MENU CLOSE
TEL

2019年 8月

これが本来のアートです!

2019/08/19

◆1分で意気投合
「この通りをアートあふれる空間にしたいんですよ」。今日の昼過ぎに、アポなしでチラシを持ってこられた方と1分の立ち話で意気投合しました。こういうこともあるんですね。アートについては保育を考える上で避けて通れない大事なテーマです。美の創造プロセスについて「美術」と訳してしまった不幸が、学校教育の中で未だに誤った位置づけのままです。アートが美術や図工、音楽あるいは技術・家庭科や体育という名前で、五教科の外で付け足しのような位置づけになっていることが、そもそも誤りです。そのことに気づくことがとても複雑で困難な状況になってしまいました。
◆アートは人が生きていく上で必要なもの
そうしたいきさつもあって、アートについて誤解されていることが多いのですが、本来は子どもが感じ受け止めるプロセスの質に、本質としてアートがなければなりません。人間がよりよく生きていく上でアートは不可欠なのです。
昨年11月、千代田せいが保育園の開設説明会で、「園長先生は、保育の質についてどのように考えていますか」と言う質問を受けました。私は感動しました。なんと本質的な質問をする保護者の方がいるんだろうと。その時説明したエピソードは、味覚の体験と色と出会う体験について説明したのですが、それと同じレベルでアートを実践している方と今日出会ったのです。今週の土曜と日曜日にその実践を園のそばで体験できます。屋形船の納涼会の午後あるいは翌日です。時間に余裕があって興味ある方は、ぜひ参加してみてください。そのチラシをアップします。(ちょっとシワだらけになったチラシでごめんなさい!)
◆ダンサーと小学校の図工の先生がコラボ
ただし、対象年齢が「5歳になってますが、3歳でもそれなりに、楽しめるはず」と、主宰者で、振付家・ダンサーの青木尚哉さんはおっしゃっていました。場所は、保育園斜め向かい古民家ギャラリー「海老原商店」です。グループワークは1階でやり、保護者は2階で寛げるそうです。土日で合計4回あります。

今朝のひとコマ

2019/08/19

ぐんぐんのゆうかちゃんが絵本を読んでいると、ながせくんがとなりにやってきて腰掛け、仲良く読書をしています。

この窓際のちょっとした隙間におさまって本を読む姿が何ともかわいいです。落ち着くのでしょうか〜?

 

ちっちさんたちは、「これは自分のもの、これは◯◯ちゃんのもの」…と、それぞれの物に区別があることや、物の貸し借りのやりとりを、生活や遊びの色々な場面で体験しながら学んでいる真っ最中。
でも、それと同時に、こんな風に ひとつのものをわけあって一緒に使い、一緒に楽しむ ということも自然とできるようになっているのだなぁと嬉しい気持ちになったシーンでありました。

 

何かお話ししながら1冊の本を楽しんでいました♪

8月19日 昼食

2019/08/19

夏野菜カレー

冷しゃぶサラダ

オクラのすまし汁

巨峰

麦茶

そもそも屋形船って?

2019/08/18

(雑誌『散歩の達人』278号より)
今週末はいよいよ屋形船納涼会です。そこで「屋形船」の歴史などをおさらいしておきましょう。いか、クイズ形式です。答えは「屋形船東京都協同組合」のホームページで、どうぞ。
【問題1】
屋形船のルーツは、何時代に遡るでしょうか。
(1)明治時代(2)江戸時代(3)平安時代
【問題2】
現在のように一般の庶民が楽しむようになった頃の小型の船をなんと呼んでいたでしょうか。
(1)小型舟(2)江戸っ子舟(3)屋根船
【問題3】
今の屋形船には、便利ないろいろな設備があります。次のうち無い物はどれでしょう?
(1)エアコン、(2)水洗トイレ、(3)カラオケ、(4)自動販売機
  
今週は「神田川、隅田川」に因んだ話題をできるだけ、拾ってみたいです。
この街は、歴史があるので、調べ甲斐があって楽しいですね。

新しいお友だち

2019/08/18

8月19日月曜日から、なかむらりんたろう君が新しくにこにこ組のお友だちに加わります。これからしばらくの間ですが、宜しくお願いします。楽しい思い出をいっぱいつくろうね!!

学校の「当たり前」をやめた

2019/08/17

保育園は子どもたちが社会でよりよく生きていくためにあります。そのためには、その子の発達をきちんと保障する必要があります。一人ひとりのよさを十分に引き出せるように現在を最もよく生きること、それが望ましい未来を創り出す力になっていくからです。
◆学校の「当たり前」をやめた
こうした発達と教育のセオリーを現実のものにしてしくことが、私の仕事ですが、中学校でそれを実現させている校長先生がいます。その実践のエッセンスを書き下ろした本は皆さんにも推薦したくなります。タイトルは『学校の「当たり前」をやめた。生徒も教師も変わる!公立名門中学校長の改革』(時事通信社)です。著者は千代田区立麹町中学校の工藤勇一さん。私と同じ歳でマスコミでも、よく取り上げられて全国で講演をされています。私も6月に夏のGT研修会での講演を依頼しましたが「この夏は30回の講演があるんですよ。その日は前日まで熊本にいて・・」と、残念ながら「次回にまた」ということになりました。
◆自律する力を身に付けること
この本の内容は、藤森統括園長が毎日書いているブログで詳しく紹介しています。http://www.caguya.co.jp/blog_hoiku/archives/2019/07/当たり前.html
この本の「はじめに」から、少し引用します。
ーーーーーー
今、日本の学校で行われている教育活動の多くは、学校が担うべき、本来の目的を見失っているように感じます。加えてその事実に多くの教育関係者が気づいていないことに驚きます。
(省略)
学校はなんのためにあるのかーー。
学校は子どもたちが、「社会の中でよりよく生きていけるようにする」ためにあると私は考えます。
そのためには、「自ら考え、自ら判断し、自ら決定し、自ら行動する資質」すなわち「自律」する力を身に付けさせていく必要があります。社会がますます目まぐるしく変化する今だからこそ、私はこの「教育の原点」に立ち帰らないといけないと考えています。
ーーーーーー
どうでしょうか。共感することがありませんか。千代田区で一緒にできることを相談したいと思います。「千代田せいが」がオセロのどの駒になるべきか、次の一手について。

