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2021年 11月

青木さん主催の座談会(11月14日)にお邪魔します

2021/11/07

過去2回の「親子運動遊びの会」でお世話になったダンサーの青木尚哉さんから、ワークショップのトークセッション(座談会)にお誘いを受けました。11月14日(日)の夕方です。お相手は「芸術と子どもたち」代表の堤康彦さんです。先週、墨田区立業平小の運動会で初めてお目にかかり、子どもの表現に関する考え方が似ているなあと感じました。どんな話になるのか、楽しみです。青木さん自身が作られたフライヤーができました。場所は海老原商店で有料です。この活動へのカンパ、だと思ってくださいませ。

ただ、時間が17:00〜なので、ちょっと参加しにくいかもしれません。ライブ配信もあるそうなので、晩ご飯を作りながら(?)ご覧ください。

忍岡高校生2名が保育士体験に

2021/11/06

忍岡高校の2年生が2人、保育士体験をしました。小学校の頃から保育士になりたい、という夢を持っている二人。今年の夏に体験する予定だったのですが、やっと実現できました。本人たちは、楽しかったようで「保育士になりたいうという気持ちが強まりました」と語っていました。コロナ禍で、保育体験や保育ボランティア、保育実習などの機会が奪われてしまったことから、学校の進路指導やキャリアガイダンスにも大きな影響が出ています。

午後からは、ある大学の実習懇談会がリモートで開かれました。この大学もコロナ禍で実習を拒まれた学生が多くいて、当園は1名を受け入れてあげましたが、懇談会では、コロナ禍でも受け入れた保育園の先生たちが参加していました。受け入れる時期の判断と、丁寧な感染対策が欠かせませんが、できるだけ機会をとらえて、学生たちの夢を叶えてあげたいものです。

加湿と空気清浄の機能を強化へ/今日の「月夜は?」を掲示

2021/11/05

空気清浄機の機能を兼ね備えた「加湿器」を今日、全ての保育室に設置しました。

(1階 ちっち・ぐんぐん)

明後日7日には「立冬」だというのに、幸にして10月のような20度前後の暖かい日が続いています。これからは一雨ごとに寒くなっていくでしょうが、それに併せて空気も乾燥してきます。コロナ対策を考えても窓を開けた換気がしにくくなるので、空気清浄の機能を強化しました。

(2階 にこにこ)

(3階 中央)

(3階 寝室)

話は変わって、今日は月の年齢は「0.3」で新月です。今日から毎日、月が少しずつ上弦の月になっていきます。その月の写真を、1階から2階への階段の袖に毎日掲示していくことにしました。「今日のお月様は、どんな形かな?」と、親子の会話を楽しんでください。

満月から下弦の月へ向かう月には、日本らしい名前がついているのですが、その風情も楽しんでもらえたら、とも思っています。

またチャンスがあれば15日ごろから望遠鏡で上弦の月を観察できたらと思います。

 

お手伝い保育

2021/11/04

年長の子、すいすい組の子たちは好奇心いっぱいでした。新しいことをやるのが楽しかったようです。

今日4日(木)の午前中は「お手伝い保育」でした。年長児10人が3グループに分かれて、ちっち・ぐんぐん、にこにこ、事務室のお手伝いです。「お手伝い保育」は、年長と乳児ぐらい、はっきりと年齢の差がある間で行われます。子ども同士の関係の中には、発達が同じくらいの間で遊んだり過ごしたりする関係と、発達に差がある子どもの間で関わる関係とがあります。

先生がやっていることを、子どもが手伝うという活動には、普段の生活や遊びの中では体験できないことが色々あります。今日、私が事務室でやってもらおうと考えていたのは、芋掘りでとってきた「さつまいも」と「つる」による、オーナメントと、つるによるクリスマス用のリースにするための準備でした。

