新型コロナウイルスで昨日25日に政府が発表した対策基本方針を受けて、千代田区教育委員会が同日、行事の判断基準を示しました。その結果、29日の成長展は「多数が参加する行事」にあたること、また政府が「今が極めて重要な時期」との認識を強く示していることを踏まえ、残念ですが、一旦中止することになりました。
成長展に代わる日時と展示・参観の方法は改めてお伝えします。
上記のお知らせを本日、配布します。
2020/02/26
新型コロナウイルスで昨日25日に政府が発表した対策基本方針を受けて、千代田区教育委員会が同日、行事の判断基準を示しました。その結果、29日の成長展は「多数が参加する行事」にあたること、また政府が「今が極めて重要な時期」との認識を強く示していることを踏まえ、残念ですが、一旦中止することになりました。
成長展に代わる日時と展示・参観の方法は改めてお伝えします。
上記のお知らせを本日、配布します。
2020/02/25
「これからの保育園入園を控えているため、それに向けての生活リズムの心構えができた。夜泣きのタイミングやその改善方法が知れてよかった。常夜灯NGがわかったのは、とてもよかった」
今日の参加者の感想です。保育園生活が始まるというのは、育児休業中の保護者の方も仕事が始まることになるので、子どもの生活リズムも変わってきます。今よりも朝起きるのが早くなり、仕事から帰ってきて晩御飯を食べさせてお風呂に入って、8時半にはお布団に入って電気を消して・・そうした生活リズムを作っていくために必要な準備がとっても大切な時期です。それをどのようなことから始めたらいいのか。今回はその「逆算マネジメント」のコツを中心に、ポイントをまとめるような会になりました。
理想の睡眠サイクルになるまでのポイントを、私なりに、まとめてみました。
(1)夜の睡眠は10時間から11時間が必要。
これは0歳から小学生になるまで同じです。夜の睡眠時間を10時間確保しようとしたら、朝7時に起きても夜9時には寝ないと確保できません。小学校は朝8時15分に着席していることをイメージすると、歩いていく通学時間を考えれば7時何分に家をでる、すると何時にトイレを済ませ、何時に食事を済ませ、何時に起きないと間に合わないか。小学生になるまでを見通して、今から生活リズムを整えるようにしましょう。
(2)逆算マネジメントで生活リズムを作ろう。
朝起きる時間が決まれば、そこから11時間の睡眠を確保するには何時に寝る必要があるか。夜8時か8時半か9時か?そこから逆算すると、何時に布団に入るか。ツンツン・ごろこごろ・心のスキンシップの時間を考えて何時に食事を済ませるか。何時に夕食の準備を始めるか。何時に保育園にお迎えに行くか。
(3)お昼寝の時間を補って11時間にするのではない。
夜の睡眠は特別であり、それ自体として確保しないといけない。足して11時間になればいいというものではない。夜の睡眠が確保できるように、お昼寝は調整すること。
(4)お昼寝を短くして夜が良く寝るならそれでいい。
3歳ぐらいまではお昼寝をしても夜ちゃんと11時間寝ることができる。4歳以降から昼寝が長過ぎると夜の睡眠が短くなってしまうリズムの崩れがあるなら、お昼寝は短く、あるいは無くしたほうがいい。そこには個人差があるから、一概に何歳だからとか何時間だからということはできない。
(5)日本人は世界の中でも睡眠時間が短い。
子どもも短い。子どもがよく寝ている国は北欧とニュージーランド。北欧は学力も高い。睡眠と生活リズムと学力の高さにも相関関係が見出せる。中学生も夜9時には寝ている。単に勉強時間が長ければ学力が良くなるという関係は疑わしい。
(6)夜の睡眠の質が高いと、昼間の活動や学びの質も良くなる。
学校での学習の質が高くなり、脳の集中力とか、主体的に考えることなどの質と影響する。
(7)睡眠には質の違いがある。
最初の深い眠り(ノンレム睡眠)の時に、成長ホルモンなどが出る。明かりの影響が最初の眠りの質を貶める。睡眠は単なる休憩ではない。脳を育て、知識を定着させ、神経細胞を整えるなど、多様な役割がある。
(8)夜の睡眠をよくするには24時間の生活リズムが大事。
午前中に活発に活動する。脳は10時から12時にもっとも活動できる。夕方から脳は眠りたいタイミングに入る。
(9)寝る部屋は基本、真っ暗にすること。
常夜灯は不要。夜起きて何かするときだけ。エアコンや空気清浄機の電源の点灯や、加湿器のほの赤い灯などもタオルをかけて口のところだけ開けて使う。
(10)眠るホルモンの分泌を妨げる青白の光
昔のブラウン管テレビと今のとは光の性質が異なり、青色や白色が多いので子どもの脳は、それに依存するようになり、覚醒させてしまう。その光の影響はテレビよりもスマホ、スマホよりもタブレットの方が影響は大きい。
(11)小児科学会は、いつであろうと2歳まではテレビはNG。
これは世界の常識になっている。日本はいつの間にか忘れられているかも。もし見るなら親子で双方向性を保つように見ること。子どもが受動的に受け身で見るだけはよくない。
2020/02/25
今日の午睡前、「絵本もってくるね」と絵本を取りに行ったまりあちゃん。
お片づけもいつも以上に率先して行い、はりきっている模様…!
