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TEL

2020年 1月

1月21日 昼食

2020/01/21

ご飯

豚のネギ塩焼き

ブロッコリーのおかか和え

ふのすまし汁

麦茶

木場公園での自由遊び

2020/01/20

◆芝生広場か冒険広場か

木場公園は芝生広場と冒険広場があって、どちらで遊ぼうかと子どもだちに尋ねると、はっきりと自分の意見を持っていました。僕は原っぱの方で鬼ごっこやりたい。僕はアスレチックの方がいい。そこで手を上げてもらうと、芝生広場の方は5人の男子が選びました。らんらん(4歳児クラス)3名、わいわい(3歳児クラス)1名、にこにこ(2歳児クラス)1名の合計5名です。残りは冒険広場(秋の保育参観の時にかくれんぼのような参観をしたあそこです)。

私はまずこの選択ができたことに、子どもたちの大きな成長を感じました。どちらも散々遊び込んできたからこそ、その上で今やりたい遊びが明確にイメージできているということ。これは室内でいくつか分かれているゾーンを選ぶことに似ています。その広範囲なエリアの特色がまずあって、さらにそこでこんなことをして遊びたいという見通しもあります。

◆鬼ごっこの中にルパンが登場

私は5人の芝生広場を担当しました。するとまた面白い気づきがありました。鬼ごっこは、最初「通り抜け鬼がいい」というJくん(らんらん満5歳)がリードして遊びが始まりました。私が鬼をやったりして、タッチされないようにすり抜けようとします。何回かやると「鬼やる」と言って、捕まえる方をやりたがります。そのうち、遊びは「ルパン三世」の鬼ごっこになっていきました。「オレ、ルパン」とか「オレ、次元」とか「五ヱ門」とか言いながら、駆け回っています。映画かアニメの「ルパン三世」の躍動する登場人物たちの「ごっこ」が、鬼ごっこに融合していきました。

◆鬼ごっこの中から、役割分担のある「ごっこ」遊びへ

秋の運動会でお伝えしたように「鬼ごっこ」は、本来、鬼と子どもと親の3つ巴のロールプレイイングゲームです。子どもを捕まえようとする鬼から、親が子どもを守るという「ことろことろ」が原型ですから、その儀式的遊びが、伝承されていく中で現在は約3000種類あるとも言われる「鬼ごっこ」に枝分かれしていきました。今日の木場公園の「芝生広場」での鬼ごっこは、その中心はらんらんの3人でしたが、何かになったつもりで遊ぶ模倣遊びの中で、走り回って捕まえる、逃げるという運動にのめり込んでいました。これが1年後、年長さんになると、役割交代はもっと明確に頻繁になり、その交代のルールは厳密化されているでしょう。協同して遊びを創造していくようになっていく姿が目に浮かぶようで楽しみです。

◆自由遊びの大切な意味

この遊びはどんな意味があったのでしょうか。原っぱで走り回る鬼ごっこ。その中で垣間見られた役割交代のあるごっこ遊び。大人にとっての遊びは「娯楽」と捉えられがちですが、子どもにとってのこの遊びは「自発的」な活動であり、それ自体が目的になっていて、その遊びがどこまでいくのかはわからないようなものです。遊んでいる時、私はよく「子どもの時間が流れている」という言い方をするのですが、正確にいうと、子どもが本当に遊んでいる時は、意識も行動も日常のことから隔てられています。遊びがもし日常の生活に役立つようなものばかりになったら、それはもはや遊びではないでしょう。鬼ごっこという緩やかなルールはあるものの、自在にルールを変化させ、新しいルールが創り出され続けます。そうした遊びが今日の木場公園での芝生広場の遊びだったと思います。

◆まだ帰りたくない、もっと遊びたい!

