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園長の日記

アニメの仕組みを「体験」

2023/07/30

今日の納涼会には、小学生がたくさん来るので、アニメーションの仕組みを体験できる「フェナキスティスコープ」を用意してみました。制作費用は100均で買った鏡と吸盤の200円。

原理はパラパラ漫画と同じです。やったことありますよね。何枚もの紙が重なった本やノートの端の同じ場所に少しだけ変化を加えた絵を描き重ね、紙束を指でパラパラすると、絵が動いてみえますよね。

円盤の縁に1周すると戻ってくるような絵を並べて、円盤の軸でくるくると回します。速く回すと絵は混ざり合って、均一の色模様ができます。アニメのように動いては見えません。

ところが一つ一つの絵の間にスリット(隙間)を設け、絵が描かれたほうの円盤を鏡に映し、スリットから覗き込むと、アニメのように動いてみえます。

円盤を回し続ければ、アニメはずっと動き続けます。

園児にその動きが見えるかどうか試してみました。

 

すると、年長さん位になると絵が動いていることがわかりました。年少さんぐらいでは何が起きているのかよくわからないようです。駒のように絵が回ること自体に興味が行きます。反対に小学生3年生以上になると、とても興味深く感じるようで、夏休みの自由研究にしたいという男の子がいました。

きゅうりは浮くか沈むか?プールで実験

2023/07/18

屋上で育っている「きゅうり」。

水遊び中の子どもたちに、「うくか、しずむか」ちょっと実験しました。

ちょうどいい大きさに育ったきゅうりです。

「どうなるかな?浮くかな?沈むかな?」と私。

すると年中と年少の子どもたちでしたが、予想が二つに割れました。

沈むが一人、浮くが3人です。

やってみると、浮きます。

「やったあ、浮いた」と当たった方は喜んでいます。

でも面白いことに、その子が「こっちは沈むよ」と言うのです。

「こっち」と言うのは、ちょっと育ちすぎた大きなきゅうりの方です。

私が「そうか、こっちは沈むかもね」と言うと、にこにこして見ています。

もちろん、正解は浮くです。

これと同じようなことが、前にもバナナとのきもあったのを思い出しました。

一本は浮いたのですが、2本になると「沈む」と言うのです。

https://www.chiyodaseiga.ed.jp/hoiku-archive/archive-stem/page/5/

面白いですね。

最後はきゅうりと一緒にぷかぷか・・・笑

子どもが教えてくれたこと

2023/07/16

子どもたちはいろんなことを教えてくれます。今週、「そうなんだね」と嬉しくなったのは、スイカです。「ここ、ここ」と教えてれました。直径が15センチほどに大きくなっています。いくつも花が咲くので、先生が栄養を分散させないように実になるものを数個に間引いてくれているのですが、いつの間にか二つがこんなに大きくなっていました。

お泊まり会で出かけた科学技術館は北の丸公園にあるのですが、そこを歩いていると、蝉の鳴き声が聞こえました。保育園にいても聞こえないので、子どもたちは鳴き声で蝉の種類を聞き分ける経験はほとんどできません。秋葉原周辺ではクマゼミやミーミーゼミ、ヒグラシなどを自然に区別できるようになる環境にはないのです。それでも「せみ!」と教えてくれます。

しかし少ないチャンスを見逃さないのは虫好きな子どもたち。吉田茂の銅像がたつ雑木林で、ダンゴムシはトンボを捕まえて見せてくれます。こんな姿を見ると、せっかく皇居が近くにあるので、もう少し頻繁に連れてきてあげたいと思います。お礼というわけではありませんが、私もヒキガエル(泥ガエル)を捕まえてあげました。何を食べるの? さあ、なんだろうね・・・。

屋上のプールに水が入ると、トンボがやってきます。写真にとらえることはできませんでしたが、水面に尻尾の部分をちょんちょんとします。都会の中でも工夫すると生き物が寄ってくるビオトープはできるでしょう。

街路樹には赤い花が咲き始めました、百日紅(サルスベリ)です。夏の間、百日近く咲き続けるから、だそうです。東京では調布市がシンボルの花になっています。ちなみに千代田区は花が桜、木は松、鳥は白鳥です。

親の蝶が若葉を見つける不思議

2023/07/10

きれいな「はらぺこあおむし」を「かわいい!」と言いながら、じっと見つめている子どもたち。

今年2回目の飼育がまた始まった。みかんの実がなりそうだったが、あえて剪定して「若葉」が生えてくるようにした。

すると、よくしたものでアゲハの幼虫が見つかった。

親の蝶はどうやって若葉を見つけるのか不思議だが、幼虫はむしゃむしゃと柔らかい葉をよく食べている。

屋上のひまわりが咲きました

2023/07/09

屋上で育てているひまわりが、今年も「大輪」を見せてくれています。

これで「夏が来たあ!」という感じがします。

 

