くかな?とジャンプしてタッチする遊びのようです。

「こんどはHくん」と役割交代です。Hくんも、Aくんの真似っこをして、太鼓を掲げます。

Aくん「もっと高くして〜」

Hくん (・・・こうかなぁ…)

と、一生懸命な姿がかわいかったです^^

ぐんぐん(1歳児)の子どもたちの中に、ふわりと溶け込んで一緒に過ごしてくれたAくん。その自然な空気感が、ぐんぐんさんにとっても、心地よかったみたいです。

 

今朝、ふたたびAくんがお部屋に遊びにきてくれました。すっかりAくんに懐いていたHくん、さっそくAくんの元へ行って、一瞬に遊んでいました。

↑きのうの続きで、食べもののイラストをゲット。そして、キッチン台でお料理していました。

思えば、普段、わらす組(3~5歳児)のお兄さんお姉さんと関わる時間がまだ少なかったぐんぐんの子どもたちでした。
ときどき、「ダメ〜!」と言い合って涙したりぶつかったりもあったけれど(笑)、それでも、こんなふうにやさしく接してもらったり一緒に楽しい時間を過ごして、年上のお兄さんに、憧れの眼差しを向けながら信頼を寄せていく姿が印象的でした。

Aくんもまた、(わらす組内ではいちばん年少のクラスであるけれど、)ぐんぐんの子どもたちと過ごしているときは 頼れるお兄さんらしい姿を見せてくれて、成長を感じました。
こうして、いつもクラスの子どもだけで過ごしているとなかなか見られない姿を、お互いに引き出し合っていく関係性が、なんとも微笑ましくて、そんな出会いをたくさん作っていけたら良いなあと、改めて思ったのでした。

保育の中の「同じことをする」意味を考え始めました

2024/05/27

大谷選手がヒットなどで塁に出ると、片足を上げて万歳の両手を傾ける、あの仕草、ご存知ですよね。選手とベンチと同じポーズを取ります。やったね!イェーイ!の喜びが倍増します。昔はギブミー・ファイブでしたが、今は塁に帰ってくるとグータッチで結束を確認しているかのようです。同じポーズを共有するのはメンバーシップを高めるのでしょうね。制服も同じ発想でしょうか?仲間意識を強化するのでしょうね。

大谷選手が大好きな4歳のYくんは、いつも野球帽をかぶっています。好きな人と同じものを身につけたがるのは子どもだけではありません。お気に入りのフィギュアを下げている人もよく見かけます。昨日の日曜日の朝の番組で「推しビジネス」特集をやっていましたが、アイドルやキャラクターのアクスタ(アクリル・スタンド)を何枚もバックに入れて持ち歩いている人も多いそうです。プラスタは全身なので、まるで生活を常に共に一緒にしている感覚だそうです。

親しさは、そばにいて欲しいという気持ちを強めますが、同じことをすること自体が親密さを表すというのは、挨拶を見てもわかります。お辞儀も握手もハグも同時に同じことをしているのですね。当園の朝の挨拶の歌は「握手をしよう、おはよう」です。そういえば、どこかの大統領が握手を拒んだことがありました。

子どもの同士の仲間関係でも、ごっこ遊びや物のやり取りや、円陣を組んで遊ぶわらべうたや、鬼ごっこやかくれんぼでも、おんなじ行動を示す瞬間がたくさんあります。身体的に触れ合ったりすることだけではなく、同じものを見たり、同じ声や所作を見せてくれることもあります。子どもの置かれている状況と身体の関係から保育を見つめ直してみるといことに、今とても興味があります。子どもたちは遊びの中でバリエーション豊かな同型的行動を見せてくれているようです。

先生がある状況で判断していること

2024/05/25

今日はお迎えの時に、屋上で育った思想をお店屋さんのようにお迎えに来ている保護者に販売していました。昨日のダンゴムシの話もそうですか、次のようなことをお伝えしたくなりました。保育者の専門性のようなことです。