そんな遊びだったことの証明は、「そろそろ帰る時間になってきたよ」ということを伝えた時、遊びの時間と空間を生きていた子どもたちは「嫌だ、もっと遊びたい!」と口を揃えました。私は「よし!それでよし」と心でガッツポーズをとります。そうでなければ、遊んだことにならないのです。その遊びこそが、この子たちに必要な発達を支えます。最近の流行りの言い方では「遊びが学びになっている」と、いちいちいう必要があるのですが、もちろうそうです。ここでいう学びとは成長に必要な経験をしている、という意味です。

もし、遊びが自発的でもなく、何かの目的のための手段で行われ、日常の意識となんら変わらず、解放感をもたらさない活動だったら、それは「遊び」ではなく「学び」にもなっていません。それを保育学では「学びのない堕落した遊び」と言います。

 

年明け初のバス遠足

2020/01/20

本日は年明け初のバス遠足で木場公園に行きました。
これから乗るバスを興味津々で眺めながら、運転手さんの名前は何て言うんだろうと考えたり、滑り台したい!と期待に胸を膨らませていました。
木場公園では、芝生のある「ふれあい広場」とアスレチックのある「冒険広場」の2つから選択し、そうすけくんは園長先生と一緒にふれあい広場に行きました。園長先生と広場の中を探検したのがとても楽しかったようです😊

他のお友だちは、冒険広場で遊びました。楽しみにしていた滑り台をこころゆくまで楽しんだり、アスレチックを楽しみました!

そして、回転する乗り物をオーブンに見立て、その中に落ち葉を入れて、協力してケーキづくりを楽しむ姿がありました。

しょうごくんは木の枝のフォークを探しに出掛けたり、はなのちゃんはちょうどいいサイズのお箸を見つけていました!

時間まで、めいいっぱい、ケーキづくりを楽しむ子どもたち。見立て遊びがどんどん上手になってきているのを感じます。友達と関わりながら、色々なアイディアを広げて一緒に楽しむ姿に感動しました!

 

 

 

 

1月20日 昼食

2020/01/20

親子丼

しいたけのすまし汁

チンゲンサイのマヨ和え

バナナ みかん

麦茶

卒園した後の居場所と育ちで語り合う

2020/01/19

園を卒園した保護者や、高校生になった子どもたち、そして地域の学童やひろば、児童館の職員らが集い、地域に子どもたちに必要な居場所のあり方を話し合いました。主催したのは新宿せいが子ども園の保護者の皆さん。千代田せいが保育園の保護者も参加してくださいました。藤森先生による幼児教育のあり方、保育者養成校の先生による本当の遊びの意味、そして参加者からの現状報告など、とても学びの多い会となりました。

待機児童を解消するために保育園は急ピッチで作っているものの、学童は定員を大幅に超える鮨詰め状態で、法律では本来6年生まで利用できるようになっている学童ですが、実情は3年生までしか入れない状況になっています。しかも児童館が少なく、友達の家やいろいろな地域のスポットを自転車などで回遊して過ごす子どもたちもいるという報告もありました。運動場の開放で走り回って遊ぶことができても、そこは男の子ばかりで、座って過ごせるような場所が少ないようです。

新宿せいが子ども園を卒園した子どもたちは最年長でいま大学生になっており、昨日と今日の大学入試センター試験を受けている高校生もいました。主体性を育てる保育を経験しているので、小学校に入学すると自分で判断したり、行動することが染み付いており、小学校3〜4年生になるとリーダーシップを発揮するようになっています。また男女が別々のグループにならず、性差の垣根を超えての友達もできやすいようです。

異年齢児保育で過ごしているので、小学校に行くと知っている2年生や3年生がいて、学校に溶け込みやすいのも、せいがの保育のよさ。それは学童でも同じで、保育園時代に一旦別れてもまた再会できることが、子どもにとっては保小の円滑な接続になっているという話もありました。

 

1月は移行保育のはじまり

2020/01/18

◆楽しそうなにこにこ組探検

1歳児クラスのぐんぐん組。クラスの正式名称は「大きくのびるぐんぐん組」ですが、本当におおきく伸びたんだなあと、金曜日の「にこにこ訪問」が伝えてくれていますね。クライミングに登ったり、ままごとのおもちゃでクッキングをしたり、お店屋さんごっこも楽しそうです。

◆1月は移行保育の始まり

1月の保育計画でポイントにしているのは上の学年への移行保育です。4月に全員がひとつ上のクラスへ進級するわけですが、4月になってから突然新しいクラスで生活を始めると、慣れていないことからスムーズな生活になりにくいので、今月くらいから、次のように徐々に慣れていくようにしていきます。

まずは、遊びから始めます。子どもたちは4月からこれまでの間に成長しているので、ちょうどやりたくなるようなものが、進級するクラスにあることになります。例えばパズルのピースの数もちょっと多いものがあったり、レゴブロックの種類も多くなったり、自分の体を手と腕で支える力もついていたり、ままごと遊びのような模倣遊びも真似する対象が増えていたりします。

