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TEL

2024年 9月

9月9日昼食

2024/09/10

ごはん

鶏の塩麹やき

切り干し大根の煮物

小松菜の味噌汁🥬

キウイ

麦茶

赤ちゃんの探索活動の意味について

2024/09/09

乳児の遊びの姿について、少し説明しておきたいと思います。ちっち組(0歳児)の赤ちゃんたちは、畳のところからとなりの部屋へ移動するだけでも、新しい空間をみつけて探索活動が楽しそうです。9月9日(月)のドキュメンテーションに、そんな様子が描かれています。

「隙間をみつけて・・・」「Kちゃん、探索が止まりません」

はいはいができるようになってきて、いろんな場所をみつけては、そこに行ったり、その空間に入り込んでみたりすることは、どんな経験になっているのでしょう。いくつかの観点から、次のようなことが言えそうです。

まずは好奇心が現れていますよね。あそこはどうなっているんだろう、ちょっと行ってみたい。環境からの呼びかけに応じているということでありながら、そうやって始まる姿には、そういう強い動機が感じられます。自分の体を自由に動かせることに喜びを感じ、探索活動が活発に行われています。この写真のように、柱と壁の隙という未知の空間に入り込むことは、新しい感覚を体験していることになり、新鮮で楽しいのでしょう。

Kちゃんの発達にとっては、認知的な発達を促します。この場所はどうなっているのかな?自分は入れるかな?ここを通るのに、どのように体を動かすといいんだろう? このように思っているかどうかはわかりませんが、空間と自分とのかかわ方の試行錯誤を通して、因果関係の理解や自己調整力と呼んでいいものが培われいくことになるでしょう。

広い場所から隙間やトンネル、カーテンの陰など狭い空間に身を置くことで、壁やトンネルや布がすぐ目の前にある感覚を感じたり、たとえば、それは圧迫感とか、こちらとあちら、明暗のあるその先に開けている空間とか、自分が動くことで変化する視野の面白さとか、形や色彩が次々と変化するものの世界の刺激を感じているはずです。その変化の中に身を置くことで、自分から動くことで違って見えてくる景色が面白いのでしょう。それは大人が散歩して景色を楽しんだり、車でドライブを楽しむ感覚に近いかもしれません。

自分から何かを期待してやってみて、新しい世界に出会うことは、自主性の発揮を繰り返すことであり、それで自分が体験することは、自分で引き起こしたことから来ることに着目するなら自己効力感といっていいものを養っているといいかえることができるのでしょう。さらに、何かの期待からやってみて、やった!という印象や喜びを感じたり、達成感を感じるのかもしれません。それは成功体験にも似た自信を得ることにつながるでしょう。

また、その様子を近くにいる親が先生が笑顔で待っていてくれたりすると、一緒に楽しみを分かち合っている感じ、通じ合っている感じがしてきて、それを伝えたい、また見ていてほしい、見守っていて欲しいという関係が生まれていくように思えます。

赤ちゃんにとって、部屋や廊下や別の階など、いってみたいな、と思ってやり始める探索行動には、本人にとっては自分の世界が広がって、そこでさまざまなものや人との関わりと発見が生まれる面白い出来事になっているのでしょうね。

 

実習生と病児保育室を体験する

2024/09/08

6日木曜日に、実習生を「病児保育室」へ連れていき、そこの担当の保育士さんから、詳しく話を伺ってきました。そこに預けなければならない状況をどれくらい一般の方々が想像できているでしょう?

千代田せいが保育園にも病児保育室があれば良いのですが、病院との連携が必須なので、また、敷地も足りず難しい。もう少し近くにあれば良いのですが。働き方改革が望まれても、どうしても仕事を休めない時はあります。子どもが病気になるのは急なので予定が立たない、また予約ができたとしても、本当に当日利用できるかどうかがその日にならないとわからない、そういうこともあります。

子育て中に仕事の両立の中で、親がどれくらい追い詰められてしまうことがあるかを、私たちは本当に実感をもって理解できているか?そんなことを改めて思いめぐらす時間になりました。

やっぱり楽しかった水遊び

2024/09/07

屋上にプールがあることで、こんなに暑い夏も、水遊びをしながら楽しく過ごすことができました。屋上のプールも一旦おしまいになります。昨日6日(金)プール納めをしました。

最後はどんなことのしたいのか?やり残した事は?水鉄砲ごっこを見ていると、私もかけられました。園長先生にはかけちゃだめだよ、と言う先生の声がしたと思ったら、見事に当てられました^_^

早く終わらないかと暑すぎる夏を恨んでいましたが、こんな楽しい水遊びも、終わってしまうのかと思うと、やはり寂しいものですね。

「探究」を探究し始めた先生たち

2024/09/06

今週3日(火)の夜、青木尚哉さんを講師にして、先生たちが集まってダンスの探究を語り合ったのですが、その後も探究について先生たちの探究が続いています。その一端を1歳児の担任をしている先生が次のようなクラスブログを昨日5日に書いているので、皆さんにもご紹介します。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・

「探究心の芽」のやってみたい!

