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2019年 4月

保育が始まりました

2019/04/02

【慣れ保育始まる】
今日から保育が始まりました。子どもが園生活に慣れていくためには、ここが安心できる場所だと、実感できることが一番です。その様子を見ていると、小さい赤ちゃんたちは、お母さんが側にいて、遊んでいました。また、すこし慣れてくると0歳児クラスと1歳児クラスがつながっている室内空間の中で、好きな遊びに夢中になったり、廊下や玄関にまでお母さんと探索にくる子どももいました。改めて子どもは好奇心いっぱいなんだなぁと、思います。人は探究心を持って生まれてきます。新しいものが大好きです。興味ある物や場所を見つけると、またそこへいきたがります。安心できる人が側にいるから、ちょっとあっちまで行ってみよう、これなんだろう、そのような自発的な興味が湧き上がってきて、行動を促していくのです。その中で、育ちに必要な体験を身に付けていきます。
【昼食も始まる】
今日は、お迎えの時間がいろいろでしたが、4歳児のらんらん組の子どもたちは先生たちと一緒にお昼ご飯を食べました。昼食のご飯や、主菜のお肉、副菜の野菜、それぞれを「いっぱい」「ちょっと」など自分が食べきれそうな量をよそってもらい、美味しくいただきました。食事の歌を歌ったり、食べる前の挨拶をしたり、なんでも初めての連続でしたが、不安そうな子が誰もいなくて満足そうな子どもたちでした。
【引き継ぎ顔認証の登録】
逆光になってしまうことが原因なのか、登録していただいた顔の情報ではうまく自動ドアが開かないケースが目立ちました。子ども一人当たり、10人まで登録できるので、送迎をする方の人数に余裕がある方は、同じ人でも別の時間等で登録をしておくと良いのかもしれません。メーカーの方と相談しながらどうやったらスムーズに反応するようになるか、いろいろやっていきますので、ご不便をかけしますがよろしくお願いします。

地域に根ざした保育園をめざして

2019/04/01

ご入園おめでとうございます。いよいよ園生活のスタートです。4月から仕事を始めるにあたって初めて子どもを保育園に入園させる方、仕事は継続中だが他の保育園などから転園される方、いろいろなライフストーリーの中で、入園は皆さんのご家庭にとって、一つの大きな節目になることでしょう。私たち職員にとっても、できたばかり園舎での生活ですから、正直なところ、どんな生活が始まるのか、楽しみであると同時に、まだまだ見通せない面もあります。ただ昨年11月の開園説明会や2月の入園説明会でお伝えしてきたように、子どもたちが保育園生活の主人公です。この町が故郷になっていく子どもたちにとって、何がふさわしい経験や環境になるか、皆さんと一緒に楽しい生活を作り上げていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。

ところで、千代田せいが保育園の住所は、神田岩本町15番地7です。神田須田町二丁目がすぐ隣です。保育園は4月から岩本町三丁目町会に入会します。皆さんはご存知なのだと思いますが、昭和通りができる前までは、保育園のある場所と、通りを挟んだ東側とは、同じ町会だったそうです。現在は昭和通りによって園のある場所が飛び地のようになってしまいましたが、柳が昔並んでいた柳原通りは東西に長く繋がっています。保育園が所属する町会は岩本町三丁目町会なのです。訳して「岩三」と呼ばれるこの町会は「既製服問屋街発祥の地」で、高度経済成長期には、ここから全国のデパートへ既製服がどんどん出荷されていたそうです。さらに歴史を遡ると、江戸時代には古着市が開かれていました。今風に言えば「メルカリ発祥の地」でもあるのです。

こうした専門問屋街が江戸城下町にまで遡る下町文化だとすると、その風情を少しでも感じてもらえたら、と園舎を「蔵」のイメージにしたのが、私の上司にあたる統括園長の藤森平司です。藤森は今川中学校出身で、幼少期を鳥越神社のそばで過ごしました。この地に私たちが縁をいただいたのも、それが決め手です。江戸っ子は「喧嘩っ早いが涙に脆い人情家」「いきでいなせで、細かいことにはこだわらない」と言われます。藤森も「話はぶっきら棒に聞こえるが、本当は優しい人が多い」とよく言います。

4月6日(土)には、藤森統括園長が保護者の皆さんに講演をします。アフリカのことわざに「一人の子どもが育つには村中の人が必要」というのがあります。私が好きな言葉です。いろいろな視点で保育を語っていきたいと思います。この巻頭言の他に、ホームページの園長の日記も併せて読んでみてください。

「令和」元年の入園式

2019/04/01

【地域に根ざした保育園をめざして】

(園だより「巻頭言」 2019年4月1日発行)
ご入園おめでとうございます。いよいよ園生活のスタートです。4月から仕事を始めるにあたって初めて子どもを保育園に入園させる方、仕事は継続中だが他の保育園などから転園される方、いろいろなライフストーリーの中で、入園は皆さんのご家庭にとって、一つの大きな節目になることでしょう。私たち職員にとっても、できたばかり園舎での生活ですから、正直なところ、どんな生活が始まるのか、楽しみであると同時に、まだまだ見通せない面もあります。ただ昨年11月の開園説明会や2月の入園説明会でお伝えしてきたように、子どもたちが保育園生活の主人公です。この町が故郷になっていく子どもたちにとって、何がふさわしい経験や環境になるか、皆さんと一緒に楽しい生活を作り上げていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。

ところで、千代田せいが保育園の住所は、神田岩本町15番地7です。神田須田町二丁目がすぐ隣です。保育園は4月から岩本町三丁目町会に入会します。皆さんはご存知なのだと思いますが、昭和通りができる前までは、保育園のある場所と、通りを挟んだ東側とは、同じ町会だったそうです。現在は昭和通りによって園のある場所が飛び地のようになってしまいましたが、柳が昔並んでいた柳原通りは東西に長く繋がっています。保育園が所属する町会は岩本町三丁目町会なのです。訳して「岩三」と呼ばれるこの町会は「既製服問屋街発祥の地」で、高度経済成長期には、ここから全国のデパートへ既製服がどんどん出荷されていたそうです。さらに歴史を遡ると、江戸時代には古着市が開かれていました。今風に言えば「メルカリ発祥の地」でもあるのです。

こうした専門問屋街が江戸城下町にまで遡る下町文化だとすると、その風情を少しでも感じてもらえたら、と園舎を「蔵」のイメージにしたのが、私の上司にあたる統括園長の藤森平司です。藤森は今川中学校出身で、幼少期を鳥越神社のそばで過ごしました。この地に私たちが縁をいただいたのも、それが決め手です。江戸っ子は「喧嘩っ早いが涙に脆い人情家」「いきでいなせで、細かいことにはこだわらない」と言われます。藤森も「話はぶっきら棒に聞こえるが、本当は優しい人が多い」とよく言います。

4月6日(土)には、藤森統括園長が保護者の皆さんに講演をします。アフリカのことわざに「一人の子どもが育つには村中の人が必要」というのがあります。私が好きな言葉です。いろいろな視点で保育を語っていきたいと思います。この巻頭言の他に、ホームページの園長の日記も併せて読んでみてください。

園長の日記〜子どもの育ちと私たちの保育

2019/04/01

「子どもを取り巻く環境によって、子どもの発達を促す経験がどのように違ってくるのか」。私たち社会福祉法人省我会は、このことの探求に多くの時間を費やしてきました。この「園長の日記」では、園長から見た園全体の動きや、保育エピソードをとおして、保育の意図や意味、子どもの姿の捉え方などを語っていく予定です。

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