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TEL

2021年 8月

8月20日 昼食

2021/08/20

ごはん

カレイのパン粉焼き

キャベツの炒め物

スティックきゅうり

豚汁

すいか

麦茶

お店屋さんごっこはアナログな拡張現実

2021/08/19

お店屋さんごっこ、といっても昔のような市場でやられていたような「売り買い」を、このあたりでみかけることは滅多にないような気がします。三井記念病院の先にイトーヨーカドーがありますが、そのちょうど向かいに八百屋さんがあって、そこでは「今日は〇〇がお得だよ」などと、威勢のいい声を聞いたことがあります。

ある調査で子どもの「お手伝い」の内容が時代でどんなに変化したのかを調査したものがあって、それによると昔よくあった「おつかい」が、今はほとんどなくなっているという結果が載っていました。それはそうかもしれません。交通事故や誘拐事件などの事故に遭わないかと心配ですし、今は宅配という便利な方法も増えました。さらにこの、コロナ禍で人と会って言葉を交わして何かを買う、という行為そのものを避けるような便利さがさらに進行しています。レジで「レジ袋入りますか」と「〇〇円です」しか話さないアルバイト店員のコンビニでさえ、さらに自動支払い機の導入で、全く無言で買い物が成立するようになってきました。

≪・・お客さんたちは受付でチケットにハンコを押してもらい、どれを買おうかとお店の商品をじーっと見て・・・恥ずかしそうに「これください」。本格的なお店屋さんごっこに、お互いちょっと照れながらのやりとりがありました。≫

昨日までの納涼会プレイベント「屋台のお店屋さんごっこ」では、そんな会話の様子が報告されています。

人と話すという基本的なスキルを身につけるには、人と話す機会を設けることですが、赤ちゃんが言葉を獲得する(学ぶ、ではありません)ためには、他者に何かを伝えたい、という心情がなければそうなりません。自分の思いや考えを他人に伝えようとするには、伝えたい相手と伝えたい気持ちがないと言葉は動き出さないのです。その状況は生まれた直後から、親と子の関係を起点としがら発達していくのですが、核家族だけでは、その相手が不足します。保育園のような集団のある場所で、さらに年齢の異なる色々な子どもや大人との交流が起きる生活は、家庭にも地域にも、全くなくなっているのです。

地域で人と人が出会い、会話をかわし、気持ちを交流するような公的空間、井戸端会議や立ち話を含めて、人が何かをやりとりするアナログな機会を、私たちは子どもの生活から奪っているんだという事実を知っておくべきです。それを補うかのように、保育園の生活は色々な人間関係の体験の場になっています。「いらっしゃいませ」「これください」「〇〇円です」・・ごっこ遊びの世界は、こうやって現実では体験できにくいことさえできる機会だと考えると、このアナログな拡張現実(AR)こそ、大事な経験のような気がしてなりません。

今日の夕方、妄想公園に行ってきました。デジタルデバイスを使って、目の前の空間を魚の群れが泳いだり、電車が走ったりします。それはそれで大変面白い体験だったのですが、子どもへの与えたかは微妙だなぁと思いました。その話はまたしますが、アナログな「お店屋さんごっこ」こそ、子どもにとっては必要な拡張現実だと思います。その前に実際の体験がもっと必要なのですが。そこで、子どもが大好きな模倣遊びのことを、デジタルのARに代わって、アナログのAを頭につけて、AARこそ大事と言っておきたくなります。

8月18日 昼食

2021/08/19

チャーハン

エビと豆腐のトロミ煮

にら玉

わかめスープ

メロン

麦茶

おみせやさん

2021/08/18

昨日、今日と、子どもたちが楽しみにしていたおみせやさんを開きました。
今まで、すいすいさんを中心に、アイス、わたあめ、焼きそば、たこ焼き、ドーナツ、お寿司を少しずつ作ってきました。
すいすいさんが楽しそうに作っている姿を見て、「やってみたい〜」とわいわいさん、らんらんさんもやってきて、教えてもらいながら作る姿もありました。
お寿司は、チラシを見て、マヨコーンやいくらの軍艦、いなり寿司も作ってみたり、子どもたちのアイディアで巻き物のお寿司づくりも挑戦していました!とてもリアルで感動してしまいます!

 

チケット作りや看板作りも子どもたちが行いました。とても素敵なデザインに仕上がりました。

いよいよおみせやさんオープン1日目。どの場所に何を置いて売るかも、子どもたちで話し合って決めました。

子どもたちから「おみせやさんだからエプロンもつけたい〜」の声が挙がったのでエプロンもつけてとても本格的です。

準備もバッチリです!

最初のお客さんは、にこにこさんでした。

チケットにスタンプを押してもらっておみせやさんの中へ。

にこにこさんは、「迷っちゃう〜」と嬉しそうにじっくり悩んでいました。おみせやさんもいらっしゃいませ~と元気よく呼び込みます。

続いてわいわいさんらんらんさん。

迷いながらも、「これ!」と決めて買っていました♪

最後にすいすいさんも買い物にきました。

「これ、作ったやつ〜!」と自分でつくったお寿司を買う姿もありました!