いま、園では、にこにこ組(2歳)やわらす組(345歳)を中心に食育やダンスといった活動を、子どもたちの「探究」という姿をテーマに、展開し始めています。 「探究」は、一人ひとりの子の中で起きている心の動きや感覚なのかな?と思うと、その言葉が指す核心的な子どもたちの姿を捉えようとするのは、なかなか難しい部分でもあるなぁ、とも感じるのですが、先日 職員同士で、そのことについて話し合う機会がありました。

その中で、「”もう一回!”と繰り返しやってみようとする姿」も、ひとつの探究という姿の表れではないかという話がありました。例えば、ダンスの時間に、「もう一回!」と何度も挑戦していくなかで、ちょっとずつ自分なりの工夫を入れたり、その子なりの色々な方法を試したり。楽しい、面白い、と感じた先に、すこし工夫したり考えたり試したりしながら取り組んでみるプロセスがあるようです。

子どもたちは、そうした「探究」を無意識に身体感覚でやっていくけれど、大人はどうしても頭で考えてしまう…という話も印象的でした。

・・・さて、ちっちぐんぐん(0歳1歳)の子どもたちに目を向けてみると、ひとつのテーマや活動の中での「探究」を捉えるのはなかなか難しく感じてしまうのですが、少し角度を変えて見てみると、ちっちぐんぐんの子どもたちの日常は、むしろたくさんの小さな”探究の芽”で溢れているように感じます。

あるひとつのものごとやテーマを継続的に突き詰めていくような姿はまだなかなか見られないかもしれないけれど、小さい子どもたちの生活は、むしろ、探究心の芽吹きの連続なのではないかな?と思うほど、見てみたい!やってみたい!試してみたい!もういっかい!の意欲で満ち溢れています。

 

◼︎モノとのかかわり

Sくんは、大人とギターで遊んでいるうち、ふと あることに気付きました。それは、ちからいっぱいはじくと、弦が振動すること。

最初はジャーン!と音が鳴るのが面白くて、弦を鳴らしてはケラケラ笑っていたのですが、ある瞬間にガラリと表情が変わって、弦の動きに注目し始めます。数回、弾いては眺め、弾いては眺め…。弦の揺れをじっと確認しながら、振動が止まると「…ない!(動きが止まった!)」と教えてくれました。

 

Sくんが実際に 見て、触れて、試して…を体験したからこそ発見できた面白さだったと思います。

 

◼︎生活の中でのやってみたい! Rちゃんは最近、ズボンを自分で履いてみようとする姿が見られます。まだ、自分で足を入れるところも難しそうですが、やってみようという意欲が素敵です!

 

 

ちょっと手伝うと、できる部分は、自分でトライ。こうして、実際にやってみようと挑戦する中で、試行錯誤しながら自分の身体を知り、コツを掴み、徐々にうまくできるようになっていくのでしょう…♪ そして、最近、幼児食へ移行したTちゃんとMちゃん。ぐんぐんさんの姿を見ていたからか、おやつ後の下膳に挑戦です。

(となりには、いつのまにかすっかりお手本のようなHくん。)

Mちゃん、おもわず、『できた!パチパチ〜!』と喜びの拍手!

 こうしてまわりのお友だちや身近な人の存在が刺激になって、同じようにやってみよう!やってみたい!という姿が引き出されることもあるのかもしれません。  

Kくんも、この日、食後にトレーを運ぼうと両手で持って立ち上がります。教えたこともないのですが、どこかで覚えたのか、自分でお片付けしてみようと思いついたようです。

 (後ろから応援するNちゃんもかわいいです…)

先生にちょっとお手伝いしてもらい、そのまま調理の鈴木先生のもとへ^^ 子どもの「やってみよう」の気持ちや姿を、良い塩梅で 支えたりフォローしたり見守ったりするのも、大人の役割かもしれません…!

