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2020年 1月

にこにこ組の保護者会から

2020/01/29

いつもわらってにこにこ組。これが2歳児クラスの正式名称です。にこにこ笑っている屈託のない子どもの姿は、実に可愛い。何をしても可愛い。大人を笑顔にさせる天才が、2歳児さんですね。私も子どもが2歳の頃、本物の親バカになりました。世界中の子どもの中で、自分の子どもが一番可愛いと思っていることを、他人には秘密にして過ごしてる時期ではないでしょうか。

さて、その「にこにこ組」9人の子どもたちのお母さんが全員集合。まず、これが素晴らしいですね。そして嬉しいですね。改めて御礼申し上げます!全員参加されたので、今日の内容の詳細は省略しますが、お伝えしたかった大事なこと、それは「自信」の大切さでした。本日配布した「園だより」2月号の巻頭言に、その育ちのプロセスをスケッチしました。

この「自信」は、人間関係の中で育つのですが、最初にそれを子どもにプレゼントするのは、ほとんどは、みなさん親御さんです。あの「大いなるYES」「大いなる肯定」が、子どもへの最大のプレゼントになるのでした。

これが見方を変えれば、自らを認めている「自己肯定感」、自分を大切にできる「自尊感情」、やればできそうだという「自己有能感」などになります。「ちょっと難しそうだけど、やってみよう、私ならできそうだ」ーそう思える自分であること。本質的な楽観的精神。これが物事に挑戦する力や勇気を生み出し、人に親切にでき、心を合わせて協力して目的を達成する喜びを感じ、そして最も大切な力、人を愛する力に育っていくのでしたね。

やってみた結果や成功体験ももちろん自信になります。その歯車を回し始めるための、もっと根っこのものは、0歳の時に「周りは自分が呼べば応えてくれる世界なんだ」と、他者を信頼することから始まります。その後に自律のテーマ(いろいろな生活上の自立力)が達成されていく中で、自信がしっかりと根を張ります。そして3歳以上の自発性へと発展していくのですね。成功体験からの自信になっていくのは児童期(小学校以降)のテーマで、幼児期の終わりまでに培っておきたいのは、こちらの無条件の自信の方なんですね。

好きなものを見つけ、それを探求していくことができるようになると最高です。学校の「勉強」を、本当の自分探しとしての学びに転換できる力。卒園するまでに「学び方を、学びの喜びと一緒に身につけること」ができたら、私たちの子育ての大きな山を越えたことになります。ここまでくれば、自力で歩き始めることができるでしょう。小学校以降は劣等感を持たせないように勤勉性を身につけていく絶好の時期になります。その小学校の生活と学びが楽しめるように、保育園にいるうちは、「自立に向けた生活」と「良質な学びが埋め込まれた遊び」に没頭できるようにしてあげること。これが私たちの「仕事」だと考えています。

最後に、いろいろな実例をご紹介していただいた保護者の皆さん、ありがとうございました。排泄の自立は、突然やってくるんですね。「元気は出るもの、勇気は出すもの、根気は育てるもの」に加えて、「やる気は来るもの」という発見もできました。「発達は突然やってくる」ですね。

 

 

 

お気に入りの一冊

2020/01/29

ゆうちゃんが、最近お気に入りの「はらぺこあおむし」の絵本を”読んでー”と持ってきました。その時すこし手が離せなかったので「ごめんね、ちょっと待っててねー」と待っていてもらいました。

少し経ってゆうちゃんお待たせ〜 と絵本を読もうと思ったら、ぐんぐん組のまりあちゃんが、一緒に読んであげていました…!

子どもたちはもちろんまだ字は読めないですが、はらぺこあおむしの歌はよく覚えているので、ページをめくりながらとっても上手に歌っています。ゆうちゃんもじぃっと見つめて、絵本を読んでもらえて満足そうです。そしてふたりでケラケラ笑って楽しそうにする姿も…。

 

その後、ひとりで絵本を眺めながら余韻に浸っていたのでしょうか。

(写真だと両手がブレてしまうほど)、パチパチと手を叩きながら絵本を楽しんでいました。

 

満足したのか、そのあとは絵本を閉じて運んでいきました。

きっとゆうちゃんは、この絵本を開くたびにまた、まりあちゃんとの楽しい時間を思い出すのでしょう。。💭

「この絵本楽しかったな」という記憶は「また読みたいな」につながっていきますね。
ゆうちゃんにとって、一段とお気に入りの一冊になったのではないかな〜と思っています!

おねーさん

2020/01/29

今日の午後おやつはおにぎりと野菜フルーツジュース!

ストローをさすあけぐちをうまく開けられず、ちっち組のながせくんが「やって」とまりあちゃんに渡しました。

それを見ていたのぞみちゃんが「まりちゃんやって」と助けを求めました。

すると、「まり2歳だもん。おねーさんだよ。」と嬉しそうに言うまりちゃん。

日々の生活の中でも「まりちゃんやって〜」という声は多く聞くように感じます。

そのときのまりあちゃんの表情や会話を聞いていると、”やってあげる”ことへの喜びを感じているように感じます。

赤いお部屋の”おねーさん”だなぁと思った瞬間でした!

