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2024年 1月

師匠は寺尾親方という理事長との交流

2024/01/24

ある保育園から理事長と園長が今日24日、いらっしゃった。この法人は、当園の開園1年目の「親子運動遊びの会」で、若手のお相撲さんを派遣してくれた保育園です。階段の壁に展示してある行事パネルでお馴染みの、あのお相撲さんです。その保育園と、今後どんな交流をするか話し合ったのです。楽しい時間になりました。

理事長は錣山部屋に所属していた元力士です。師匠は昨年12月に亡くなった寺尾親方です。阿炎(あび)が西前頭二枚目で活躍しています。当園の運動会に来てくださった葵は、序二段東19枚目です。今場所は勝ち越しを決めています。番付は「勝ち越し」というラインが合格です。相撲はスポーツではなく本来、神事ですから、日本的な精神性がいろんなところに垣間見られます。どこか保育と似ているところがあって、ただ強ければいいというのではなくて、勝つという結果よりも、そのプロセスや儀式性にその魅力があると思います。

さて、どんな交流になるかわかりませんが、何か形になるときがあると思いますので、その時はよろしくお願いします。

保育の展示会で見えてくる動向

2024/01/23

保育園や幼稚園などの施設設備や保育遊具を製作したり、販売したりしている保育業者はたくさんあって、その中にも大手や中堅や小企業があります。それぞれ得意分野があったり、専ら販売だけだったりする会社もあります。今日は夕方から蒲田まで出かけて、保育教材の展示会を見てきました。

和紙の折り紙から創業した福井に本社のあるこの会社は幼稚園に強く、自分で幼稚園を運営もしています。広い展示会場には、園庭用の大型遊具や室内や屋上でもおける運動セットなどが所狭しと並べられていました。それぞれの開発メーカーの担当者が詳しく説明してくれます。当園に足りないかもという点を、このような展示会で気づくこともあります。

また、展示会は毎年開かれているのですが、継続して見てくると、その変遷から新素材の登場や流行している遊具がわかったりします。手作り遊具だけではできないような「付加価値」のあるものが開発されているのですが、幼児教育の本質を考えていくと、「それは、そこまでお金をかけなくても、これででできるな」ということも結構多くて、結局は自分たちではできない施設設備などに関心が向きます。

当園の藤森理事長が提案して商品化になったものも多く、例えば園内や園庭の「ゾーニング」設計の思想や、動線のコンセプトなどから、STEM遊具セットまで、色々なものがありました。

1月23日昼食

2024/01/23

ごはん

納豆かき揚げ

切り干し大根煮もの

きのこの味噌汁

ゼリー

麦茶

お楽しみ会(幼児)を振り返る

2024/01/22

先日20日土曜日の「おたのしみ会」(幼児の部)を振り返ってみると、子どもたちの成長を実感できる当園らしいあり方だったのではないかと思います。

どこがそうなのかというと、その日のことだけではなく、それまでの間に、子どもたちが遊びの中で見つけたそれぞれの目的を打ち立てて、その実現のために連なっている課題を次々と達成してく過程があったこと。そのうえで当日の姿に至っているということが保護者のみなさんと共有できた、という実感があることです。しかも子どもの気持ちややりたいという願いがどうやったらかなえられるかを先生たちが一生懸命考えて支えていったこともうれしいのです。そのことは保護者のみなさんにも、十分に伝わったような気がします。

当日までの過程はつぶさに「保育ドキュメンテーション」で掲示して、子どもたちも保護者の方も、もちろん先生たちも共有して変化していきました。さきほどの目的の中には「自分たちの姿を保護者にみてほしい」ということが含まれているのですが、そこからフィードバックして、もっと良くしたいという動機が膨らんでいき、創意工夫がたくさん生まれていった過程が記録として残っています。最終的に達成感をもって課題が解決されていったことが嬉しくて、それを本人も保護者も一緒に目の当たりにしながら感じることができたことが、当園らしいと思えました。

子どもが遊びのなかでみつけていく目的のなかには、年長になるほど同じ目的意識が共有され、協同していいものにしたいという気持ちも強くなっていく様子もよくわかりました。

【わいわい組】

3歳の「コバヤシーヌの森」は、園内すべての空間をつかっておこなった「リアルかくれんぼ」で、魔女に隠された先生を王子や王女になった子どもたちが見つけ出すというものでしたが、それぞれの子どもたちがまさに遊びのなかで、「あそこかもしれない」という思い付きの中で、必死で探していました。

そして、ぞろぞろとチームで一緒に探している姿が可愛らしかったですよね。先生を見つけて脱出させてあげることができたときの弾けるような笑顔、笑顔。

【らんらん組】

4歳は朝の会の様子や公園へでかける散歩の様子を、パロディにした物語でした。ヨドバシカメラのテーマソングを聞きながら秋葉原駅を歩いていたら、ずらりと並んだ「ガチャガチャ」の列。

その中に「千代田せいがガチャ」をみつけて、園長先生に内緒でちょっとやってみたらカプセルのなかに「子どもたちのやりたいこと」が入っている、というファンタジックな物語設定でしたね。

楽器の演奏や歌、綱引き、大縄跳びなどを実際に披露してくれました。

【すいすい組】

5歳は夏の誕生会でやった「くれよんのくろくん」のペープサート。そのときは体調不良で数名参加できず、「やりたかった~」「もういっかいみんなでやりたい」との声もあったので、今回のおたのしみ会はもう一度、このお話を題材に行うことになりました。それが12月14日。

そこから年末年始をはさんで約1か月。その具体的な展開はすでにお伝えしてきたとおりです。それぞれの役割と全体の出来具合の両方を目的にできるようになった年長の協力しあう姿に、私たちは胸が熱くなってしまいましたね。