和泉橋から「よく見えますよ」「見ながらきました」と、親子で笑顔になります。

鈴虫が鳴き始めました

2023/07/08

七夕の7月7日。今朝から保育園では鈴虫が鳴いています。保育園で生まれ育った3代目。子どもたちはどう思ったか、聞きそびれてしまったので、よくわかりませんが、大人のほうは感慨深げ。あさ「風情があっていいですね」と、あるお父さん。まぁ、そういうものかも。^_^

しながわ水族館で生き物の迫力を楽しむ

2023/07/05

身近な場所に川や海がない都市型の保育園では、川や海で遊ぶことがないので、水族館で魚や亀やイルカを見にいきます。というのは嘘で、目の前には神田川が流れ、ちょっと行けば東京港があるのですが、川や海の生き物たちと接することがないという意味です。でも、そう考えると大抵の都市はそうなってしまうでしょう。水族館という場所が設けられているというのは、冷静に考えると素晴らしいことだと思います。

開園以来、毎年出かけているのは「しながわ水族館」です。年長さんは昨年に続き2回目。年中さんは初めてです。この水族館はイルカのショーが見られることで有名なのですが、川魚やクマノミ、熱帯魚など豊富な魚の他に、カモ、カメ、ペンギン、アザラシ、アシカ、サメなどもみることができて、何度行っても飽きない水族館です。特に水槽を地下からみることができるトンネル型の観覧ルートが設けてあり、迫力のある泳ぎを直近に楽しむことができます。

以下に、写真で見てきたところをご紹介します。

◆一方向へ回遊するイワシの群れ

◾️アカダイは、ゆうゆうと漂っていました

◾️トンネル水槽

◾️いろんなクラゲのかたち

◾️オコゼの一種

◾️熱帯魚

◾️珊瑚礁と熱帯魚

◾️アシカが目の前を伸び伸びと泳ぐ

◾️イルカの大きさに見入る子どもたち

◾️皇帝ペンギン

◾️アザラシのショー

◾️ジャンプしてボールをツン

 

 

ステム保育とマジックの不思議さとの混同は避けたい

2023/06/29

 

保育園の現場でマジックやトリックの面白さを、どう受け止めるといいのだろう? 今日は誕生会の出し物を見ていて考えました。私は子どもに自然が「呼びかけてくる」(無藤先生)ことへの応答力が「センス・オブ・ワンダー」として大事にしていくということでいいんじゃないかと思っています。そこには、いわゆる「マジック」の不思議さのようなものは持ち込みたくないと考えています。それはそれとして区別できれば良いのですが、子どもはそれを混乱してしまうからです。

親指を引っこ抜く格好をして引っ張って「あれ?ない!」ぐらいは、その場で種明かしができるからいいのですが、ただのスロトーと見せかけて、その中に試薬を混ぜてコカコーラを透明にしたりするのは、ちょっと違うと思います。それなら、紅茶にレモンを入れると色が変わる、とか、水栽培の紫陽花の花が、水に酢を加えて酸性にすると赤く変わるとか、自然界にある実際の化学変化を子どもにわかりやすく取り出してきてあげればいいんじゃないかと思っています。

例えば虫眼鏡で観察するかのように、人の五感を拡大するということ。小さいものは顕微鏡で見る、遠くのものは望遠鏡で見る、振動の伝わりは声なら糸電話で遊ぶ、といったようなものです。トリックは錯覚などの現象はいいと思います。斜めから見たら骸骨に見えるなんてのは、昔から有名な絵画にもあるし、野菜の「かご」かと思ったら逆さにすると人の顔に見えるとか、トリックアートという分野もあるくらい。

最も不思議なものは、私たち人間自身だと私は思うのですが、それは子どもにはもう少し先のお楽しみとして、自然とそうなっていくのを見守ってあげましょう、という言い方の変ですけど。でも自然の面白さ、不思議さを楽しむとか、もっと知りたいということが少ない気がします。なんだか科学技術立国ニッポンをどうする?みたいなこと(ちょっと古いか?)も大事なのですが、そのためにも、もう少し地に足のついた科学への興味関心をしっかりとさせたい。この分野の幼児期の「芽生え」をしっかり捉えたい。

梅ジュース作り

2023/06/27

保育園でよく行われるのが梅ジュース作り。梅のヘタを取り、氷砂糖と混ぜるだけで半月から1ヵ月位で、簡単にジュースができるので、季節感を感じることができる楽しみな活動です。

6月27日、年長が、栄養士と行いました。梅を触り、匂いをかぎ、氷砂糖が手で割れるかどうか、その硬さを確かめたりしながら、2つを瓶に入れて行きます。お泊まり会の頃に飲むことができると思います。それまで何回も瓶を揺らして混ぜたりしながらその変化を楽しむつもりです。

メダカの赤ちゃん誕生

2023/06/26

「メダカの赤ちゃんが産まれたよ」。

こういう情報は子どもが早い。けさ子どもと一緒に観察しました。いただいたメダカの卵が土日の間に孵化していたようです。

元々飼っているメダカの水槽に、土曜日に主任が目の細かなネットで仕切りを作り、食べられないようにしてくれました。

水面を泳ぐ姿、すばしっこい動きは同じですね。

 

 

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