保護者会ありがとうございました

2020/01/29

昨日はお忙しい中、保護者会にご参加いただきありがとうございました。

保護者の皆様と園での子どもたちの様子、お家での子どもたちの様子を共有することができ、4月からの成長についてもお話しすることができて、とても嬉しかったです。

私達にとっても、子どもたちのご家庭での新たな一面を知ることが出来たり、新たな発見がありとても良い時間でした。

これからも保護者の皆様と一緒に子どもたちの成長を見守り、喜びや発見を共有していけたらと思います。

今後ともよろしくお願い致します。

自信を育て自分をつくり他者と協力できるように

2020/01/29

(園だより2月号 巻頭言より)

◆自信を持った子になってほしい

将来必要になるであろう、社会人の力について考えていると、保育園の頃に必要な体験が何かがはっきりしてきます。それはやはり「自律と貢献」です。まず自分というものがどうであるのかを探しながら、自信をもった子になってほしいと思います。そのためには「ちっち」の頃に、自分が望んだことを受け止めてくれる他者(ほとんどの場合は親です)がいることで、「周りは信じるに足る世界だ」という感覚を持てるようになります。これを基本的信頼感の獲得といってもいいのですが、これが人間関係の世界に入っていくための駆動装置(エンジンやモーター)なります。反対にこれがないと、世界に対する不信を学ぶことになり、人間がもともと持っている意欲や自発性がよく育ちません。

◆条件なしの自信を育てたい

0歳の赤ちゃんはまだ自分のことがわかりませんが、その頃に「呼べば応えてくれる他者」があると、自分への自信にもなります。応えてくれる世界が呼んだ自分を認める作用になるからです。世界への信頼が同時に自分への自信にもなる。そういう関係です。1歳をすぎる頃から、それが自分の有能感(やればできる)や万能感(なんでもできる)の基礎になっていきます。

注意してほしいのは、これは「何々ができたから褒められる」という経験から生まれる自信ではありません。そうした条件のつかない自信です。やった結果の反映として生まれる自信ではないのです。頑張って努力して達成できたからつく自信とは違います。それは小学校以降でいいのです。根拠のない自信といってもいいでしょう。そもそも存在していることだけで認めてもらえる自信といってもいいかもしれません。「あなたがいるだけでママ(パパ)は幸せよ」ということです。ある心理学者はこれを英語の「ある」という意味で「Beの自信」と呼びます。やった結果から生まれる方の自信が英語の「やる」という意味で「Doの自信」と、その研究者は命名しています。乳幼児期に大事なのは、もちろん「Beの自信」です。

◆世界を探求できる力を

もともと持って生まれてきた存在(あること)と意欲(しようとすること)に応答し、認めてあげることは人権の尊重そのものです(これをAIができるかどうか)。ここが育つことができれば、あとは駆動装置が自分を導きます。そして自律というテーマが浮上してきます。他者(社会)との関係のなかで、目的に向けて自分を自分でコントロールする力です。他者とモノとの関係の中で展開されるドラマの始まりですね。自分づくり、自分探しの始まりです。あのイヤイヤ期です。世界との折り合いを学び(目的や目当ての発見)、自分の心と身体を世界にフィットさせていく。満3歳ごろまでそれが続き、世界の歩き方がわかると、4歳以降、生活と遊びの中で「自分で探求できる」ようになっていくのです。

◆他人と協力できるように

この自発的な活動としての遊びは、自由遊びのことです。自分の心身を自発的に使うとき、その力は育ちます。能力は使わないと育たないのですが、使って育つような環境を選べるように用意するとき、その環境は歴史的にも国際的にも、そして将来性からも正当性のある活動になるようにしたいのです。切実な自分づくりと、それが将来から見ても困らないようなものです。自信を持ち、自分をつくり、5歳以降は他者と力を合わせられる力を育んでいきましょう。

バス遠足

2020/01/29

今日のバス遠足は、しながわ水族館へ行きました!

◾️バスの中で
バスの中ではレクレーションやお話をすることがあるのですが、そのような時間は必要ないようでした。
隣で一緒に座ったk君との会話です。
「その水筒どうしたの?買いに行ったの?」
K「え?わすれた。」
「え?忘れちゃったのか?誰が買ってくれたの?」
K「あ!ママが買ってくれた。」
「そうなんだ!自分で選んだの?」
K「そうだよ!あのね、俺お金持っているから」
「そうなんだ。先生の子どもはライオンのお財布を持っているんだよ。」
K「袋にね、顔がたくさん入っているといいんだよ」
「???」〜話をしていくと〜
「あっ。お年玉ね。顔ってお札のことか!なるほど!!その通り。紙のお金はたくさん買えるもんね」

こんなやり取りがバス中で起きていました。

 

◾️到着前にクイズ

赤ちゃんを産んだイルカの名前はなに?

子「バニラ!!!!」

では、その赤ちゃんの名前は?

子「………」

正解はミントです!