「おはなしおはなしぱちぱちぱちぱち〜♪」とおはなしの時間を始めると、絵本を開き読み始めました。
読み終わると…「とうさんねむれのうたをうたいます..おっててはぱ〜」と合図し、歌い終わると「けいじろうくん寝てるから静かにね」とみんなに伝えていました。
その姿にビックリ!!まるで”ちいさなせんせい”でした✨
2020/02/25
2020/02/25
レーズン蒸しパン
牛乳
2020/02/25
ご飯
たらの天ぷら
チンゲンサイのさっと煮
ほうれんそうの味噌汁
バナナ
麦茶
2020/02/24
「イメージの拡大と創造性の誕生」
楽しみに待っていた上野動物園当日。そもそも、子どもたちは、どんなことをイメージしていたのでしょう。ほとんどの子どもたちが「上野動物園」へ行ったことがあるようでした。年パスをお持ちの方もいて正直うらやましい。なので、子どもたちの園内のイメージはできていたと思うのですが、「保育園の友達と一緒に行く」「おにぎり遠足という行事名からの印象」この2つからみても、子どもたちはそれぞれの今までとは違ったイメージをしていたと思うのです。
「こんなことがあるかな?」
「どんな風になるのかな?」このように「想像」していくのです。
⇐この想像するとは、わからないことを自分の経験を基に考えていくのですが、その時に人間は「不安」や「緊張」に襲われます。わからないですから、子どもはより色々と考えるでしょう。これは、とても大事なターニングポイントですね。「待つ」時の重要なcareの部分です。 そこで、私たちはその不安や緊張を「子ども同士の関り」でcareを促していきました。(昨日のブログ)
待つにはたくさんの意味があるのです。さて、ここから当日の話。子ども達のイメージや想像を「plan」としたら、当日は「do」ですね。いろいろと考えてきたんだろうな。とそれぞれの動物を
夢中になって観察、見学です。
夢中度を表す写真。↑
ちょうどこの撮影の前に2組の保育園?幼稚園?の年長さんが集合写真を撮っていたのですが、「こっちみるよ」「もっとよって」「カメラ見て」「・・・・・・・・・・・・・・・」「パシャ」「はい、あとちょっと」・・・・・・必死です。。。 本当にその気持ちよくわかる。と心の中で思ったのです。「どうしようかな」⇐悩む私たち。子ども達は楽しそうに観察に夢中だったのです。 そこでとった行動は「パパやママに写真見せたい人こっち集まって」という一言。そこで自ら集まってきたのがこの子達。また、坪井先生の後ろにいる子は「こうやって写りたい」ということ。連射で5秒くらい撮ったらすぐにまた象を身に散らばっていました。 どうなんでしょう。子どもが集中しているのを遮ってまで集合写真は必要なのかと。でも、やっぱり残したいな。。。ちょっとこのこの葛藤があったのですが、次回は撮れるようにしたいと思っています。
人が少なかった。ということもあって見やすい環境もよかったのだと思いますが、平均で一つの動物、ブースには10分から長いと15、20分ほどいました。これは、仮に家族で行っている時と比べても「長い」ように感じます。なぜ、ここまで夢中になれたのかは「人」の存在が大きいと感じます。例えば「手が大きい」と「手」に興味を持った子、「うんち臭い」と「うんち」に興味を持った子、「あれ何色だ」と「色」に興味を持った子、「これ僕と同じ名前の【う】がある」と「文字」に興味を持った子、それぞれが違うのですが、「あっ。私もそう思った」という共感者がいるという「人」の環境「子ども同士の環境」が夢中度を高めていると感じることがあります。というのも、例えば「うんち臭いね」といわれて、「そうだね。」と大人が答えるのは受容者であって、共感者ではない。「うんち臭いね」「そうそう僕も思ってたんだよ~」という共感者が現れると「でしょ?」といった感じに仲間になってその環境が今起きている出来事の「中身」を変えくれるのです。 これが、連続していくとイメージが実際の活動を通して新しい創造が所々に出てきます。