 

◼︎お友だちと一緒に Wちゃんは、最近、先生の真似っこ遊びが好きです。

この日は、ビーズのついた板状の玩具をウクレレ?ギター?に見立ててかき鳴らしながら、「おてては ぱー、さんはいっ…」と歌を歌っていました。それを見た Lちゃんも同じ玩具を持ってきて隣で同じようにやってみます。

先日は、絵本の読み聞かせをしているような真似っこ遊びもしていて、びっくりしました。 Wちゃんはいつも気に入った歌や絵本を「もういっかい!」と何度も何度もリクエストしていますが、そうしてちょっとずつ自分の中に落とし込んで、再現しているようです。 いつのまにか、歌えるようになっていたり、絵本のセリフを覚えていたり…。子どもたちの「もういっかい」はすごいですね。 ・・・最近のようすをご紹介しました。

「探究」というテーマを考えるとまだまだ私たち自身、これから学んで深めていかないといけないな、と感じるのですが、子どもたちの姿をよく観察したり読み取ってみたりする中で 感じること・考えることは日々たくさんあります。 ほかにも、ここでは紹介しきれない それぞれの子どもたちのさまざまな姿がありますが、ぜひ、パパママ保育士体験なども通して実感しにいらしてください!

9月6日昼食

2024/09/06

マーボ丼

中華サラダ

野菜スープ

バナナ🍌

麦茶

千代田せいが保育園の「防災マニュアル」について(令和6年度)

2024/09/06

全ての災害、水害、大地震についての保育園の行動マニュアルです。

それぞれの災害に対して、どのように行動したらいいのかを説明しています。

●火事などでの避難先は「いずみこども園」、水害の場合は「神田さくら館」(千代田小学校)です。

 

(1)全ての災害に関する行動マニュアル

全発災 行動マニュアル(保護者向け)令和4年度ver5

 

(2)神田川や荒川が氾濫しそうなときの行動マニュアル

水害 行動マニュアル(保護者向け)令和4年度

(参考)荒川が氾濫したときの浸水地域ハザードマップ

http://www.city.chiyoda.lg.jp/koho/kurashi/bosai/suigai/documents/arakawa-hazard.pdf

 

(3)大地震が発生したときの行動マニュアル

大地震 行動マニュアル(保護者向け)令和3年度

 

*ホームページのカテゴリー「防災」に掲載しています。

探究の芽の”やってみたい!”

2024/09/05

いま、園では(にこにこ組やわらす組を中心に)食育やダンスといった活動を、子どもたちの「探究」という姿をテーマに、展開し始めています。
「探究」は、一人ひとりの子の中で起きている心の動きや感覚なのかな?と思うと、その言葉が指す核心的な子どもたちの姿を捉えようとするのは、なかなか難しい部分でもあるなぁとも感じるのですが、先日 職員同士で、そのことについて話し合う機会がありました。
その中で、「”もう一回!”と繰り返しやってみようとする姿」も、ひとつの探究という姿の表れではないかという話がありました。例えば、ダンスの時間に、「もう一回!」と何度も挑戦していくなかで、ちょっとずつ自分なりの工夫を入れたり、その子なりの色々な方法を試したり。楽しい、面白い、と感じた先に、すこし工夫したり考えたり試したりしながら取り組んでみるプロセスがあるようです。
子どもたちは、そうした「探究」を無意識に身体感覚でやっていくけれど、大人はどうしても頭で考えてしまう…という話も印象的でした。

・・・さて、ちっちぐんぐんの子どもたちに目を向けてみると、ひとつのテーマや活動の中での「探究」を捉えるのはなかなか難しく感じてしまうのですが、少し角度を変えて見てみると、ちっちぐんぐんの子どもたちの日常は、むしろたくさんの小さな”探究の芽”で溢れているように感じます。
あるひとつのものごとやテーマを継続的に突き詰めていくような姿はまだなかなか見られないかもしれないけれど、小さい子どもたちの生活は、むしろ、探究心の芽吹きの連続なのではないかな?と思うほど、見てみたい!やってみたい!試してみたい!もういっかい!の意欲で満ち溢れています。

◼︎モノとのかかわり
しょうたくんは、大人とギターで遊んでいるうち、ふと あることに気付きました。それは、ちからいっぱいはじくと、弦が振動すること。

最初はジャーン!と音が鳴るのが面白くて、弦を鳴らしてはケラケラ笑っていたのですが、ある瞬間にガラリと表情が変わって、弦の動きに注目し始めます。数回、弾いては眺め、弾いては眺め…。弦の揺れをじっと確認しながら、振動が止まると「…ない!(動きが止まった!)」と教えてくれました。

 


しょうたくんが実際に 見て、触れて、試して…を体験したからこそ発見できた面白さだったと思います。

◼︎生活の中でのやってみたい!
りのちゃんは最近、ズボンを自分で履いてみようとする姿が見られます。まだ、自分で足を入れるところも難しそうですが、やってみようという意欲が素敵です!