ところが、子どもたちが3階からお手伝いに降りてくると、Hくんが手に持った袋の中に、お世話になったトンボが入っていました。「埋めてあげたい」というのです。お手伝いは「じゃあ、どこがいいかな」と話し合うことから始まりました。そして決まったのが、駐輪場側の花壇。4人いるので「土を掘る人」「トンボを入れる人」「土をかける人」「応援する人」に分かれていました。

その後、さつまいもやつるをバケツで洗いました。食育活動としての芋洗いとは違い、大きなバケツでいもを洗うので、その作業の一つひとつが、新しい体験になっていきます。

それが終わると、階段に貼ってある「数字」を新しいものに張り替えるという、主任の作業のお手伝い。まずは、古いものを剥がしてもらいました。

その時、剥がした数字のラベルを、「10個ずつ、数字の順番に並べる」という作業に転換します。そうすることで、5、10、15・・という区切りを意識してもらいます。当園の生活の中には「算数のはじまり」が埋め込んであるのですが、これもその一つです。

最後は馬の水飲み場に3人だけ出かけて、30分ほど木登りをして遊びました。さっと行って、さっと帰ってくることができます。少人数だと動きやすい。木登りは10月15日以来、確実に上達してきました。

今のところ、登るルートが2ルート開発されました。園に残った子は、玄関のプランターのお世話です。朝顔はもうすぐ、種の収穫の時期がきそうです。ぐんぐんさんが育てているメロンも、大きくなってきました。

 

文化の日は「共生の喜び」を確認する日

2021/11/03

今日11月3日の文化の日は、文化勲章を授与される日で、長嶋茂雄さんがニュースになっていますが、今年は武田信玄の誕生日でちょうど500年になることを知りました。漢字で書く、この「文化」という言葉を日本人が使うようになったのは、明治からです。外来語の、たぶん英語の culture を「文化」と訳したのでしょうが、 cultureには他にも「栽培」「耕す」という意味もあります。日本語はカタカナでカルチャーと書くとまた別のニュアンスが生まれ、使い分けています。

辞書をひくと、文化とは「人間が後天的に学ぶことができ、集団が創造し継承している認識と実践のゆるやかな体系のこと」と説明されていたり、ネットで検索すると「複数名により構成される社会の中で共有される考え方や価値基準の体系のことである」とされたりしています。また「 簡単にいうと、ある集団が持つ固有の様式ことである」ともあります。

そうなると、私たちが基本的な生活習慣と呼んでいる食事、睡眠、排泄、衣服の脱ぎ着、手洗いやうがいや歯磨き、挨拶なども、全部、文化です。また、ありとあらゆる遊びや活動も文化です。なんでもなくなった今でも、マスクを取ろうとしない日本人の感性とかも文化でしょうか。

子どもは、子ども同士の関係、親や大人との関係の中で、お互いに育ち合っています。事実、私は子どもたちからも保護者のみなさんからも、いまだに育てられてもらっていると感じることがいっぱいあります。子ども同士の関わりは、クラスブログでもよく取り上げられていますが、エプロンをつけたあげたり(つけさせてあげたり)、ズボンを履くのを手伝ったり(手伝わせてあげたり)、しあうのは、「子どもにとって、生活の中の一つ一つの習慣や行為は、その目的を達成するためだけのものではなくて、友だちや大人との関わりの喜びを感じたり、そこから色々なことを学びとったりするための時間でもある」(昨日のぐんぐんブログ)のだとしたら、これこそ、文化的実践と言えるものだと思いました。

どうしてかというと、こうです。文化の辞書的な定義だと「なんでもあり」かのように誤解されがちですが、「文化の日」が醸し出しているものを感じ取ると、また「耕す」とか「栽培」とかの意味もあったことを思い返すと、文化という言葉には、国や地域社会の成り立ちや、それを成り立たせてきた歴史や自然や風土との関係、あるいは今の生活様式に大きな影響を与えてきた、ルーツのような、また私たちが生きる条件のようなものを指し示している、という語感を伴います。