【協同性】

お楽しみ会(幼児)は、協同性の育ちのプロセスを見てもらうことにもなりました。余談ですが、協同性という概念が幼稚園の教育要領で登場するのは2008年(平成20年度)の改訂です。それまでの子どもの主体性を強調してきた幼稚園教育において、集団の躍動的な、ダイナミックな活動を組織化する視点も保育に加えようとしたそうです。そう解説する保育学用語辞典の説明をいかに引用しておきます。

「他者と一つの目標に向かって力を合わせ取り組む個人の行動傾向。協同そのものは、集団的なプロセスにおいて現れる。協同は自らの考えやこだわりなどの独自性を出しながら他者とかかわることであり、周囲にあわせる協調とは区別される。・・・「~したい」という子ども個人の思いが集団全体の目的に発展するなかで、協同は生じる。協同には話し合い、協力、自己主張、葛藤、折り合いなどさまざまな能力が必要とされる。そのため、協同的な遊びや学びのデザインが特に推奨されるのは5歳児保育においてであるが、5歳児において協同的な関係をつくるためには、4歳児きでの他児との葛藤経験や協同的経験に、保育者があせらず付き合っていくことが必要になる。(西田季里)」

「やりたい」をみんなで支える姿

2024/01/22

先日はお楽しみ会、ありがとうございました!わい・らん・すい、それぞれの年齢らしさ・カラーがあった発表だったのではないかと思います。子どもたちの育ちをより感じる日となり、担任としてもうるっとくるものがあった一日になりました。またお迎えの際等、語り合いましょう🎶

 

いちかちゃんは文字に興味がでてきて、最近は本を見ながら文字を言葉にしているのですが、今日の夕方も「あいうえお」の本を眺めていました。

ゆっくりゆっくり読み進めていました。

読めるようになっていることに喜びを感じているようにも見えたので、お集まりの時間になるところだったということもあり、ふと「お集まりでみんなの前で読んでみる〜?」と聞いてみると大きく首を「うん!」

今日は、かえでちゃんが紙芝居を読みたいと準備を始めていたのですが、「いいよ〜いっちゃ〜ん!」と、快く受け入れてくれました。

みんな優しく見守ります。

だんだんみんなが集まってきて、いっちゃんも「あ」と「い」のページだけ読む予定が、「う」もよむ。「え」もよむ。「お」もよむ。となり、あ行を全部読むことに!

どんどん増えていっても、みんなはあたたかく見守り読み終わると拍手〜!!わらす組の妹キャラ、いっちゃん..♡ みんな、ほんとうにあったかいです。

 

読み終わるとかえでちゃんの番です。

(かえでちゃんの番になっても横に座っていたからかな?)「いっちゃんも一緒に読む〜?」と誘うかえでちゃん。

台詞等、順番に読みながら進めていく紙芝居。

「きこえな〜い」と聞いている友だちに言われると、「もうすこし大きい声で言ってみよっか!」と優しく伝えるかえでちゃん。

つぎは、お膝の上にのりたい!そんな願いも叶えてあげるかえでちゃん。

膝にのせると、うまく紙芝居をめくれず落ちてしまいました。すると・・・

拾ってあげるけいじろうくん。

支えてあげるまりあちゃん。

そして、最後まで読み切りました〜!!

友だちのやりたいことを受け入れ、譲り合い、助け合い、支え合い、叶えてあげる。そんな素敵な姿に感動した帰りの会でした💐

「社会と共に子どもの睡眠を守る会」第2回イベント

2024/01/21

・・・あなたは子どもの睡眠を守るために 何ができるのか?【乳幼児編】

1月21日(日)こんなテーマのワークショップに参加してきました。主催は「社会と共に子どもの睡眠を守る会」ですが、登園の園医さんの「瀬川記念小児神経学クリニック」の星野恭子先生たちがつくった団体「子どもの早起きを進める会」から名称が昨年、変わりました。

https://www.hayaoki.jp/

当日までに事前に研修用の動画を視聴してから参加しました。事前学習(オンデマンド講座)は「『ねんねナビ』で知った今の乳・幼児の睡眠」 。講師は:大阪大学大学院連合小児発達学研究科 特任教授 谷池 雅子先生。

ねんねナビは、赤ちゃんに望ましい睡眠習慣が身につくように、生成AI技術も駆使して親にアドバイスするナビゲーションソフトです。実証実験でともて良い成果がでていました。日本は正しい睡眠知識の普及が不十分で、睡眠衛生指導ができる方が少ない中、このような新しい仕組みが活躍する領域はたくさんありそうです。

ワークショップに参加して思うのは「日本はまだまだ乳児の睡眠が軽ろんじられている」ということでした。多くの子どもたちが睡眠不足の状態にあるのです。保育園で午睡はせいぜい1時間ぐらいでしたが、今は夜の睡眠時間が足りていないので、それを補うかのように時間が長くなっています。

驚いたのは昭和初期の日本の子どもたちは、夕方5時ごろには夕食をとり、7時ごろには寝ていました。8時では「遅い」という感覚が、その頃までは普通だったのです。今のようにラジオもテレビもありませんし、夜は今のように夜更かしを促すような物も少なかったのでしょう。

今回は第二回目でしたが、昨年の第一回の動画タイトルを以下に、ご紹介しておきます。

睡眠負債は大人だけの問題ではなく、子どもに皺寄せがいっています。これをどうやって少しでも改善していくか。新たな気持ちで、できるところから取り組もうと思ったのでした。

1月18日昼食

2024/01/18

ドライカレー🍛

ほうれん草としらすのソテー

コンソメスープ

ヨーグルト

麦茶

 

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