年中組らんらんの姉妹園との交流は、10月17日の「せいがの森こども園」に続き、今日は「新宿せいが子ども園」へバスで出かけてきました。
今日のトピックスは園のすぐそばにある「おとめ山公園」での戸外遊びと、美味しかった中華料理の昼食、その後の「すいすい組」による雑巾掛けの素晴らしさ、そしてゾーン選択の話し合いの様子に大きな刺激を受けたことです。
◆マイクロバスで40分
新宿区下落合の「新宿せいが子ども園」は、最寄駅の「高田馬場」から歩いて10分ほどの住宅街にあります。大人だけなら岩本町から地下鉄東西線で20分、歩く時間を入れても35分ぐらいで行くことができますが、らんらん組なので今回はバス遠足にしました。9時10分に出発して到着が50分でした。
◆おとめ山公園で遊ぶ
今日参加したのは、らんらん組から8人。保育園で挨拶した後、早速「おとめ山公園」まで、新宿のすいすいさんに手を引いてもらいながら歩きました。
公園で遊び始めてすぐに気づいたのは、新宿の子たちは着くなり「ラグビー」を始めたのに対して、千代田の子たちは、滑り台やアスレチック遊具など、ひろばの周辺に並んでいる遊具に惹きつけられていました。それらを楽しんだ後で、公園の周辺や奥の方まで入って行きました。
公園中央の芝生で、ラグビーを一緒に楽しんでいたのはUくん。新宿の子どもたちの中に入って駆け回っていました。
木登りをしたり、どんぐりを集めたり、散策を楽しむ子もいました。10時過ぎから11時40分ごろまで、たっぷり1時間30分ぐらい外遊びを楽しみました。
◆美味しかったチャーハン
園に戻ると昼食です。新宿せいがは3〜5歳の幼児だけで90人いますので、食事をするダイニングも2階と3階の2箇所あります。
それぞれ特徴があって、2階はおしゃべりしながら賑やかに食事ができます。3階の方はおしゃべりはほどほどにして、静かに食事ができます。どちらを選ぶかは自由。千代田の子たちは賑やかな方は3人、静かな方は5人が選びました。千代田と同じように「いっぱい」「普通」「ちょっと」と、食べられる適量をついでもらいます。好きな場所を選んで座るのも同じです。同じテーブルにならずに、別れて座っていました。
◆食後の掃除をする様子に大きな刺激
姉妹園はどこでもやっているが、雑巾掛けです。これは両手をついて床に雑巾を掛けをすることで、全身の体幹を育てる優れた運動になっているだからです。
その様子を見せてもらうと、千代田の子たちも「やってみたい!」というので、真似してやってみました。雑巾の絞り方も教えてもらいました。
◆ゾーン遊びでどこを開くかの話し合いも見学
帰れるまでに少し時間があったので、どのゾーンを開くか、子どもたちだけで話し合いが始まりました。年長のリーダー役の2人が先生に指名されると前に出てきて話し合いの司会をします。「15分だけ、どこを開けますか」「守るルールはなんですか」などを問いかけて意見をまとめていきます。子どもが生活を作っていく主体者であること、子どもが生活の内容を決めることにコミットする権利があること。そうした理念の具体的な場面を見せてもらいました。
◆「子どもの心意気」が響き合う交流でした
千代田の子がいるからいいところを見せたい。そう感じさせる姿が見られました。新宿の子どもたちにとっても、張り切って頑張るいい機会になったようです。おとめ山公園まできてお見送りをしてくれました。さて、千代田のらんらんさんたちは、どう感じたでしょうか。それは明日以降の生活の中で、垣間見せてくれることでしょう。ぜひ、また訪問したいと思います。