子どもたちが体験してきた「楽しかった」思い出には、上記のような環境が沢山あったことから発せられた言葉です。そんなことを私たち大人もイメージして一緒に思い出をより深める創造する家族の団欒を持っていただけたら幸いです。
次回は「文化と社会問題からの子育て」を「おにぎり」から考えてみます。
2020/02/24
(写真は新宿せいが子ども園の成長展から )
◆もっと大切にしたい内面の表出
子どもの絵について、発達の段階を知っていることは、結果として見える描画発達のパターンを知っているに過ぎません。首が座り、頭をもたげることができ、寝返りができ、ずいばりかハイハイができ、人見知りが始まって、初語が出る頃に指差しがあって・・このような発達の特徴を学ぶことは大切でも、それで終わったら、一人ひとりの心の動きに迫るものではありません。例えば「おすわりができたら、視線が高くなって見通しが良くなって、お座りをせがむようになる」という発達の特徴を知ると「どんな風に見えていて、それがいいと感じているんだろう」と、その子が見えている風景、その時の喜びを知りたい、共感したいと思うきっかけを得ることができるのです。人見知りで泣いたら、可哀想ではなく「おうちの人と他の人の区別がつくようになったんだな」と喜ぶことができます。それと同じことが子どもの絵にも言えます。
◆かかれた産物(作品)からだけではわからない
子どもの絵は、小さい時ほど何を描いているのかわかりません。ぐちゃぐちゃに見える線や点や色が「ママ」だったり「パパ」だったり、します。あるいは自動車やイチゴかもしれません。子どもが頭の中で思い描いていたものが、絵から想像できるとは限らないので、言葉が話せるようになっていて、側で先生が見たり聞いたりしていたら、それが何を描いていた「つもり」なのかを知ることができるかもしれません。そこが面白いと思いませんか。
そういう意味で、大人が描いた絵には、子どものような特徴は現れません。1歳から2歳ぐらいの子どもの線は出ません。一見子どもが描いたように見せて描いた絵であっても、子どもの絵のような無邪気さは出ません。ですから大人の絵はその文化の発達、文明の発達に位置づくのです。現代のメガネをかけている私たちは、そこから束縛を受けているのです。平安時代の絵巻や地図が遠近法になっていないから、今見ると不思議な感じがしたり、パウル・クレイの絵が子どもの描画のように描くために念密な計算と高度なスキルを必要としていることを想像してみてみましょう。
◆子どもの絵(結果)から見える過程
子どもの絵を出来栄えで見ないでください、とか他の子どもの絵と比較しないでくださいというのは、正確に言えば、子どもに絵を、そのように見ることは、そもそものできないことだということがお分かりいただけたでしょうか。何を描いているのかわからない、それが当たり前で、でもそこに歴然とある発達の特徴から想像できる子どもの身体的、精神的、社会的育ちを見て取ることができ、さらにその時に、子どもが何をどう感じて楽しんで描いたのか、そこに共感の眼差しを注いでいただきたいと願っています。子どもの絵はそこに至る成長の過程を雄弁に物語っているのです。
2020/02/23
今週末の「成長展」では、子どもの育ち(成長、発達)を見ていただきますが、それを見るためには、「どのように見たら見えるのか」、二つの大切な視点をお話ししておきたいと思います。一つは発達です。もう一つは内面世界です。この二つはお互いに補い合う関係です。内面世界とは子どもの心の動きのことです。それも発達ですから、大きく捉えれば「育ち」を見てほしいということなのですが、二つに分けておいて、あとで一緒にしてみましょう。子どもの育ちは、目を開ければ「見える」というものではありません。目に見えるものを「見えるようにする」ことが必要なのです。では5領域の中から「表現」のところを説明しておきましょう。
