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保育アーカイブ

令和5年度 睡眠講座「赤ちゃんのねんね講座」

2023/04/21

令和5年度の睡眠講座の日程が決まりました。

9月12日は15日に変更になりました。

2023年度 開催案内ポスター20230718 

いずれも午前10時から11時までの1時間。無料

全てリモート(ZOOM)で参加できます。

参加されたい方は、以下までメールをください。

招待メールを送ります。

c.seiga@chiyodaseiga.ed.jp

1 5月12日
2 5月26日
3 6月9日
4 6月23日
5 7月21日
6 8月22日
7 9月15日
8 9月30日
9 10月10日
10 10月27日
11 11月10日
12 11月25日
13 12月12日
14 1月12日
15 1月23日
16 2月9日
17 2月20日
18 3月8日

シャボン玉〜とんだ〜♪

2023/04/20

まつるくんが先週からやりた〜い!と言っていた巨大シャボン玉づくり 本日、行いました!

ワイヤーを好きな形に曲げ、包帯をぐるぐる回りにまいていきます。

 

つくったあとは、屋上にあがって実践..!

シャボン液作りの配合が絶妙に難しく苦戦したのですが..

・・・できた!!

それぞれ、色々な不思議に出会っているようでした!

またやりたいと思います!

春の教育講座からの学び

2023/04/08

ChatGPTのようなツールが日常化してきたように、私たちの「情報編集環境」が急速に変わってきました。知識や記憶や思考のための人間の表象操作ツールが格段に便利になっていくと、社会はどう変化していくのか。今の子どもたちが大人になっていくときの社会を思い浮かべた時に、今の保育はどうあるべきなのか? そんな問題提起から始まったのが今日の「春の教育講座〜藤森先生の講義」でした。保護者の方が18人、職員や他園の先生方などのリモートを含めて36人弱の参加がありました。ご参加ありがとうございました。

 

講演を私なりに要約するとこうなります。(ChatGPTではありません・・)

視野に入れておきたい代表的な社会変化を4つ(少子社会、人工知能、グローバル化、ダイバシティ)を取り上げました。子ども家庭庁ができたり、異次元の子育て対策とか、保育士配置改善が議論されたりしていますが、これまでと何を大きく変えるのかが、よくわからない。スローガンだけがまた踊って、本当に現場の保育が変わるか疑問。子育て支援はあっても、子どもにとってどんな保育や教育にすべきかがよくわからない、だから保育はあまり変わらないままになるんじゃないか、という危惧を持つ。だから地道に実践を積み上げて交流していこう。

人工知能などの技術革新は大人の働き方や生活を大きく変える。なくなる仕事もある。新しい仕事が生まれるかもしれない。過去もそうだったが、その変化は過去のはあまり参考にならない。その変化を前提とした時に必要なものとしてOECDが提案している3つのコンピテンシーなどがある。世界は教育をこんな風に変えようとしている。例えば中国は小学校の先取り幼児教育を禁止したことなど。IQと同時にEQの重視や非認知的なものが注目されるようになった経緯も。実際に15の非認知的スキルについて「自己チェックしてみましょう」と一つずつ解説。

日本の教育改革はこんなことを目指している。日本の大学入試改革も変わってきた。このままでは日本の若者の世界での競争に太刀打ちできないかも。そんな危機感も強まっているように見える。産業界からは文系にも数学は必要な社会になったとか、文理が分かれている日本の高等教育は大丈夫か、とか。英語は大前提で、世界的に見ればそれは学力以前のもの。いくらAIが出てきてもそこはどうなるか?語学を超えた先の力が勝負。それは何か。最低は好奇心や探究心だろう。協同性やクリティカルシンキングも。例の「3つのC」も。

インクルージョンの話。男女差、LGBTQ、年齢、障がいなど。個人と環境の関係でみる視点を社会がもっと理解して取り入れないと。日本はそこで足踏みしているように見える。乳幼児期からの人間観を開かれたものにして保育をする。課題はその具体的な保育の姿。

問題に気づき始めた海外の保育関係たちは、乳幼児のコエイジェンシーが関係性の中で発揮されてくる方法として見守るアプローチを参照し始めている。例えばシンガポールでは個と他者の関わりの中で解決の姿として、中庸の視点を取り入れたりしながら。世界の平和維持に果たす日本の役割がこの辺りにあるのではないか、そんな話とも繋がっていくものでした。

 

 

バンドネオンとダンス

2023/03/11

今週を振り返ると、大学との連携に関することがいろいろありました。保育実習生が来ていることもありますし、栄養士になるための保育体験も受け入れたり、大学へ出かけて外国の保育者養成校の学生と交流したりもしました。そして今日は美大でダンスと映画に取り組んでいる学生と話も出来ました。この二人は、当園のダンス指導に来てもらっているコンテンポラリーダンサーの青木尚哉さんの教え子で、海老原商店での今日のイベントに来ていた方です。