「あの辺のことがどこから来ているのか、見ていきたいんですよね」「〜ちゃんがほんとに〜になって。次にどうするか楽しみなんんですよね」。こんな会話をしながら、子どもたちの様子を語り合うことが毎日のようにあります。

当たり前のように聞こえるかもしれませんが、私にしてみると、この先生たちが体験していることは、何がどうしてどうなった、式の、ある出来事を取り出しても収まらない、その状況までの経緯やら、親御さんとの長い対話の積み重ねなども含み込んだ中での、実感です。その継続的な流れの中で出て来る、いわば身体的な感覚に近いものを拠り所とした子どもの理解の仕方であって、また見通しを語っています。

保育でやっていることは非常に多岐わたることを想定しており、どのようになっても困らないろうに、こうなったら、こうしようというアイデアをリソースとして用意しておきます。その想定の範囲内に収まるようにあらかじめひろ〜く構えています。目の前の子どものことも周りにいる子どもたちのことも、同時に見ているので、一緒に連携して動いている先生たちがそれぞれ何をどう考えてやっているのかも、お互いにわかり合いながら、連携をとっている感じです。

先生たちの動きはまるで、その担当の幅の中で、子どもの思いつきが、いつ同時多発的に起きてくるかわからないような中から、子どものやりたがっていること、やろうとしていることが出てくると、先生たちが「よーし、来た来た!」とばかりに、そこに向いあうようなことをやっています。お店屋さんごっこから屋上で育った本物のシソ葉の販売屋さんになりました。

きのう紹介した、だんごむしのお家づくりですが、その先生が子どものやりたいことに込められていそうな「願い」を感じ取ったからこそ、その活動に先生の注意向いたのでしょうから、子どもと一緒に動き、子どもと一緒に「何を食べるんだろうね」と共感していくことができたのでしょう。

それまでの経緯の変化の連続している中で、新たに見せてくれる姿を楽しそうに親しみを持って接しています。その中で、冒頭のような会話が先生たちの中で交わされているのです。

雨になった月曜の子どもの姿から思うこと

2024/05/20

週明けに雨、というパターンが続いていますね。今日は午前中は室内で過ごしました。と言っても、運動はしっかりやって体を動かしました。

(晴れてる日はこんな様子)

当園の場合は園庭もないので、室内と園庭を結ぶ縁側のような空間はないのですが、それに似たような雰囲気があるのは北側のベランダでしょうか。3階では、部屋とベランダが繋がって、砂場とアトリエが普段とは違った印象をもたらしていました。

どの階もベランダはちょうど北側なので、これから暑くなる季節、直射日光が当たらずに済むのは都合がよく、風が入ってくると気持ち良い季節です。でも今日は雨なので、それぞれの部屋で、それぞれの体の動かし方を子どもが選んでやっていました。

その様子はアプリの方でご覧いただくとして、最近の子どもの様子で印象的なのは遊びがとても面白そうだということです。

2階は真ん中のダイニングのところが、多目的に使う場所なのですが、夕方の保護者会や誕生会のような行事もここでやります。今日のように雨の日は、ここが2歳児クラスの運動スペースになります。今日は吊るしたものにジャンプしてタッチするという遊びをやっていました。

遊びの面白さというのは、やっぱり程度の差というか、はまり具合の差のようなものがあって、それは具体的に感じてもらわないとわかりづらいかもしれないのですが、親御さんからすると、早く保育園に行きたい!とか、あれをやりたいとウズウズしているとか、お迎えに行っても「まだ帰りたくない!」と言った姿で感じることがあるかもしれません。

1階の新入園児の赤ちゃんたちも、すっかり環境や先生やお友達に慣れてきたようで、物への探索や気持ちの交流が盛んに起きていますね。家庭にはない環境、特に小さな子ども同士でも気持ちの寄せ合い、通い合いというものが起きていたり、家庭ではできない遊びもいろいろでしょう。