◆自由画
成長展では、3種類の絵が展示されます。この1年間、1歳児クラス(ぐんぐん組)から幼児まで一人ひとりが「自由画」「人物画」「ぬりえ」を楽しんできました。その中で、まず「自由画」について取り上げます。子どもの「発達」と「内面世界」から自由画をどのように見てほしいと考えているか、ということです。
◆子どもの絵の意味について
大人が「私は絵を描いています」というと「趣味か仕事」と思われるでしょうが、子どもにとっての絵は、遊びであり、やりたいからやる何かです。子どもは絵をかくことが楽しいからかくのです。またほとんどの場合、見せるために描いていません。1歳児クラスのぐんぐんの子どもたちが、クレヨンやスタンプ、画用紙が目に入ると「やる〜」とやりたがります。楽しいからです。2歳児クラスのにこにこの子どもたちもそうです。お絵かきは大好きです。3歳児クラスのわいわい、4歳児クラスのらんらんの子どもたちも、いつも置いてあるイーゼルにいつも何かが描かれています。描いた絵は楽しかったこと、これから体験するであろうこと、色々な表象が絵になっています。いつ何を描いてもいいのですが、いつ行っても何かが描かれています。これが自由画です。なんでもいいのです。その時々に描きたくなってかく。他の遊びや運動と同じように、やりたいからやるのです。
◆発達を表す絵
では、成長展でみていただきたいのは、子どもの絵はまず「発達を表す」面があるということです。「発達を表す」というのは、どういうことでしょうか。子どもが、何か(クレヨンとかサインペンとか)を握られるようになって、手を動かして紙にその軌跡を残すことができるようになったら、その軌跡には発達(年齢)に応じた特徴が現れるという意味です。心の成長と身体の成長が合わさった過程と結果が、その子の絵です。成長展では、その発達に応じた特徴を、まず感じとっていただきたいのです。
◆具体的な何かを描いたわけではない絵
子どもの絵は、その時に何かをかこうと考えて描いたとは限りません。思い描いていることがあって描いたとも限りません。腕を動かしたら線が出た、色が見えた「あれ、なんだろう、面白い! もっとやってみよう」ということから、何度も何度もクレヨンがぐるぐる、ぐるぐる、ジグザグ、ジグザクと動いて、そうやって動かすことが楽しいのかもしれません。
何度も同じところをぐるぐると描いていたら、色は混ざって黒い色に近くなっていきます。見た目はきれいではなくなります。でも、それだけ、何度も何度も繰り返した時間を想像してみてください。それだけの筆圧をもって、動かした手の軌跡があることを考えてみてください。大人になって、そんなにのめり込む時間がありますか? それをやっている時の子どもの時間をイメージしてみてほしいのです。こうしたい、と思ってやっても、ちっともそうならないと思って、どうしたらそうなるだろうと思ってやった子がいるかもしれません。
これを絵の具でもやります。すると大抵は紙が破れてしまいます。画用紙ならまだいいのですが、大きな模造紙で何人もがやると、水分が多くなって破れてしまったりします。それも面白い作品として飾ることもあります。
◆身体的は発達から可能になっていく線
「あ、横の線から縦の線が増えきたから、手首と腕を上下に動かせるようになってきたな」とか、「細い線が動いてきて、最初のところに戻ってきて、つながっている。円ができている」とか、「長い線を横に一本引いた水平線や地平線がある」とか、「丸に点々が見えるから顔を描いたのかな」、あるいは「丸い顔のから手や足の線が出ているから頭足人(頭足画)だな」・・・こうした見方を、私たち保育士は学んできています。子どもの運動と心理の面から描画に特徴があるのです。それが現れたということが、育ちの喜びになるのです。例えば、子どもが長い線を横にひくことは、とても難しいことを私たちは知っているからです。