今日のイベントは、青木さんが主催している「EBILAB」の26回目で「バンドネオンとダンス」と題し、珍しい楽器バンドネオンの演奏に合わせて即興ダンスをするというコラボレーションでした。10代から80代まで、20人ぐらいの幅広い年齢層の人たちが、音楽と踊りを楽しみました。

バンドネオンの調べは、どこか懐かしく、国籍を超えたノスタルジックな色調を帯びるから不思議です。それが日本の伝統的「看板建築」の海老原商店とよくあうのです。バンドネオンの音が伝統空間の中で光と音と時間を融合させ、それを青木さんのダンスがさらに「意識を見えるもの」にしていきます。何が見えたのか? もちろんそれは人ぞれぞれですが、私には歴史の時間が見えました。

キリストのチャーチ(教会)を持てなくても讃美歌を歌たいたいという民衆の力が、この楽器を産んだと言います。信仰から必要とされてドイツで生まれた楽器が、南米に渡って受け継がれ、それが日本にたどり着いて、この空間で奏でられているという文化伝承のつながりの中に、楽器がたどってきた歴史を感じました。そしていかにも「昭和な」建物の中の「ネオン」に照らされて、私たちが忘れている意識のどこかを、この楽器は呼び覚ましてくるのです。その呼び覚まされる意識に導かれながら、青木さんの身体が空間を刻んでいくのです。

https://www.instagram.com/stories/nao_ya.aoki/3057988809170839114/

このタイムトリップしたかのような場。それを日常のように思えるのは大いなる勘違いでしょう。なぜなら、難解な演奏スキルを必要とされ、そこから悪魔的楽器という異名をとるバンドネオンが実際に目の前で生演奏されていることさえ、至って稀有なことなのに、建物自体が伝説のような空間で、コンテンポラリーダサーの青木さんの身体が舞うのですから。こんな贅沢な一回きりのどこにも残らないアート作品。そう、人生の生きる時間はどこにも残らないものなのでした。

 

栄養士を目指す学生が保育体験に

2023/03/10

千代田区にきて4年、区内の大学との連携を進めているのですが、コロナで思うように進まなかったのが実習や交流です。やっとその一環として栄養士を目指している学生さんが保育園のボランティア体験に来ました。8日と10日の二日、それぞれ2名ずつです。保育園の調理業務、食事の提供の実際などを説明し、見学してもらいました。ほとんどの保育園は自分の園の中に調理室を持っているのですが、例外的に外部で作った「弁当」を持ち込む園があります。当園も園の中に厨房があって、直接雇用した栄養士3名(うち1名は非常勤)が、午前のおやつ、昼食、午後のおやつ、延長保育があるときは夕食(あるいは夕方のおやつ)を提供しています。

私は保育園の中に調理室があり、子どもも保育士も一緒に「食を営む生活」が展開されることが大事だと思っています。たとえば、園生活の中で料理をつくるプロセスを子どもたちが見て、色々なことに気づき、その活動の一部(下ごしらえを手伝ったり、お米を研いだり)を共有できること。そこで働く栄養士さんや調理員さんたちと一緒に食事をすること(コロナ感染対策時はできないのですが)。保育士だけではなく栄養士も喫食状況を把握して次の献立に活かすこと。子どもも知っている先生が作ってくれている料理であるという、日常的な会話や心の交流があること。子どもが簡単な料理をするときに、その指導をしてもらえること。プランターで育った野菜を収穫したらすぐに調理に生かしてもらえること。そうしたことが実現しやすいからです。

管理栄養士が各園の子どもの実態を把握しないで自治体単位の統一献立で給食を提供することは、今述べたようなことがやりにくいだろうと想像しています。離乳食ひとつ考えも、月齢はあくまでも目安であって、離乳の進み具合、咀嚼や嚥下の状態、家庭で食べたことのある食材の種類、食事の時間と生活リズムや体調から生まれる食欲などが違います。これは保育と同じで、一人ひとり家庭での過ごし方を含めた生活の連続性、24時間のサイクルのつながり具合を大切にします。

食べ具合を見ながら、どんなメニューや食材、調理法なら食が進むだろうかと考えながら、毎月の献立を見直しています。そうやってできた料理も、その日の個々のコンディションによって、子どもの喫食の様子は違います。そこで配膳は子ども一人ひとりに応じて、その都度の適量が変わってきます。まずは子どもの方からこれぐらいでいい、という考えを言えるようにしてあげて、それに応じて盛り付けてあげます。その日々の変化から大人は子ども理解が深まります。

また今日の学生ボランティアには、当園の栄養士がそうしているように、保育にも入ってもらい、子どもと一緒に遊んでもらいました。子どもと直に触れ合って、子どものことを知って、その子どもたちの食べるものを良くしたい、美味しいといって食べてもらいたい、そういう気持ちから食事を提供していく動機が育っていくと思うからです。

 