寛ぎゾーン

2019/08/17

 

『寛ぎとは、どういゆう行為なのか?』

1日保育園で過ごしている中で、ホッとする時間、自分らしい時間を保証してあげられるゾーンを新しく作りました。 でも、子どもたちに『寛いでいいよー』と伝えてもわかりません。試しに8つのイラストからどんなことが連想されるのか、このゾーンはどうゆうゾーンなのかを聞いてみると、『ほぉー。ふーん。なるほど。 子どもたちもイメージができているし、わかっているな』と感じてオープン。

子どもはイラストからイメージをした寛ぎゾーンへと入っていきました。

心と身体は一心同体です。活発な姿、遊びに向かうエネルギーはこのようなリラックスされて、安心、安定された精神状態から飛び立っていくのだと思います。メリハリも出てきますね。 寛ぎゾーンの充実を進めていきます。

くつろぎと安心のゾーンを新設

2019/08/16

昨日15日から3階の幼児空間に「くつろぎゾーン」を設けました。家庭のリビングが、ゆったりとくつろぐ場所であるなら、子どもの生活にもそれは必要です。
「くつろぐ」という言葉は子どもには難しいので、のんびり、ゆったり、といった気持ちをイメージしやすいイラストも近くに掲示しました。
こんな空間が、子どもに必要だろうかと、思う方がいるかもしれません。また空間に余裕があるなら用意してもいいぐらいに考えるかもしれません。しかし、そうではないのです。もっと積極的な意味があります。
◆海外では当たり前にある場所
(マレーシアの保育園)
くつろぐ場所を園内に用意するのは、海外では当たり前です。日本の学校にはプールがあることで驚かれますが、ダイニングやくつろぐ場所がないことにも驚かれます。くつろぐ場所が、いかに当たり前の空間かを表すものとして、海外でよく使われている有名な「保育環境評価スケール」を紹介します。43ある項目のうち、3番目に「くつろぎと安らぎのための家具」があります。
◆「とてもよい」環境を目指して
この保育環境評価で「よい」の評価をえるには、次の3つのことが、揃っていなければなりません。
・1日の相当の時間を、くつろぎの場で過ごすことができる。
・くつろぎの場は、体を動かす遊びのためには使われない。
・柔らかな家具はおおむね清潔で手入れがよく行き届いている。
さらに「とてもよい」のためには、さらに次の2つのことを満たす必要があります。
・くつろぎの場以外にも子どもが使える柔らかい家具がある。
・子どもが使える柔らかくて清潔なおもちゃがたくさんある。
◆リビングは寛ぎの居間
こうした保育の専門的な視点を持ち出さなくても「寛ぎ」が大事だと思い直すことができないでしょうか。子どもは寝ている時間以外は、生活と遊びのなかで学び続けています。そのエネルギー効率は凄まじく、これと同じことを大人は真似できません。くつろぎと安心が得られる空間は、住宅表記では「◯LDK」と表すときのリビング(L)に当たります。生きる、生活するメインとなる空間です。ダイニング(D)やキッチン(K)と併せて、必須の場所として最初に書いてあるように、くつろぐ場所は大切な生活空間でなくてはなりません。
◆くつろぎは養護の条件
人間の生活には「衣食住」が必要です。「住む」ところは「寝る」ところでもあります。そして子どもには「遊ぶ」がなければなりません。すると確かに「子どもの生活」は「遊ぶ」「食べる」「寝る」の3つが時間的にも空間的にも、重要な要素になっています。この3要素を満たすことは、最近、このブログで説明してきた「養護」(生命の保持、情緒の安定)を満たすことでもあります。
生活空間も、最初からその3つのエリアを用意しておけば、園生活はスムーズに運びます。さらに私たちは生活空間を静的なエリアと動的なエリアを対照的に配置することで、生活動線のコンフリクトを避けています。
◆日本の最低基準はサイテー!
ちなみに日本では幼児教育施設が養護を重視した「生活」ではなく、狭い意味の教育でしかない「学校」を前提として基準ができてしまっているので、年齢別の「教室」しか作られません。「生活」という発想がないので、リビングやダイニングや寝室が、建築設計から完全に抜け落ちています。子ども一人当たりに必要な最低面積が1.98㎡しかないのは、一人分の机と椅子を置いたときの面積だからです。ひどい話です。これではとても、ゾーンどころではありませんね。

8月16日 昼食

2019/08/16

ご飯

冬瓜のそぼろあんかけ

スティックきゅうり

肉団子スープ

麦茶

top