最近は千代田区の保育の歴史を振り返っているのですが、平成20年告示の保育所保育指針の解説書を作っていたときに、色々なアドバイスをいただき、大変お世話になった柴崎正行さん(数年前に亡くなられました)が著した本の中に、こんな言葉があります。「子どもたちは園生活の中で、何をどのように学んでいるか」というテーマで「子どもたちは、保育者や仲間と一緒に園生活を営みながら、実に多くのことを学んでいます。その中には、人として生きていくために、どうしても欠かすことのできない、大事な事柄が含まれているのです」

この大事な事柄とは、こうです。「例えば、他者に自分の思いを伝えることや仲直りをすること、他者を助けることや、できないときには手伝ってもらうことなど」という例を挙げています。NRちゃんがN Lちゃんのズボンを履くのを手伝う姿は、あるいは手伝わせてあげる姿は、「喜びを感じたり、いろいろなことを学びとったりするための時間」だとすると、人としていききていくために、どうしても欠かすことのできないものが含まれているからなのでしょうね。それは一緒に生きること。ともにあるという心を確かめ合っているようにも思えます。

ちょうど今、英スコットランド・グラスゴーでCOP26(国連気候変動枠組条約第26回締約国会議)が開かれています。文化の日は、世界中で未来に向けた共生の日になるといいですね。

 

年長児の体力測定

2021/11/02

年長の5〜6歳の子が25メートルを何秒ぐらいで走ると思いますか?

ソフトボールを投げたらどれくらい投げるでしょう?

立ったまま両足を揃えての幅跳びは何センチ?

両手をテーブルについて自分の体重を何秒支えることができるでしょう?

こんな運動能力を今日、千代田区の方と一緒に測定しました。場所は旧今川中の校庭です。

何をするのか興味津々だった子どもたちですが、やるたびに「すごいね」との褒められながら、限界に挑戦する運動を面白がっていました。

ストップウォッチで測定を手伝っていただいた区の方は、両手で体重を支える力に驚いていました。

 

数秒で終わってしまうことが多いらしいのですが、千代田の子たちは何十秒もやっていて、中には1分を超える子や2分を超える子もいました。

これこそ普段の運動遊びの成果だと思いました。25メートル走も5秒台6秒台が多くて、早いです。

 

ソフトボール投げは、昨年もそうだったのですが、そもそもあまりやっていないので(やれる場所がないことが大きい)、距離はあまり出ません。私はそれはあまり気にしていません。結構、早い球を投げていました。ただ角度が地面に向かってしまったりと、投げる角度がもったいない、というケースが目につきました。ですから、やればできるようになるでしょう。これは基礎体力とはちょっと違って、ある種の技能なので、コツをうかめば、遠くまで投げることができそうでした。

結論は、もちろん個人差はありますが、総じて申し分なし、です。帰りには、馬の水飲み場で木登りをしたりして、園に戻りました。

 

スイートポテトで午後のお茶会

2021/11/01

子どもクッキングは食育活動の一つですが、年間を通じていろいろなことをやってきました。今日は芋掘りで掘ってきたさつまいもで、すいすい組(年長組)がスイートポテトを作りました。

その様子はクラスブログでご覧いただくとして、それを食べている時間の、みんなの幸せそうな顔といったら・・・

いつものおやつタイムが、子どもにたちによる、午後のお茶会のようでした。

 

文化の日に「ダンスのある風景」を〜青山・ののあおやま

2021/11/01

ダンサーで振り付けを教えている青木尚哉さんのダンスグループZer〇が主催するイベントが11月3日の文化の日にあります。

場所は青山です。お近くに機会がある方はどうぞ。

この企画は、青木さんが探求しているダンスと風景の関係。その大胆な実験的な試みと言えるかもしれません。

既存の考えに囚われない発想を、芸術から感じ取ってみませんか。

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