ちょうど今、春の個人面談が始まっていますが、そこでは家庭での様子と園での様子を伝え合いながら、お互いに子どもの全体像を共有していきたいと思っています。うちの先生たちは子どもたちが抱いているいろんな「思い」をできるだけ汲み取りながら、その子の思いを想像しながら「あれをやりたい」「それをこうしたい」「きっとこうすればやれそうだ」と意欲満々な気持ちでいっぱいにしてあげたいと思っています。

今日も早くも8月3日の納涼会の第1回の打ち合わせを昼間にやったのですが、子どもたちがやりたいことをそのまま発展させるというラインを大切にしていました。日々の中に現れるちょっとした姿も受け取りながら、子どもの言葉にならない思いも想像しながら日々を送りたいと思います。

今日も商売繁盛のラーメン屋さん<3協同性>

2024/05/16

「すいすいさん(年長さん)たちが、作ったラーメンも、本格的になってきたんですよ」と先生も目がキラキラ状態がずっと続いています。

午前中は散歩に行ったり屋上で遊んだりしていた子どもたちが、園に戻ってくるとベランダの砂場と隣のアトリエ空間に入り浸りで、わいわいと活気あふれる空気がずっと流れています。

先生に「ずっとやってるねえ」というと、子どもが私に当たり前でしょ!というような勢いで、「もう、ずっとず〜っと、あしたも、ず〜っとやるんだから!」と口を挟んできました。遊びが面白くてゾーンに入っている状態です。そこからうちの法人は従来のコーナーをゾーンという名前に変えた経緯があるのですが、その集中度は子どもが作っているものにも現れていますね。

<3協同性>友達とかかわる中で、お互いの思いや考えなどを共有し、共通の目的に実現に向けて、考えたり、工夫したり、協力したりし、充実感をもってやり遂げるようになる。

ラーメン屋さんとある家族の物語<3協同性>

2024/05/15

東京・岩本町に、新しいラーメン店ができたそうです。行列ができると言うので行ってみました。メニューを渡されて「お勧めはこれです」。「決まったらピンポンをしてください」。ラーメンと餃子と天津丼を食べました。飲み物も勧められたので、ビールにしました。食べ終わったら「50円です」。お金は持ってないんですと言ってみたら、しょうがないですねといわれて、1000円貰いました。そして、そばには幸せな家族が住んでいました。この不思議なラーメン屋さんは、こんなふうにできたそうです。

・・・・

砂場ではラーメン屋さんごっこが始まりました!一生懸命ラーメン作りに励む3人(笑)

「醤油ラーメンとごはんです、どうぞ~」と大人にラーメンを作ってくれたYくん!

「いらっしゃいませ~」「ホットケーキください!」やってきたのは、Rちゃん。(ラーメン屋さんだけど、色々注文できるみたいです!笑 )

「ラーメンとビールください~」

「ここのラーメンはやっぱ1ばん美味しい!」と呟きながらラーメンを食べるMちゃん(笑)とてもリアルで面白かったです!

テラスでは家族ごっこ!

お父さん役のMちゃんはピザづくりをしていました!


お母さん役はYちゃん。Hちゃんは赤ちゃん役。泣くあかちゃんのお世話をするRお母さん。

Iちゃんは子ども役。

Yちゃんも赤ちゃん。Rちゃんはお姉さん役で、Yくんはお兄さん役。スタイをつけて甘えるすいすいさんと、お世話をするお姉さん・お兄さん役のらんらんさん(笑)普段とは反対になっていて面白いです。

R兄さんは2人の赤ちゃんが大泣きなので、お世話が大変そうです..(笑)「ああぁ~もう~どうしよう~」と一生懸命お世話をしている姿がたまらなく可愛かったです。その頃、お父さんとお母さんは・・・

!?

出産中だったようです(笑)もう1人、家族が増えました~!

「うまれたよ~!」久しぶりの家族時間..♡

一方ラーメン屋さんは・・・

”看板が必要だ!”と看板づくりをしていました。

「Sちゃんもつくる~!」

2人で、看板づくりに励んでいました(笑)本格的ですね!ちなみに、開店中と閉店の2つの看板が出来上がっていました!