ちょうど発達にあった遊びができることは、子どもにとって「また行きたい」という動機付けになって、移行保育が楽しみなります。このように、まず起きている時間帯に新しいクラスの環境に慣れるようにします。

その次に「食事」を進級したクラスで食べてみます。テーブルや椅子が変わったらどうなるか、配膳の方法や喫食の姿勢などを確かめながら進めます。食器も変わるので、それに慣れることもこの時にできます。

そして「お昼寝」もそこでしてみます。寝るというのは安心していると寝つきが良くなるのですが、新しい場所でも安心して眠りにつけるようにしておきます。

◆遊んで、食べて、寝てみて・・という移行保育

このように遊んで、食べて、寝てという生活の三本柱を一つずつ丁寧に移行していくのですが、この慣れる方法は、入園した時の慣れ保育と同じ考え方です。覚えていらっしゃいますか。初日は親子で過ごしてもらい、二日目から一人で遊んでみて、大丈夫なら食事もして、さらに大丈夫ならお昼寝もして・・というように時間を伸ばしていきました。移行保育もこれと同じように、いっぺんに全部やるのではなく、生活の三要素をそれぞれやっていくことになります。そうすることで、子どもたちも負担なく意欲的に新しい環境に慣れていくとができます。

そして3月までにすっかり慣れたところで、新しい担任、新しい友達との出会いという4番目と5番目の要素が加わることになります。この話は、ぐんぐん組だけの話ではなく、どのクラスにも基本的には共通したものです。今月末のクラス別保護者会でまたお話ししますが、これからこうした移行保育が徐々に始まります。

◆旧石器時代の環境に最適化されている私たち

この移行保育を人類進化の必然という視点から眺めてみると、こんな話になります。私たち人間だけが持っている特徴は、社会性です。ホモ・ソシアリス(社会的なヒト)です。約200万年の間続いた旧石器時代に身につけた人間の特性が今の私たちの脳であり、身体ですが、その頃と基本的に変わっていません。その頃の環境に最適化されているのです。その時の子育ては、親が世話するよりも兄や姉、従兄弟たちでしたから、子どもはそうしたちょっと年上の「お兄ちゃんやお姉ちゃん」に世話をしてもらことが大好きなようにできているらしいのです。

◆子どもが進級を喜ぶわけは・・

それは赤ちゃんの時からそうで、知らない大人には人見知りをして泣くことがあっても、自分たちと同じか、それよりも少し大きいくらいの子ども(小学生くらいまででしょうか)には、人見知りで不安がることはしません。これは私の実感でもあります。子どもは子ども集団の中で生き延びるようにいわば「プログラムされている」というわけです。一つ上のクラスに進級することが、こんなにも嬉しそうなのは、発達があっているというだけではなく、もともと心許している、子供からしたらリスペクトしているお兄さん、お姉さんの部屋へ行くのですから魅力的なことなのです。異年齢児保育の大切な意味はここにもありますね。

1月18日 昼食

2020/01/18

ご飯

肉じゃが

厚揚げの味噌炒め

わかめの味噌汁

麦茶

 

笑顔溢れる時間

2020/01/18

きのうはにこにこ組のお部屋にあそびに行きました!

「にこにこさんのお部屋行く〜?」と子ども達に聞くと「いく〜!」ととても嬉しそうな様子ですぐに走ってドアの前へ。

階段を登って小走りでにこにこ組へむかう姿は、後ろ姿からも”ウキウキ”ワクワク”しているのが伝わってきました✨

お部屋に着くと、「やったぁぁぁ!」と嬉しさを声にしすぐに遊び始める姿が..!

クライミングにひょいひょい登っていく子どもたち。

何度も何度も登っては鐘をならしとっても楽しそうでした✨

まだ少し抵抗があり近くに行って見てみたり「できないよ〜だっこ〜」と言いながらも挑戦する姿も…!

「いらっしゃいませ〜」とお店屋さんごっこをしたり

金魚を見つけ、観察したり

お料理を作り、先生の所に持ってきてくれたり

“けんけんぱ”をして遊んだり

とっても楽しそうなぐんぐんさんでした✨

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