大盛況の1日目。子どもたちの満足そうな表情が素敵でした。

 

おみせやさん2日目。

今日は、昨日お客さんをやったすいすいさんがおみせやさんを行いました。

最初のお客さんはわいわいさん。

「これがいい!」と嬉しそうです!

続いてらんらんさんも買いに来ました。

「これ選んだよ!」ととっても嬉しそうな子どもたち。

最後にすいすいさんが買いに来ました。

1周まわって、「これにする!」と決めていました。

お客さんが帰った後はとても満足そうな表情のおみせやさんでした。そして、後片付けも皆で協力してテキパキと行ってくれました。さすがです!

お休みして参加できなかった子やちっちさんぐんぐんさんに向けても、またおみせやさんを開けたらなと考えています!

 

おみせやさんごっこに向けて、少しずつ製作を行ってきましたが、子どもたちの発想の豊かさや、友だちとアイディアを出し合って工夫して作る姿に日々感動していました。

たこ焼きやお寿司など、とてもリアルに作ったり、「いらっしゃいませ」とおみせやさんになりきって呼び込んだり、生活の中で経験したことを、再現して楽しむ子どもたちの姿がたくさんありました。今後の保育でも、様々な体験から子どもたちの遊びが豊かなものになるよう工夫していきたいです。

活況だった屋台のお店やさん

2021/08/18

「いらっしゃ〜い、いらっしゃ〜い」。屋台のお店から売り子の声が聞こえてきます。「園長先生も買ってって〜」と呼び止められて、「わあ、おいそうなアイスに綿菓子、ドーナッツもカラフルで綺麗だなあ」と返事。ちょうど入園先を選んでいる見学者の案内をしていたのですが、2階の屋台マーケットは、活況を呈していました。

お祭りにつきものの屋台ですが、コロナ禍でまともにお祭りを経験してない子どもたち。でも4歳のらんらん、5歳のすいすいの子どもたちは、お祭りの夜店で「買ったことある〜」と教えてくれる子もいて、屋台のイメージを持っているようです。この2年間、ブランクを感じさせない子たちで、私はホッとして、嬉しくなりました。

昨日と今日の2日間、子どもたちが作り上げた屋台マーケットですが、すでに「お持ち帰り」でご覧になった方はご存知だと思いますが、どれもよくできていて、物をよくみているなあと感心です。焼きそばの上に乗っているのは、キャベツとにんじん、赤い紅生姜のトッピング。わたあめの袋は、「せいがぼうや」のお見本を真似て描いた子どもたちの絵です。たこやきの緑色は青のり、パックにはかわいいタコの絵もついています。

世の中はVR(仮想現実)やAR(拡張現実)が流行っていますが、子どもたちにとってはアナログな模倣が創造力の源泉です。実際の生々しい体験が大切で、その生々しさが何事も基準になっているからこそ、何かの模倣、何かの仮想、何かの拡張ということもわかることになります。最初から仮想や拡張だけの体験は、実に危なっかしい。

五感をフルにつかった実体験の面白さがあって初めて、それを再現したい!という強い欲求が生まれます。幸いなことに「食べる」ことだけは、代わりのもというわけにはいかないので、食べ物屋さんがメインの屋台になっているのは、わかる気がします。子どもたちにとっての食体験は、やっぱりインパクトが大きいのですね。

8月17日 昼食

2021/08/18

冷やしたぬきうどん

じゃがいもの煮物

花野菜サラダ

バナナ

麦茶

緊急事態宣言を来月12日まで延期

2021/08/17

政府は本日17日(火)、今月末までにいちど延期した東京都の緊急事態宣言を9月12日まで再延期することを決めました。感染対策の基本的対処方針は、医療体制の構築、感染防止、ワクチン接種の推進が三本柱です。

逼迫する医療体制の拡充としては、病床数の増加に加え、酸素濃縮器を緊急に確保し、抗体カクテルの2種類の薬を医療機関やホテルにも早急に配布するそうです。感染防止としては在宅勤務を活用したり、休暇取得を促してもらい出勤者の7割削減を目指すそうです。デパ地下など大規模商業施設も入場者の制限を要請するようです。

すべてに後手後手なので菅首相自身「国民の不満も当然のことと思う」と述べました。医療体制の強化や、人流削減を一体どこまで本気でやろうとしているのか、実現可能性を感じる会見ではありませんでした。保育園のような場所の人流削減は、どう考えればいのか、結局よくわからない会見でした。

首相は人流5割削減を求めており、尾身会長は「街中が閑散とするような状況を想定しているのではなく、リスクの高い場面状況を、徹底的に減らすことで、感染拡大はコントロールできる」という認識を示しました。ということは、感染対策を講じている私たち保育関係者は、これまでと同じと言うことでしょうか。明日以降、千代田区の方針を確認します。

私たちができることは、普段一緒にいない人たちとの接触を極力避け、保育園の中に持ち込まないようにご協力いただくことになります。このお盆中に旅行に行ったり帰省したり、家族以外の人たちと会食をしたり、そういう方々は特に注意してお過ごしください。保育園でも、身近な方がPCR検査を受けたがどうしたらいいかという相談を受けています。

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