ごっこあそびとお砂場あそび。別々に遊び始めた2つのあそびですが、最終的には合体して、みんなで遊んでいた仲良し9人組でした^^♪

・・・・

今日は、室内と戸外の選択でした。室内を選択したのは9人!砂場とごっこの2つのゾーンをあけ、遊び始めました。砂場ではラーメン屋さんごっこ。ごっこゾーンでは家族あそびが始まったのですが、最終的には9人全員での大家族に!昼食は「9人で外食だ~!」と、机をくっつけ、みんなで外食を楽しんでいました♪ とっても仲良しな大家族にほっこりなひと時でした..♡

(5月14日の3〜5歳の「保育ドキュメンテーション」より)

<3協同性>友達とかかわる中で、お互いの思いや考えなどを共有し、共通の目的に実現に向けて、考えたり、工夫したり、協力したりし、充実感をもってやり遂げるようになる。

 

子どもの姿に自らを映し出す瞬間

2024/05/13

「いえいえ、そんな。それほどのことはありません」。

私たちはよく、感心されたり、参考になります、みたいなことを言われると、かえって恥ずかしくなって、それほどの事はないと謙遜することがあります。相手や状況にもよりますが、持ち上げられると居心地が悪いという感覚、ありますよね。もしかすると日本独特のものなのでしょうか? いいことなら素直にありがとうと、受け止めてしまえばいいのかもしれませんが、謙(へりくだ)るという人との関係のとり方が、お互いを尊重しあっている関係を表しているように思えます。世代の違いをずいぶん感じるようにもなりましたが笑。

自分のやっていることを真似されても、同じように、ちょっと我を振り返るという気持ちになることもありますよね。そういうことなら、ちゃんとしなくちゃ、と大袈裟にいうと「身が引き締まるような思い」といったことです。そういう風に感じることって、どんな相手とどのように出会うことなのでしょうか?

昨日の1歳児クラスのエピソードをご紹介します。

Sくんが絵本を持っていると、Hくんが足を伸ばして”とんとん”と自分の足を叩いて『おいで』と誘っていました。

Sくんもちょこんと座って、絵本を差し出します。 Hくんの気持ちを汲み取って、絵本をわたしてくれました。
山手線をゆびさして手拍子! 『ま〜るいみどりのやまのてせん♪』とまるで歌っているようですね^^
互いに気になる電車を指差して、なにやらお話ししています。
おわると2冊目『がたんごとん』を持ってきました。再び『どうぞ〜』と膝を叩いて誘うHくん。
またちょこんとおじゃまして、最後までページをめくりながら2人で読んでいました^^ 最後のページでは「いただきま〜す」を覚えていたのか『あむあむ…』と食べるまねっこまで。かわいいですね♪
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そして、最後に次のような先生のコメントが書かれていました。
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子どもが絵本を持ってきた時、「読む?おいで〜」と膝を叩いて誘う大人の姿を覚えていたのか、自分でさっと足を伸ばして、上手にSくんを誘っていたはるきくんでした。そんなHくんの誘いを快く受け入れ、”いっしょによもう”と絵本を渡してくれるSくん。お互いを信頼しているのだな〜と感じられる場面で、とても癒されました。 大人との関わりが子どもに伝わって行く様子をみて身が引き締まる思いです。笑
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当園のエピソードは、子どもと大人の関係を大人が描いたものよりも、子ども同士のかかわりを取り上げるものが圧倒的に多いのですが、そこでも大人の影響を感じ、このように受け止めているということがよくわかります。
こう言うと、とても当たり前かもしれませんが、いかに大人がプロセスに織り込まれているのかを意識していくことになります。自分の影響を子どもに気づくこと。子どもが大人の鏡になっていることに気づくこと。
別に一般化したいのではなくて、個々の姿の中にその具体例を見つけて、それを分かち合い味わいたいし、一方で主観的であってもその個人的な意味をとりあえず言葉にしておきたい。そこを足がかりにして、共有して広げたり深めたりしたい。そういう役割がありそうだと思うからです。
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