ちょっと手伝うと、できる部分は、自分でトライ。こうして、実際にやってみようと挑戦する中で、試行錯誤しながら自分の身体を知り、コツを掴み、徐々にうまくできるようになっていくのでしょう…♪

そして、最近、幼児食へ移行した つむぎちゃんとみちるちゃん。ぐんぐんさんの姿を見ていたからか、おやつ後の下膳に挑戦です。

(となりには、いつのまにかすっかりお手本のようなはるちかくん。)

みちるちゃん、おもわず、『できた!パチパチ〜!』と喜びの拍手!


こうしてまわりのお友だちや身近な人の存在が刺激になって、同じようにやってみよう!やってみたい!という姿が引き出されることもあるのかもしれません。

 

かなでくんも、この日、食後にトレーを運ぼうと両手で持って立ち上がります。教えたこともないのですが、どこかで覚えたのか、自分でお片付けしてみようと思いついたようです。

(後ろから応援するなぎさちゃんもかわいいです…)


先生にちょっとお手伝いしてもらい、そのまま調理の鈴木先生のもとへ^^
子どもの「やってみよう」の気持ちや姿を、良い塩梅で 支えたりフォローしたり見守ったりするのも、大人の役割かもしれません…!

◼︎お友だちと一緒に
わかちゃんは、最近、先生の真似っこ遊びが好きです。


この日は、ビーズのついた板状の玩具をウクレレ?ギター?に見立ててかき鳴らしながら、「おてては ぱー、さんはいっ…」と歌を歌っていました。それを見た りなちゃんも同じ玩具を持ってきて隣で同じようにやってみます。

先日は、絵本の読み聞かせをしているような真似っこ遊びもしていて、びっくりしました。
わかちゃんはいつも気に入った歌や絵本を「もういっかい!」と何度も何度もリクエストしていますが、そうしてちょっとずつ自分の中に落とし込んで、再現しているようです。
いつのまにか、歌えるようになっていたり、絵本のセリフを覚えていたり…。子どもたちの「もういっかい」はすごいですね。


・・・最近のようすをご紹介しました。
「探究」というテーマを考えるとまだまだ私たち自身、これから学んで深めていかないといけないな、と感じるのですが、子どもたちの姿をよく観察したり読み取ってみたりする中で 感じること・考えることは日々たくさんあります。
ほかにも、ここでは紹介しきれない それぞれの子どもたちのさまざまな姿がありますが、ぜひ、パパママ保育士体験なども通して実感しにいらしてください!

子ども理解を深めていくプロセスを共に歩む

2024/09/05

今週から保育士養成校(大学)の保育実習生(3年生)が来ています。当園は実習1に続き、2回目になります。本人と話し合って幼児クラスに連続して入ります。今日で4日目だったのですが、毎日、昨日の実習日誌を読んで、コメントを書き、その補足と今日の実習を振り返っての話をしています。2回目なので、前回来た時よりも子どもたちがいろんな意味で成長しており、その変化に驚きながら、子どもとの関わりを深めています。

子ども理解をテーマとした話が連日続いています。昨日はある子どもとの信頼関係ができてきた経緯の中で見えてきた姿を共有しました。そこには「心の交流」があって「それはあなたとしか通わせることができなかった、かけがえのないもの」ということを伝えました。そして「そういう意味で、他の先生たちと対等なんですよ」とも。

その話を昨日したこともあって、今日の日誌には自分と担任との姿の捉え方の違いに気づいたエピソードが出てきました。明日でプールでの遊びも終わるのですが、それを選ばなかったRくんに姿について実習生は最初「プールは苦手、あまり好きではないのかと思った」そうです。ところが違っていました。担任がその姿に気づいて声をかけると、嬉しそうに入りに行ったのだそうです。何があったのか?

日誌にはこうあります。「・・・全然そんなことなく、本当はプールに入るし、好きだけど水が顔にかかることが好きではないと」と先生が「聞き出して最終的にプールに行かせることができて凄いと思った」そうです。「ピアノを弾いている後ろ姿が少し悲しそうに見えたため、仲のいい友だちが(プールに)参加し、自分だけ残ってしまっていたことが嫌だったのかなと考えた。それを自分からは言えないため、先生に気づけてもらえて嬉しかったのではないかと考えた」とあります。

その子と先生の対話にいたく感動したらしく「本当は入りたかったという気持ちが見えていなかった」と振り返り、どうして声をかけたのかと先生に聞くと「R君は前楽しそうに入っていたため何かが不満でやりたくないと思うので、その場合は一応声をかけて何故やりたくないかを聞く」との返事だったそうで、実習生は「日々の保育をして、その子の特性や言動を見ていなければ気づくことができないと思った」と書いています。

ここはよく出てくる「子ども理解」の二つ目です。さて、これからもう少し深い世界に入っていくとになりそうです。

(余談ですが、この大学とは紙のやりとりはなくなり、全て日誌はオンラインです。これは双方ともにスムーズで、職員間での共有もしやすくなりました)

 

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