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2019年 11月

善さの探求としての文化

2019/11/03

わんぱくすまいる保育園の運動会に行ってきました。千代田せいがの運動会にお相撲さんを連れてきていただいた今田賢二理事長の保育園です。

他の法人の運動会をみる機会はあまりありません。というのは、大体どの園も9月末から10月中旬までの同じ時期に実施することが多いこと、そして法人内の姉妹園に行くことが優先されるからです。

しかし今回、他の法人の運動会を見学できたのは、11月3日の文化の日という、運動会のシーズンとしては遅い時期に実施するからです。この時期になったのは台風19号の影響です。色々参考になりました。

千代田せいがと同じように子ども主体の保育理念を目指している園ですが、実際の保育や行事は異なるものです。わんぱくすまいる保育園も、親子で一緒に運動を楽しむ演目が多いのは似ていましたが、行事の位置付けは異なりました。それは当然のことです。子どもや保護者の実態、地域の特徴、園の歴史などが異なるからです。

運動会を見たあと、江戸川まで行ったので、ついでに船橋まで足を伸ばして買い物をしてきました。北欧の福祉国家でデザイン立国スウェーデンの家具です。

1階の倉庫でお目当の番号の家具を、そびえ立つ棚の中から探しているとき、この店のような大規模な倉庫型ストアがヨーロッパには多くあって、旧東ドイツの大型店を舞台にしたドイツ映画「希望の灯り」を思い出しました。あの高い棚に荷物を上げ下げするリフトを操る倉庫係の青年が主人公の映画です。

今日は「文化の日」でした。日本国憲法が公布された日ですが、明治時代は天長節、昭和初期は明治節として明治天皇の誕生日を祝う日でした。通常、法令の公布や施行は1日なのですが、憲法の公布が1日ではなく3日なのは、どうしてでしょうか。旧憲法(大日本帝国憲法)は明治憲法ともいうのですから、明治天皇の誕生日に合わせたのでしょう。半年後が施行ですから5月3日が「憲法記念日」になっています。「文化の日」と「憲法記念日」はセットです。では、どうして「文化の日」という名前にしたのでしょうか? そこにはGHQの意向が働いたのですが、その話はまた今後。

http://www.archives.go.jp/result/?q=日本国憲法

 

なぜ「文化の日」という名前にしたのでしょう。国会審議を調べれば出てくるはずです。「どうしてなのか」ということを実際に探求している、私が知っている人を思い浮かべてみると、面白いことに気づきます。人によってそのアプローチが異なるのです。

その探求を過去の「文献」に向かう研究者もいれば、実際に「実験」をやってみなければ納得しない化学者や料理人もいます。私はわからないことは、知っているはずの人へ「取材」しに行きました。今起きていることが対象でしたから、まず第一情報源に確かめに行きます。沖縄の首里城火災の原因はなんだったのでしょう?

その人の考えを知りたくて、インタビューすることもあります。そして探求が「瞑想い」や「思索」になる人もいます。絵を描く人もいたり、曲を作る人もいます。世界がどうなっているのか「再現」するための表現が「表象」としての芸術です。

過去のことは、過去のことを表したものを探すか、その時生きていた人に聞きに行くしかありません。憲法制定に関わった人はもう生きていませんから、どうしても文献(書籍)になります。

保育はそれらとも違います。「子ども」は「自然の一部」なので、自然学者のアプローチに似ているところがあります。少し似ているのは、フィールドワークをする民俗学者や文化人類学者かもしれません。インタビューしても無理です。子どもは言葉では答えてくれませんから。

もう一つ「保育」が難しいのは、対象である「子ども」のことだけではなく、どうしたらよりよくなるのか、という「価値」の創造と不可分だからです。そこで私は「なぜ人間はより善いことを求めるのか」という教育哲学に踏み込んだのでした。

わんぱくすまいる保育園の運動会は、最後の演目が年長さんによる「よさこいソーラン」でした。それを終えた子どもたちの「やりきった!」という充実した表情は、めったにみることができない、素晴らしい子どもの顔でした。