 

また、到着してから「今日はみんなにプレゼントがあります。お天気がとてもいい今日。こんな天気の良い日に水族館に来たのは初めてです。天気がいいと水族館の水槽やプールの見え方が違います。心にお日様のメガネをプレゼントするよ。」〜帰り道〜   「見え方どうだった?」子「いつもと違かった」とのことでした!!!

 

◾️深まってきた経験からの姿

写真の撮影を忘れてしまいました。なぜかと言うと子ども達が「よく観察」「よく調べて」「知っていることをはなして」いたからです。今日の水族館で一番長く見ていたのは入り口のブース。東京湾や品川水系の展示ゾーンです。一般的にミュージアムやアクアリウムは、奥に見所がある。メインは後半に置いてあることが多いです。まるでコース料理のように。  経験が少ないと興味や目はメインに行きがちですし、感想もそのインパクトでいっぱいになります。でも、今日の子ども達は前菜をまるでメインディッシュのように観察していたのです。その成長ぶりをカメラレンズで見ていては勿体無い。というか、その姿そのものに感動していたのだと思います。

〜今日の水族館は小規模保育園の団体1組だけでした。とても空いていて見やすい1日でした。感染症の流行もあるで園外活動は引き続き気をつけていきたいと思います。

1月29日 昼食

2020/01/29

パン

鮭のフライ

ポークビーンズ

野菜のスープ

みかん

むぎちゃ

ぐんぐん組の保護者会から

2020/01/28

「雪にならなくてよかったですね」と夕方のお迎えの時話しながらも、今晩は大雨になりそうなので、明日29日のバス遠足は、にこにこ組は残念ですが中止して、わい・らんは「しながわ水族館」に変更することにしました。今日は真冬の寒さでしたが明日は15度以上の3月中下旬並みという予想なので、体調の管理が大変です。みなさん、衣服の調整には気をつけてくださいね。

今日の夕方は、おおきくのびるぐんぐん組(1歳児クラス)の保護者会でした。一人お休みで、そのほか6人全員が参加してくださいました。最初に、ぐんぐん組の育ちの姿を、写真を使って担任が説明しました。

そこで紹介された子どもの姿は、私たちにとっては馴染みの姿で、当たり前のように思えますが、実は非常に珍しい、優れた発達の姿なんです。例えば、一番最初に紹介された、ぐんぐんさんがテーブルを囲んで、ままごと遊びをしている写真は、発達心理学の教科書で紹介されている姿とは全く違います。それらの教科書には「おおむね満3歳ぐらいまで、一緒に遊んでいるように見えてもそれぞれ別の平行遊びをやっています」と書いてあるのです。

ところが、今日写真で紹介したように、満0〜1〜2歳の子どもたちが一緒に生活していると、満1歳前後から子ども同士が心を通わせていることが自然で、お互いの意図を察しあっていることがよくあるのです。また満2歳前後になると「一緒に同じイメージを共有して気持ちのやりとりを楽しむ」ことができているのです。これらのぐんぐん組の子どもたちの姿は、通常の発達心理学しか知らない研究者は、びっくりしてしまう内容なのです。

このように色々場面で、その発達が目覚ましい、まさしく「おおきくのびるぐんぐん組」でした。今日は数十枚の写真が紹介されましたが、最後の写真は昨年春のバギーでの散歩から、今は手を繋いで歩いていける姿が映っているものでしたが、このように成長の足跡を振り返ると、とても面白い発見がありましたね。ちなみに2月29日(土)の成長展では、この1年間の成長を展示しますのでお楽しみに。

さて、保護者会では、その後、2歳児クラスへ向けて、どんな移行が進んでいくかという見通しや、用意していただく持ち物、登園時刻や朝食の大切さ、衣服などについてのお願いをさせてもらいました。私からは、移行のイメージと意義を解説したのですが、満3歳ごろまでに大切な育ちの姿について、保育所保育指針が前回まで載せていた「子どもの発達過程(8つの過程)」のイラスト入り解説を使って説明しました。その中でも、今日は「基本的生活習慣の自立」のイメージとポイントをお伝えしました。

私たちはよく、保育内容を、生活と遊びに分けて理解することが多いのですが、遊びにも生活(5分野=食事、睡眠、排泄、衣服着脱、清潔)にも、それぞれに目指したい「自立」の姿があります。その姿になるような援助のポイントをお伝えしましたが、どうでしたでしょうか。詳しくは省略しますが、これらの自立は自信を育むことになることを強調させてもらいました。

この頃の子どもたちは自分というものがはっきりしてきて、できる世界が広がってくるので「自分でやりたい!」という意欲が加速している時期。それだけに、できないことへの見通しはまだできないから、とにかくなんでもやってみたい、となっていきます。そんな「意欲」や「自発性」を大切にしてあげようとするのはいいのですが、そのうちに、子どもたちは「そこまでは無理だよ」「それは今はできないのよ」という「限界」を突破してこようとするので、そこは大人も踏ん張ってもらって、子どもに「賢い」振る舞いを学習していってもらう必要があるのでしたね。

 

 

 

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