偶然にそのような形になる段階から、だんだんそれらしい写実性を感じるようになってくると、家の中は見えないはずだけど中を描いているレントゲン画(透明画)、街の家と道路が自分が見てきたように並ぶ擬展開図など、いろいろな名称と共に、子どもの空間認知の特徴も現れてきます。
絵の研究者や心理学者が、子どもの絵の発達の特徴として「〇〇期」と名前をつけて説明していることがあります。例えば「なぐりがき」のように見えるから「なぐりがき期」のように、です。でも、そういう風にだけ見てしまったら、その絵をかいて楽しんでいた瞬間の子どもの心の動きを想像しようと思わなくなってしまうかもしれません。ですから、私はピアジェが命名したような、そのような〇〇期といった発達心理学的な分類を知っていても悪くはないのですが、それに引っ張られてしまって、その特徴を見出そうとして絵を見てしまう、という弊害を心配します。
2020/02/23
■明日を夢見る、明日を楽しみに待つ
ヘレン・ケラーが日本へ来日した際に『月を見て明日を夢見る、、、』という講演をされたお話を聞いたことがあります。ケラーは、月を見たことがありませんが、私はこの言葉がとても保育をする上で大切にしたいと考えることがあります。 私が働いていて子ども達と接しさせていただいていて思うことは、明日の保育が毎日楽しみであることです。 夢を見ているとまでは言えませんが一人一人に会うのが楽しみですね!そして、子どもたちには『保育園でこれやるんだよー』と楽しみに待っていて欲しいし、そんな夢をもって登園してきて欲しいです。こんな環境を作るのが私達の仕事の1つでもあります。 今回の上野動物園を行くことにはどんな意味があるのかを考えると、1つ『物事を楽しみに待つ 感覚 を味わう』という事でした。 それぞれの子どもが、上野動物園を生活の中に取り入れて楽しみにしていたことは、保育園でも家庭でも見られたと思います。ここでは、楽しみに待っていた記録を5つ写真と共にご紹介します。
◆積み木ゾーンにて「動物園」
◆地図を見ながら動物園の予定立てや会話から実際に行っているようなごっこ遊びに
◆保護者との会話の中で自分との対話とイメージの共有。想像性を高める活動
◆自分がやりたいことを表現する遊び「明日の動物園」というタイトルで木曜日に書きました。
他にも、LAQであったり手裏剣の折り紙をやりながら忍者になって動物園を駆け回るごっこなど、それぞれが当日を待っていましたね。楽しみに待つとはどういうことか? 旅行を計画するときに当日を迎えるまでの時間は「ゆっくり」とした感覚になります。なかなかやってこない。でも、旅行へ出掛けるとあんなに楽しみにしていたのに「あっという間に」終わってしまいます。 人は予定をもって生きていることが充実した人生を送るうえで重要になります。
QOL、「生きがい」という言葉が広まり、介護業界では団塊世代の退職後の地域での活躍やライフプランを考える時に、実は「楽しみに待つ」という事が長生きや生きがいに大きくつながっていることが最近分かってきています。「予定がある事」それを「楽しみに待つ」ということです。 「子どもたちの生活を豊かにする」とは「上記のように自分で予定を立てていくことであり」それが「人生そのものを豊かにしていく力を養っている」のです。
決められたプログラムをこなすという、今までの教科書での教科教育、カリキュラムを否定するわけではありませんが「自分で考えて、生み出す力(アイディアマン)」がこれからの社会(今でも?)では必要な力という事は保護者の皆様が一番よく知っているようにも感じます。だからこそ、「自分で生活を作る経験」をたくさん持っていきたいですし、毎日の保育園そのものがそうでありたいとも願っています。
明日は当日の子どもたちの様子から少しご紹介させていただきます。