子どもの成長にとって、どんな生活や経験がより善いのか、探求は果てしないですね。

 

 

子どもの育ちと自らの保育を振り返る

2019/11/02

(北の丸公園)

◆1週間を振り返る

毎週土曜日は一週間を振り返ってみることにしています。こんなことがあった、あんなこともあった。そして、こうしたのは良かったけど、それならこうしたらもっと良くなるだろう、そういう「新たな課題」を見つけることが楽しいからです。課題が楽しいというと、不可解に思うかもしれませんが、私のいう課題というのは、その時点から見える景色のことです。その景色を見ると「今度はあそこへ行ってみたい」と思うのです。ですから、どうやったらそこへ行けるかを考えることが楽しいのです。

◆課題とは「あそこへ行きたい」と思う私から見える景色

先週土曜日に親子で体を動かして遊ぶ運動会を終えました。外へ出かけたら「子どもが鬼ごっこをしたがる」ようになるのがねらいですから、その後がどうかが大切です。それに備えて、先生の鬼ごっこスキルをアップすること。それが私の見えている景色=課題です。そのための研修計画を羽崎さんと7日に打ち合わせます。

 

◆全ての赤ちゃんに夜はぐっすり眠ってほしいから

「子どもの早起きをすすめる」ことは、園児だけではなく、子育てをしている全ての家庭に伝えたい。それが私の見えている景色=課題です。そこで、9月のシンポジウムで知り合った睡眠のスペシャリスト永持伸子さんと月曜日に「海老原商店」で打ち合わました。すぐにチラシを作り、区に了承してもらい、11月22日に「赤ちゃんがぐっすり睡眠できるためのミニ講座」を開くことになりました。

(海老原商店の2階)

◆保育参観から、ぜひ保育体験へ

火曜日からは3日間の「保育参観」でした。二日目は園の中での生活に加えて「バス遠足」の様子もご覧いただきました。給食も少し試食してもらいました。隠れてみる保育参観から、今度はママ先生、パパ先生として保育を体験してみましょう。

 

幼児クラスなら子どもも大丈夫なのではないでしょうか。乳児の場合も最初はくっつくでしょうが、そこにいるとわかると、自分から離れて遊び始めるでしょう。子育て広場のようなつもりで、そばで過ごす我が子を見守ることができると思います。

◆感染症に気をつけたい時期

感染症が流行る時期に備えて「手洗いチェック」はどうでしたか。もうしばらく機械があるので、ぜひ試してみてください。昨日は、職員の健康診断だったのですが、これも職員の体調管理として不可欠なものです。

◆今日は秋の園外保育候補の下見

ところで、テレビの天気予報は「秋の紅葉」スポットを紹介しています。今日は午前中に「北の丸公園」へ行ってきました。日本武道館のちょっと奥に行くと、芝生と池と雑木林が広がる場所があります。11月中旬は紅葉が美しい場所です。イチョウ、モミジ、ケヤキ、ニシキギ、ハナミズキ、ハゼノキなどが見られます。池の鯉は手を叩くと寄ってきます。保育園から近いので、保育で出かけたいと思います。

◆科学技術館にも行ってみました

北の丸公園から竹橋の方へ下ると、科学技術館があります。明日11月3日まで「東京パズルデー」展をやっていて、私が行った時ちょうど「ルービック世界チャンピオン」中島悠さんが、華麗なる技を披露していました。キュービックを6回動かすのに1秒もかかりません。指の動きが速すぎて肉眼では見えません。

わい、らんの子どもたちが夢中のパズル「LaQ」もありました。

この遊具は、世界での受賞歴がいろいろある知育ブロックで、製造メーカーのヨシリツ(株)イベント事業部の方に、保育園にきてもらうことになりました。ただ予約が年度末までいっぱいだそうで、4月以降になるそうです。(そこはこれからの交渉次第!これも私の景色です!)