保育実習生を受け入れながら

2023/03/09

保育園や幼稚園、こども園などでは、「先生」が働いています。保育士や幼稚園教諭です。それぞれの専門性を養成している「学校」があって、私たちは一般にそれを養成校、といいます。当園のようは保育園で働くには保育士の国家資格を取得する必要があるのですが、その保育士養成課程(カリキュラム)の中には、養成校で学ぶだけではなく、保育現場に行って実際に保育を体験する「実習」も含まれていて、それが養成課程の核になるといわれているほど、大切なものです。したがって、実習を受け入れる保育現場は、学生の養成課程の一部を担っているので、私は養成校でなにをどう教えているのかをできるだけ知ろうとして、大学や短大、専門学校の先生方との交流を続けてきました。

日本保育学会でも続けて実践提案をしてきた時期があったのですが、保育現場が妖精の一翼を担っているという意識と仕組みがどこまで進展してきているのか?と不安になります。というのも学生が実習に行って、かえって保育者になる意欲を失った、という話が養成校の先生から聞こえてくるからです。実際のところ園長会や養成校がもっと組織と組織とのつながりを持って、保育の質についてまず最低限の合意を取りながら、その上で保育者の質につなげてもらいたい。

この数年、コロナ禍の影響で実習の受け入れが中止になったり延期になったりして、養成校は大変でした。学生も然るべきタイミングで実習ができなかったり、本人も体調を崩したり、受け入れる園の方も外部からの出入りがあるとヒヤヒヤだったり、この3年間、本来の養成課程とは違う綱渡りのようなことをやってきた気がします。昨年秋から話題になった保育園の職員による体罰問題なども、養成課程への影響というところまでは、あまり話題にならなかった気もします。

ちょうど3月6日から、大学の実習生3年生が一人きているのですが、当園は2回目の実習Ⅱになります。幼児クラスに連続して入り、今日9日に「責任実習」を終えました。この責任実習という概念や位置付けも見直さないといけないと思ってきた課題の一つです。色々なことが実習を巡って課題が多いと思うのですが、あまり自治体関係者の方は課題の内容をご存知なく、話題にすらのぼらない時期もあったのですが、最近はどうなってきているのかな、と思います。

 

 

シンガポールの学生たちが来日

2023/03/08

都内のある大学がシンガポールの養成校の学生を招き、日本の保育を案内しました。約1週間の日程の中で今日8日、シンガポールとの交流がある藤森平司(省我会理事長)が、その大学で学生向けに2時間半の講演をしました。テーマは日本の保育の特徴、中でもに非認知能力と言われるようになった背景、こども同士の関わりから育つ自立心と協同性について、新宿せいがこども園の実際の保育の動画を使って語りました。

シンガポールといえば、世界の学力調査で上位になる「教育先進国」のイメージがあります。講演の後半のグループ・ディスカッションや、その後のグループ発表などを聞いていると、日本の大学生との差を感じます。それは自分の意見をはっきりと話すことです。質問もすぐに手があがります。その内容も率直です。たとえば「子どもの自主性を大切にすることはよくわかったが、保育者はそれをウォッチ・アンド・ウェイトとしていたら、親から何もやっていない、お金を払っているのに何もしないのか、と言われませんか」といったことを聞いてきます。

講演のテーマが保育者のペタゴジーに焦点を当てた切り口になっていないので、質問内容がそうなるのかもしれず、それはよくあることなので、それほど意外ではなかったのですが、やはり、なんでもはっきり疑問点を口にして問う、ということは大事なことだと思えます。控室で大学の先生ともその話題になりました。大学にもよるのでしょうが、概ねそういう意見は多い気がします。自分の考えや意見を伝え、相手の話を聞いて再構築していくような対話のスタイル、日本の学びの中にそのスタイルをもう少し取り入れていいだろうと思います。

ひなまつり

2023/03/03

♪ お内裏様とお雛様、二人並んですまし顔・・今日は楽しいひな祭り〜

2月中旬ぐらいからずっと歌っているひな祭りの歌『うれしいひなまつり』ですが、男女がくっきりと分かれているものを扱うとき、LGBTQも考えながら、どこに配慮が隠れているのか、歌詞も吟味しながらという時代になりました。お嫁に行くとか、三人官女とかジェンダー的役割分担がそこにはあるのですが、それでも歌わないと、知らないということになってしまいかねないので歌います。

ひな壇を飾ると、そこに込められた親の子どもへの健やかな成長への願いが詰まっていることがわかります。紅白のまんじゅうの意味や、菱餅の3色の意味、ひなあられの4色が季節を表していることなど、子どもたちに説明します。

子どもから大人への成長は、変化です。その変化は生物学的なものと社会心理学的なものと、一旦分けて捉えられてきましたが、現代の発達科学はそうは考えていないようです。お互いに影響しあって変化していくものとなっています。それは調べれば調べるほど、複雑な仕組みになっているようで、それを理解するのも一苦労です。子どもの発達について、だいたいこういうことに配慮しながらやっていきましょうということがあって、その最低限のところは、強調していくことになります。

 

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