◆子どものアセスメントについて

先生たちは、園児一人ひとりの「成長」を、保育所保育指針の「ねらい及び内容」に沿って、全ての項目をチェックしています。これが自己評価です。

一般に保育では、自己評価の視点は2つです。「子どもの育ち」と「自らの保育」です。一つ目の「子どもの育ち」とは、子どもの成長のことです。子どもがこんな経験をしたけど、それによって、こういうところが成長してきたな、とか、こんなことを学んだな、とか。あるいは、どんなことができるようになったかとか、何を学んだか、何を身につけてきたか、ということです。

◆心情・意欲・態度の育ち

とくに注意したいのは、できた結果よりも、楽しい、嬉しい、面白いといった心情、その体験によって、もっとやりたい、またやりたいという意欲、そうした積み重ねから育つ心の姿勢としての心構え、そうした「心情・意欲・態度」がとても大切です。

この育ちの振り返りは、ある程度期間を置いて、一人ひとりをアセスメントします。乳児(0歳〜2歳)のちっちからにこにこは年に4回、幼児の3歳以上のわいらんすいの場合は年に3回実施しています。

子どもの様子を家庭と園からお互いに伝え合い、了解しあうことも大切ですよね。そのための個人面談や毎日の伝え合いを大切にしたいのです。担任と同じようにとはいきませんが、私もできるだけ子どもの姿を理解しておきたいと考えています。

◆保育の自己評価が大事

二つ目の「自らの保育」とは、私たちの保育のことです。そういう育ちに結びつくために、どんな保育をしたか、ということです。こちらは、その都度の振り返りから、日々の振り返り、週間、月間、期間、年間などがあります。節目節目で振り返ります。その積み重ねが子どもの成長を支えることになります。

子どもと毎日心を通わせているか。その時子どもの育ちについて何かの気づきがあるか。生活の展開、遊びの発展のために環境の再構成ができたか、人間関係の構築も促せたか。そのほかリスクマネジメントのチェックもあります。

 

 

11月2日 昼食

2019/11/02

ご飯

鳥の香味焼き

かぼちゃのサラダ

豆腐の味噌汁

麦茶

そうすけくんおめでとう!

2019/11/01

11月1日の今日は、そうすけくんのお誕生日でしたので、皆でお祝いしました!
お誕生日のそうすけくんに、「好きな遊びは何ですか?」とインタビューすると、恥ずかしがりながらも「電車」と答えてくれました!

そうすけくんお誕生日おめでとう😊

11月1日 昼食

2019/11/01

ご飯

スタミナ炒め

ひじきの煮物

ほうれん草のすまし汁

麦茶

千代田区土砂災害警戒区域マップ

2019/11/01

11月1日、千代田区から「千代田区土砂災害警戒区域マップ」が届きました。PDFでアップします。

20191101 千代田区土砂災害警戒区域マップ

ホームページに「防災」というカテゴリーを設けますので、過去の防災マニュアルなども、そこに移動します。必要な時にすぐに検索できるように園のホームページに「防災」という場所を作ります。

 

ハロウィン!

2019/11/01

昨日は、子どもたちからの報告に『どうゆうことかな?』と思った方が多かったかもしれません。 少し出来事を紹介します。

昨日はおやつでモンスターケーキを食べました。このおやつを配膳してくれたのが、森の妖精『モリー』というオリジナルキャラクター。小林先生だ!と言う子もいましたが『モリー』ですね。 子どもたちは『トリック・オア・トリート』の言葉を使いおやつをゲットしていました。
モリーは話すことができません。古野先生に通訳していただきながらお話をしました。その中でモリーからわらす組の子どもたちにプレゼントがありました。『魔法の木。食べ物が出てくる』と紹介しました。お約束は2つで『ケースのふたを開けないこと』『水をかってにあげないこと』でした。さて、本当に食べ物が出てくるのでしょうか?楽しみですね。

集まりにて何が出てくるか考えてみると、お菓子や果物など色々出てきました。これから楽しみですね!

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